レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Linda Ronstadt / Live in Hollywood

JUGEMテーマ:音楽

1980年4月24日、TV番組用に行われたスタジオ・ライヴのCD化。意外なことにこれがリンダにとって初の公式ライヴ・アルバムで、リンダ本人が選んだ全12曲。バックは、ダン・ダグモア(g,pedal steel)ケニー・エドワーズ(g)ダニー・コーチマー(g)ラス・カンケル(ds)ボブ・グラウブ(b)ビル・ペイン(key)ウェンディ・ウォルドマン(cho)ピーター・アッシャー(cho)と万全の体制。このライヴ直前にリリースされたばかりのアルバム『MAD LOVE』収録の「I Can't Let Go」でスタートし、「It's So Easy」にリトル・フィートの「Willin'」と畳みかけ、「Blue Bayou」「Poor Poor Pitiful Me」「Hurt So Bad」といったバラエティ豊かなヒット曲を経て、リンダ唯一の全米No.1シングル「You're Not Good」の6分間にも及ぶヴァージョンに至る。最後は「How Do I Make You」と「Back In The USA」のロックンロール2連発で盛り上げて、イーグルスの名バラード「Desperado」のアンコールで閉幕。★★★★
2019.3.8 HMV 輸入新品 1,231円

| ノガッチ | ウェストコーストロック | comments(0) | - |
ポンタ村上/驚異のパーカッション・サウンド!!

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村上“ポンタ”秀一が、1976年に深町純のプロデュースで作り上げた初のリーダー作。演奏はポンタと深町(synth)の二人のみで、1曲のみ高水健司(b)が参加している。ポンタの多彩なドラミングが満喫できるアルバムと言えばまあその通りなのだが、いくつかの曲はポンタ一人の演奏をサウンド・エフェクトしたりコラージュしたもので、決してとっつき易いとは言い難い内容のアルバム。そのアヴァンギャルドさは、(1)「偏執狂ダンス」(3)「絶対空間」(5)「前兆の角度」(8)「三軸展開」といった曲名からも予想がつくだろう。「曲」としてフツーに聴けるのは(2)「接点」くらいか。なお、SHMCDのおかげでもあろうが、もともとオーディオ・ファン向けの「プロユース・シリーズ」で発売されたLPだけあって、ド迫力の低音といい音はすこぶる良い。★★
2019.3.23 タワーオンライン 国内新品SHMCD 1,427円 29%引き

| ノガッチ | J-FUSION | comments(0) | - |
ノヘラニ・シプリアーノ/イン・ジ・イヴニング+1

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ハワイ・ポップスの女性シンガー、ノヘラニの1982年発表の代表作。クラブではリンダ・ルイスの次世代的な位置付けでウケたそうだが、ワタシにはそれほど個性的に聞こえず、若々しくパンチの効いたヴォーカル・スタイルはむしろシーナ・イーストンあたりに近い感じがした。さてこのアルバムにハワイ色は殆ど無く、ミュージカルの有名曲を現代風にアレンジした(1)「バリ・ハイ」が唯一それっぽい曲。(3)「ギヴ・ラヴ・ア・トライ」と(7)「U」の2曲がクラブ系で人気だそうで、確かに後者はクラブ映えしそうな曲だが、前者が100点満点のAORでこれを聴き逃すわけにはいかない。その他はJ-POP〜歌謡曲っぽくて結構イナタく、ベタベタなディスコの(8)「Lil' Rich Girl」に至っては論外。ボートラの(10)「ア・ソング・オブ・ラヴ」はハワイの人気男性シンガー(だそう)のダニー・カウチとのデュエットによるバラードで、当時アメリカのヒットチャートによく有ったタイプの曲だが、とても良い曲なので文句無し。アルバムとしては(3)と(10)に尽きる。★★★☆
2019.4.18 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 980円

| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
リック・デリンジャー/ギターズ・アンド・ウィメン+2

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ギタリスト、リック・デリンジャーがトッド・ラングレンを共同プロデューサーに迎えて1979年にリリースしたソロ3作目。シングルヒットは生まれず、アルバムチャートも203位と全くふるわなかったアルバムだが、内容はウルトラポップでキャッチーなメロディーが満載で、「隠れた名盤」と呼ぶのがふさわしい。(6)「欲望の街」に至っては邦題こそおどろおどろしいが、ティーンエイジ・ポップと言えるほどにハッピーな曲調。ほぼ全曲に加わるトッドとユートピアのカシム・サルトンによるコーラスが味付けの決め手。またバラードの(8)はメロディーもサウンドもまるでトッドのようだし、(10)での大合唱など、随所にトッドらしい仕掛けも聴ける。一方チープ・トリックのリック・ニールセンが提供した2曲は、ベースがゴリゴリとしたモロにチープ・トリック的なハード・ロック。翌80年リリースの次作からボートラ収録した2曲がこれまたとてもキャッチーで、このCDの価値を高めている。98年に一度CD化され、それが高価に取引されていたというのも十分に納得できる、この隠れた名盤は廉価だし「即買い」だ!★★★★★
2019.4.24 アマゾン 国内新品 829円 23%引き

| ノガッチ | ロック | comments(0) | - |
マホガニー・ラッシュ/鋼鉄の爪

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“ジミ・ヘンドリックスの再来”と謳われたフランク・マリノ率いるカナダ出身のトリオによる1976年のメジャーデビューアルバム。ジャケもカッコよくて、中学生の時から気になっていたこのアルバムを発売から40余年を経て初めて入手した。楽曲はモロにジミヘンだが、スペイシーかつプログレッシブな味付けが特徴。ベストは彼らの代表曲(3)「ジ・アンサー」とメロトロンが印象的な(9)「エンペラー」。一方で(8)「ムーン・ウォーク」のようなウンコ的な曲を演ってしまうのがイマイチ大物になれなかった原因か。この手のジミヘン・スタイルのギターを聴くと、最もウマいのはやはりCharだと思う。★★★☆
2019.4.26 アマゾン 国内新品 770円 29%引き

| ノガッチ | ハードロック・ヘビーメタル | comments(0) | - |
モンゴ・サンタマリア/レッド・ホット

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ボブ・ジェームスのタッパンジー・レーベルからラテン・パーカッショニストのモンゴ・サンタマリアがリリースした1979年作。「ウォーターメロン・マン」はハービー・ハンコック作として有名だが、チャート10位まで上がったのはサンタマリアのシングル。(1)はその再録バージョンだが、女性の笑い声や叫び声が入っているところには彼我の風土の違いを感じる。(2)はフツーのサルサ。(3)ではアル・ディ・メオラとの共演で知られるバリー・マイルスが彼らしいシンセ・ソロを弾く。(5)「アフロ・キューバン幻想曲」はこのアルバムで最もタッパンジーらしいアレンジの曲。(6)はヒューバート・ロウズをフィーチャー。タッパンジーの音を期待したワタシとしては、スティーヴ・ガッドのドラミングが主役の(5)くらいしか楽しめなかった。★★
2019.4.24 アマゾン 国内新品 1,080円 定価

| ノガッチ | フュージョン(その他) | comments(0) | - |
デイン・ドナヒュー/same

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オハイオ出身のシンガー唯一の78年作アルバム。以前CDを持っていた時は(1)「カサブランカ」が好きになれなくて速攻で処分したのだが、今回買い直してみたら、当時一体何を聴いていたのか?と思うほど充実した内容だ。新人のデビュー作なのにバックはラリー・カールトン、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー(g)アーニー・ワッツ(sax)エド・グリーン(ds)チャック・レイニー(b)など豪華。やはり(1)はアザトさが感じられてイマイチだったが、それ以降は素晴らしい王道AORで、ドン・ヘンリー、ティモシー・シュミット、スティーヴィー・ニックス、トム・ケリー、ビル・チャンプリン等の豪華コーラス陣の貢献度が大きい。スティーリー・ダンとマイケル・フランクス的な曲が数曲ずつあり、ベスト曲はモロにスティーリー・ダンな、シャープなホーン・セクションとアーニー・ワッツのサックス・ソロもエキサイティングな(9)「トレーシー」。どうやらこのアルバムは全然ヒットしなかった様子だが、これ1枚で消えてしまったのが非常に残念なAOR名作。★★★★☆
2019.3.23 タワーオンライン 国内新品 771円 29%引き

| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
38 Special / ICON

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レーナード・スキナードのボーカリスト、ロニー・ヴァン・ザンドの弟ドニーが率いた38スペシャルは、サザンロックらしい豪快なギターをフィーチャーしながらも、ブルース色は無くメロディアスなアリーナロックで80年代に活躍した。これは廉価のベストCDでジャケデザインはロクでもないが、内容は非常に楽しめる12曲。ワタシ的にベスト曲はチャート10位にまで上がった82年の(2)「Caught Up In You」で、泣きの入ったサビのメロディーラインが素晴らしい。それに次ぐのはチャート19位の(5)「If I'd Been The One」。バラードの(3)「Second Chance」はチャート6位と彼ら最大のヒット曲だが、あまり面白くない。他にも「Hold On Loosely」(同27位)「Back Where You Belong」(20位)といった佳曲が有るが、アレンジは結構ワンパターン。基本的にメロウな体質なのか、最もロックっぽいデビュー曲(7)「Rocking Into The Night」が最もカッコ悪い。80年代ロック好きは必聴。★★★★☆
2019.3.8 HMV 輸入新品 648円

| ノガッチ | 80年代ポップ | comments(2) | - |
Kim Carnes / The Best Of

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1980年3月にリリースされて全米4位にまで上ったケニー・ロジャースの(5)「Don't Fall In Love With A Dreamer」でデュエット相手を務めてメジャーシーンに浮上してきたキム・カーンズ。カーンズが同年6月リリースした(2)「More Love」はスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズのカバーで全米10位。ワタシはカーンズの曲の中ではこれが一番好き。このカバーの出来にスモーキーは痛く感心し、彼女のために「Being With You」を作曲したが、プロデューサーがスモーキー自身がレコーディングすべきと主張した結果、スモーキーのシングルとしてリリースされた同曲はチャートNo.1ヒット。その曲に9週間居座ったチャートトップの座を明け渡したのがカーンズ最大のヒット曲(1)「Bette Davis Eyes」、という奇妙な符合がある。「ベティ・デイヴィスの瞳」はコメントする必要もない有名曲なので、スモーキーが感激した「More Love」を是非聴いてみてください。ただ、このCDは廉価盤なのでジャケはショボいし10曲しか入っていない。★★★★
2019.3.8 HMV 輸入新品 674円

| ノガッチ | 80年代ポップ | comments(0) | - |
Eddie Money / The Best Of

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1978年のデビューシングル(10)「Baby Hold On」がいきなり全米11位にまで上がり、80年代にも多くのスマッシュヒットを放ったロック・ボーカリスト、エディ・マネー。ワタシはセカンド・シングル曲の(1)「Two Tickets to Paradise(邦題:天国行き超特急)」が大好きで、今回久しぶりに聴き直してもやはり良く出来た曲だと思う(全米22位)。さて、このベストCDを聴くと皆80年代らしいキャッチーなメロディーを持ったポップロックで良い曲満載。それと同時に、曲調はレゲエ風、ソウル風、フィル・スペクター風、ラヴァーボーイ風、パワー・ステイション風など、何でもアリで節操は無し。ヒット曲を出し続けるのは大変なんだなあ、と思うと一方、この一貫性の無さが彼がそこそこヒット曲を出したものの、超大物になれなかった所以なのだろうと思う。最大のヒットとなった1986年の全米4位曲、(3)「Take Me Home Tonight」ではロニー・スペクターをカウンターボーカルに招いている。ところで廉価CDとはいえ、この冴えないジャケット写真は酷すぎるよ。★★★★☆
2019.3.8 HMV 輸入新品 907円

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