ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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    思い出のレコ屋
    今月のレココレに芽瑠璃堂復活!という広告が載っていてオドロキました。よく見るとネット専門店としてのオープンで、残念ながら吉祥寺や渋谷に復活!というわけではありませんでした。芽瑠璃の渋谷店はワタシがいろんなブルース、ソウルのレコを仕入れた、いわば「最もお世話になったレコ屋」ですが、「最も思い出深いレコ屋」となれば、青梅にあるマイナー堂です。
    1986年、社会人1年目だったワタシは京浜東北線で大宮の一駅手前の与野に住んでおりました。卒業旅行のローン返済などで可処分所得がとても少なく、給料が出ると1万円をニギリしめてレコを買いに行き、その後は次の給料日までじっとしているという日々を送っておりました。そんな毎日の転機となったのがその年の12月に出た鈴木啓志の「R&B、ソウルの世界」という本に載ったP-Vineの広告。その広告にはP-Vineレコ取扱店一覧が掲載されており、ワタシは廃盤を求めて関東・甲信越にあるそれらの店への遠征を開始したのです。水戸、川越、所沢、宇都宮、飯能、高崎、前橋、足利、等々片っ端から行きました。そんな中ブチ当った金脈が青梅のマイナー堂です。
    青梅は与野から遠いです。まず京浜東北で南浦和に出て、武蔵野線で西国分寺へ。そこから中央線で立川に行って青梅線に乗り換え。青梅に到着するまで片道2時間近く、当時、片道いくらの電車料金がかかったのか覚えていませんが今なら890円します。駅に着いてからは、いつものように直感でレコ屋のありそうな方向に歩き出します。駅から徒歩3分ほどの青梅街道沿いに目指す小さなお店がポツンとありました。P-Vineコーナーをチェックした時の衝撃たるや、田村信の傑作マンガ「できんボーイ」のように「チュドーーン」と音がしたほど。次から次へと出てくる廃盤に大コーフン。現金の持ち合わせが少なかったもののクレジットカードがあるからいいや、と思っていたらなんとこの店はカード不可!大遠征して発見した宝の山を目の前にして1枚しか買えずに2時間かけて帰りました。翌週末にまた行こうと思ったものの、それまでにあのレコが売れてしまったら...と思うと居ても立ってもいられず、取り置き依頼の電話をしました。廃盤になるまで売れ残っていたLPがその週に売れることはまず無いのですが...翌週また2時間かけて行ったことは言うまでもありません。ネットで調べたらこのお店は今も健在でした。良かった良かった。
    しかしこのお店に関するエピソードとしては、その後の「青梅残酷物語」を紹介しないわけにはいきません。個人情報保護の観点から、実名は出さず仮にM氏とその彼女K子ちゃんとしましょう。「青梅に廃盤ドッサリのレコ屋あり」との情報を得たM氏は早速「たまにはドライブで青梅に梅でも見に行くか」とK子ちゃんを誘いました。珍しく優しい言葉をかけられたK子ちゃんは哀れにもその言葉を信じて誘いに乗ってしまったのです。果たして車をお店に横付けしたM氏。さんざんレコチェックをした後、梅を見るのに良い場所がないか店員さんに尋ねたところ、「え〜、あんた待たせてる人いるの?だってさっきから1時間くらいレコ見てたじゃない!」と驚かれ、さらにその後、梅を見に行ったもののレコにお金を使い果たしてしまってメシも食えなかったそうな....おしまい。
    | | レコ買い道 | 22:34 | comments(5) | - | - |
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      LPレコード高速チェック技
      「LPレコード高速チェック技」についてMFCのHPで少し触れたついでに、この辺のことを少しご紹介しましょう。
      「LPレコード高速チェック技」とはエサ箱の奥から1枚ずつ順番にLPを持ち上げて、一瞬で欲しいレコかどうかを判断してストンと落とし、次のLPに移っていく技なのはみなさんご想像のとおりです。持ち上げたLPをそのまま真下に落とすだけだとジャケが底抜けしてしまうので、チェックの際の大きなストン、ストン音禁止と張り紙してあるお店もあります。なので落とす時には少し奥に押すように力を加えてレコが斜めに滑り落ちるようにして落下時の衝撃を和らげるのがマナーです。水泳の飛び込み競技では着水時に水しぶきが上がらないほど高得点になりますが、レコチェックにおけるストン音は飛び込みの水しぶきに相当すると言えば分かりやすいでしょう。落とした時に「スコン、スコン」と音がするのは、エサ箱の底面の木とぶつかっている音なのでアウト。「ストン、ストン」が高得点の音です。
      ワタシがレコチェックの高速化に研鑚を積んでいた頃は、多分ピーク時で分速120枚くらいのペースだったのではないでしょうか・・・もちろん1つのエサ箱に入るLPは40〜50枚くらいなので、1分間続けて高速手首運動をするわけではありませんが。一度だけ、滑り止め付きの軍手を着用してこの高速チェック技を繰り出しているプロを目撃したことがあります。これを見た時は「負けた!」と思ったのですが、滑り止め付き軍手がその後普及しなかった事実から推測するに、LPを持ち上げる時のグリップ感は良いものの、落とす時に手離れしにくいという問題があるのでしょう。
      チェックスピードを速くするのに最も重要なのは手首のスナップではありません。どれだけわずかしかLPを上に持ち上げないか、つまり、欲しいレコかどうかを判断するために見るジャケ面積をどれだけ減らせるか、ということです。大量のレコを繰り返し見続ける内にジャケデザインがだんだん頭に入って来るのでジャケの一部を見ただけで何のレコか判断が付くようになります。私の場合ですと、最近の持ち上げ幅は5cmくらいでしょうか。しかし実際のところ、最近は一枚ずつレコを持ち上げてチェックするのは面倒なのであまりやりません。ではどうしているかというと、エサ箱を上から見てオビの付いているLPだけをチェックします。もうオビ付きしか買わないという方針にした結果、チェックしなければならないレコが減ってぐっと楽になりました。ただオビが付いているLPを全て1枚ずつ取り出して見るわけではありません。オビのてっぺん部分の色やデザインでレコ会社やレーベルの判断をしてチェック対象を絞り込みます。B級フュージョンのLPを求めてジャズのコーナーを見ることが多いのですが、オビのてっぺんを見れば探している分野のLPかそうでないかが大体わかるようになりました。
      今後はたまにはこのようなレコ買いにまつわるエピソードも書くようにしたいと思います。
      | | レコ買い道 | 19:59 | comments(3) | - | - |
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