レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Elton John / Complete Thom Bell Sessions

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エルトンが1977年8月にトム・ベルをプロデューサに迎えてフィラデルフィア録音した全6曲。しかし陽の目を浴びたのは(4)(5)(6)の3曲がようやく79年にEPでリリースされたのみで、残り3曲を含む全貌がCD化されたのは89年になってのことだった。(1)「Nice And Slow」(2)「Country Love Song」からして100%フィリー・サウンド。ピアノ弾き語りで始まる(3)「Shine On Through」は最もエルトンらしいバラードだが、後半のリフレインでゴスペル的になる。(4)「Mama Can't Buy You Love」はポップ9位・R&B36位のヒットだけあって最もポップなメロディー。(5)「Are You Ready For Love」はスピナーズをコーラスに迎え、そのリード・ヴォーカルであるジョン・エドワーズがカウンター・ヴォーカルで活躍する、本アルバムでベストのフィリー・ナンバー。(6)「Three Way Love Affair」も少し泣きの入ったメロディーラインが素晴らしい。ボーカルがエルトンだから、力強いバリトンもスムーズなファルセットも無いが、フィリー・ソウル・ファンにとっては→★★★★★

2019.7.7 アマゾン 輸入新品 947円

| ノガッチ | スウィートソウル | comments(0) | - |
スペース・サーカス/ファンタスティック・アライヴァル

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レコダイで何度も採り上げているスペース・サーカス。このセカンドは2017年にオビ無しを850円で入手し、2018年4月のレコダイに「セカンドのオビを求めて、アナログ探しの旅は続く」と書いたが、遂にオビ付きを見つけたので少しお値段高めだったが購入した。つまりオビを1,130円を買ったことになるが、「未知の力と永遠の謎を秘めて果てしない宇宙より今帰還せり超高速音楽集団スペース・サーカス」とまで言うオビだから入手せずにいられない。

ちなみにこのLPは2度手放して、買うのは今回で3度目。CDも買ったから4度目というべきか。それというのも1980年、高校3年の時にリアルタイムで買ったLPを手放さなければこんな事にならなかったのだが、その時にはこの異形のプログレ・フュージョン名盤の真の価値に気付かなかった。その異形ぶりはA-1「ヘヴィー・デューティ・スペース・ドラゴン」の単にキメとリフを繋げただけ、という曲構成に最も顕著だが、そんな中、B-2「アルカディア」だけはメロディーラインも美しい名曲だ。過去にアップしたコメントは以下のリンクをご覧ください。
http://recodai.jugem.jp/?eid=931
http://recodai.jugem.jp/?eid=541
★★★★★
2019.7.21 新宿ユニオン 中古LP 1,980円

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野獣王国/パワー・ジャングル

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97年インディーズからリリースした『野獣王国LIVE』を経て、98年のメジャーデビュー作。是方博邦(g)難波弘之(key)鳴瀬善博(b)東原力哉(ds)と、「野獣」の名にふさわしいメンツ。ベスト曲はナルチョ作の(6)「SAVANNA RUN」でベースソロとドラムソロ有り。(9)「SUKIYAKI」はあの有名曲のカバーだが、もはやパンクと言えるほどに野獣らしさが出たアレンジ。悪くないアルバムだが、なにせ『野獣王国LIVE』が素晴らしかったので、まずはそちらを聴くことをオススメする。★★★★
2019.7.14 渋谷ユニオン 国内中古 800円

| ノガッチ | J-FUSION | comments(0) | - |
ニール・ヤング/孤独の旅路

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アルバム『プレイリーウィンド』発売後の2005年8月に、ナッシュビルのカントリーの殿堂と言われるライマン・オーディトリアムで2日間に渡ったコンサートを映画化したもの。監督は「羊達の沈黙」のジョナサン・デミ。ベン・キース(steel g)スプーナー・オールダム(key)を含むバックバンドに加えて、奥様のペギー・ヤングとエミルー・ハリスを含む女性コーラス3人と男性コーラス3人、3管のメンフィス・ホーンズ、フィスク大学ジュビリー・シンガーズ、ナッシュヴィル・ストリング・マシーンと総勢30余名が出演。この時58歳のエミルー・ハリスは美魔女状態で超セクシー(©小泉進次郎)。最大の聴きものはニールがピアノを弾きながら歌う「It's a Dream」で、ストリングスも入った感動的なバラード。ラス前2曲はなんど7人がアコースティックギターを抱えて並ぶ。エンドロールはリハーサルでニールが一人で弾き語る「The Old Laughing Lady」でこれまた感動的。ニールは全編アコーステイックギター(とバンジョー)をプレイし、エレキは弾かない。ニールの大ファンにとってはタマらないDVDだろうが、ワタシにはちょっと地味だった。104分。★★★★
2019.4.24 アマゾン 国内新品DVD 832円 46%引き

| ノガッチ | シンガーソングライター | comments(0) | - |
ホット・ツナ/ニューオリンズハウスのホットツナ+5

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ジェファーソン・エアプレーンのヨーマ・コウコネン(ac-g,vo)とジャック・キャサディ(el-b)が、課外活動の場として発足させたプロジェクト、ホット・ツナ。これは彼らのデビュー作で、69年9月、バークレーにあるクラブ「ニューオーリンズ・カフェ」でのライヴ録音(70年発表)。全編アコースティックで、いくつかの曲にウィル・スカーレット(harp)が加わる。曲はレヴァレンド・ゲイリー・デイヴィス、リロイ・カー、ジェリー・ロール・モートンなど戦前ブルース/ラグタイムのカヴァーを中心に、ヨーマのオリジナル曲を含む。まずは冒頭(1)「ヘジテイション・ブルース」(2)「ハウ・ロング・ブルース」(3)「アンクル・サム・ブルース」のブルース3連発。ヨーマのギター・テクニックが素晴らしく、特に(1)の途中でテンポが倍速になった所が圧巻だ。(5)「デス・ドント・ハヴ・ノー・マーシー」ではキャサディのベースがリード・ベースと言えるほどに活躍する。(6)「ノウ・ユー・ライダー」と(9)「ニュー・ソング」はカッコ良いロック。(10)「マンズ・フェイト」は他の曲と少し違って、スパニッシュみたいな(?)インスト。こんなブルース/ラグタイム中心のアルバムが全米30位まで上昇したとはオドロキだ。★★★★★
2019.6.8 アマゾン 国内新品 641円 41%引き

| ノガッチ | ルーツ・ロック | comments(0) | - |
ピーター・ガブリエル/シークレット・ワールド・ライヴ

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ワタシがピーガブについて知っている事といえば、元ジェネシスのボーカリストで演劇的な要素を好んで奇怪な衣装を着たりして、ソロになってからはワールドミュージックを広く紹介した、という程度で、ソロアルバムの1枚も持っていないが、このDVDはカスタマーレビューで絶賛されていて値段も安かったので買ってみた。これは1992年リリースのアルバム『Us』に伴うツアーより、1993年11月イタリア公演を収録したもので、映像・音声をリストア/リマスターして2012年に出し直されたもの。
買って大正解!このライブはスゴイ!さすが96年にグラミー最優秀長編音楽映画賞を受賞しただけある。本人は舞台下からせり上がってくる電話ボックスに入って登場するわ、木は生えてくるわ、筏を漕ぐわ、巨大モニター画面は回転するわ、メンバーは引田天功みたいにスーツケースに入っていなくなるわ、天井からドームの屋根状の覆いが降りてくるわ、その覆いが上がるとさっき退場したメンバーが勢ぞろいしているわ、と演劇的要素もふんだんに取り入れらた一大スペクタクルショー。ボーカル・パートナーのポーラ・コール(女性)はパワーには欠けるが、クラシカルなたたずまいの上品さが良く、97年にグラミー最優秀新人賞を受賞する。ベースはトニー・レヴィンで、ピーガブと揃ってステップを踏んだり意外とヒョーキン者だ。ドラムのマヌ・カッチェがサイコーで、思わずアマゾンで彼のソロ・アルバムを探して注文してしまった。ラストの(13)「Secret World」(14)「Don't Give Up」(15)「In Your Eyes」3曲は多幸感に溢れ、これぞ「大団円」というエンディングを迎える。ボーナス映像では巨大なステージの組み立てから解体までを早送りで見せる"Time Lapse"と舞台裏の様子が見もの。102分+ボーナス映像36分。★★★★★
2019.7.16 タワーオンライン 新品DVD 735円 82%引き

| ノガッチ | ロック | comments(0) | - |
Bruford / BBC Rock Goes To College

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BBCで放映された1979年3月オックスフォード工科大学でのライブで全8曲42分。ジャズロックの大名盤『ワン・オブ・ア・カインド』をレコーディング中だった時期で、メンバーはビル・ブラッフォード(ds)アラン・ホールズワース(g)ジェフ・バーリン(b)デイヴ・スチュワート(key)に2曲でアネット・ピーコック(vo)が加わる。カメラアングルや音のバランスは決して最良とは言えないものの、映像が残っていたということだけで大感激。『ワン・オブ〜』のベストチューン「Hell's Bells」が入っていないのは残念だが、「The Sahara of Snow」が聴けるのがウレシイ。しかしフリー・ジャズ〜アバンギャルド系のアネット・ピーコックは音程も声量も???な「歌」というよりも殆ど「語り」で、正直、彼女の参加は要らなかったなあ。★★★★★
2019.5.18 渋谷レコファン 輸入中古DVD 1,912円

| ノガッチ | プログレ・ジャズロック | comments(0) | - |
ジェームズ・ブラウン/ジェームス・ブラウン・トーキョー・ライヴ

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1979年の来日ライヴで、LPでは2枚組だった72分。アマゾンの英語で書かれたカスタマー・レビューは五つ星がズラリと並んでいる。ワタシはこの時期のJBが最も好き。曲毎に聞かれる拍手は日本人らしいお行儀の良いものだが、実際の会場は一曲目の(2)「トゥー・ファンキー・イン・ヒア」からステージに人が詰めかけて盛り上がっていたそうだ。ワタシが学生時代に演ったことがある(4)「ゲット・アップ・オファ・ザット・シング」はイントロもカッコよく、ワタシがJBで最も好きな曲のひとつ。バラードの(7)「トライ・ミー」で小休止した後は、ブレイクでのコール&レスポンスを挟んで10分を越す(8)「セックス・マシーン」。一番カッコいいのが72年のR&Bチャート1位のヒット曲(10)「ゲット・オン・ザ・グッド・フット」で、この曲を始め、ライヴ全編でジミー・ノーランのリズム・ギターが堪能できる。またベースのアグレッシブなプレイがバックバンドJB'sの要になっている印象だ。最高。★★★★★
2019.6.8 アマゾン 紙ジャケSHMCD 807円 72%引き

| ノガッチ | ファンク・ディスコ・ダンス | comments(0) | - |
ブレンダ・ラッセル/ラヴ・ライフ

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ソングライターとしても活躍した女性R&Bシンガーが1981年にリリースした2作目。バックはジェフ・ポーカロ(ds)エイブ・ラボリエル(b)ニール・ラーセン(key)ディーン・パークス(g)が固め、曲によってスティーヴ・ルカサー(g)バジー・フェイトン(g)ドン・グルーシン(key)などが参加するという豪華版。ルカサーは標題曲の(1)と(5)「センシティブ・マン」で短いソロを弾き、(10)「サンキュー」ではフェイトンとソロを弾き合うというタマらない場面もある。曲は全てブレンダのペンによるもので、捨て曲無しだが、中でも(4)「ラッキー」がベスト・チューン。さらにバックの演奏が素晴らしく、特にポーカロのドラミングが全編聴き物で、デヴィッド・フォスター的なミディアム・ファンクの(6)「ミステリアス」はポーカロのベスト・プレイの一つに挙げても良いのではないだろうか。また(1)や(4)でのパークスのリズム・ギターも聴き逃がせない。★★★★
2019.5.5 アマゾン 国内新品 753円 30%引き
 

| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
山岸潤史/オール・ザ・セイム

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元ウェスト・ロード〜ソー・バッド・レビューの名ギタリスト山岸潤史が1980年にリリースしたセカンド・ソロ・アルバム。バックは難波弘之(key)村上秀一(ds)鳴瀬喜博(b)岡井大二(ds)などで英ジャズロックのゲイリー・ボイル(g)も前作に引き続き参加。前年のファーストに比べれば音が整理されたものの、未だに焦点が絞れていない。山岸はサービス精神が旺盛なのだろう、一つの曲の中にいろいろなことを盛り込んで収拾がつかなくなっているように思える。特にオープニングの「モア・コルクスクリュー」は統一感の無いテーマに始まり、ドシャメシャに展開していき、ティンパニソロに至っては失笑ものだ。本人は本来ブルースの人なので、ジョニー・ギター・ワトソンの(4)「カッティン・イン」で気持ちよくボーカルを取っているが発音が悪い。当時の有能なミュージシャンが寄り集まって、単にテク自慢に終わった印象のアルバムだ。山岸自身にプロデユースを務めさせるべきではなかったのでは?★★
2019.5.24 HMV 国内新品HQCD 1,282円 50%引き

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