レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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2018年を総括する!

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2018年の実績発表で〜す!135,335円を投下して124枚を仕入れたので平均単価は1,091円、前年は142,841円で130枚、単価1,107円だったのでほぼ前年並みでした。ジャンル別内訳はフュージョンが64枚、ロック34枚、ソウル16枚、ブルース9枚、その他1枚で、定年後にフュージョン・スナックを開業するという野望に向けてフュージョンの仕入れ量が突出した1年でした。仕入れ店別はHMVが52枚、ユニオンが25枚、2017年は凄まじいバーゲンのお陰で1位だったタワーオナインは24枚で3位に後退、アマゾンが19枚、その他4枚でした。一方で161枚を売却し、56,388円を回収したので、ネット投下額は78,947円、所有するCD枚数は37枚の純減となりました。それでは各賞の発表です!
★ベスト・バイ賞

タワーレコード監修によるフュージョンの2枚組みコンピ・シリーズ 各1,500円

2018年はこのコンピを4セット購入した。選曲的にはフュージョンとは呼べない曲が入っていたりするが、それぞれ2枚組み30曲で1,500円というコスパの良さでオススメだ。
★ベスト・ロック賞
デヴィッド・パック/エニホエア・ユー・ゴー

2018/12/28 HMV 国内新品SHMCD 1,036円 26%引き
85年リリースの「遅れてきたAOR名盤」。LPのA面に当たる5曲が素晴らしい。
★ベスト・フュージョン賞
TRIX/FEVER
HMV 国内新品 2,624円 15%引き
2018年にTRIXのCDとDVDを9枚も仕入れてしまった。なかなか甲乙を付け難いのだが、この2010年作のCDに収録された「Gemma」は最も繰り返し聴いたポップなフュージョンの大名曲で、自分もバンドで演りたいなあ〜。この曲を書いた初代キーボーディストの窪田宏に拍手!結成メンバーであるギタリスト平井武士の脱退が残念。
★ベスト・ブルース賞
Little Milton/Blues'n Soul

渋谷ユニオン 輸入中古CD 315円
なにを今さらと言われそうだが、アナログで聴きこんだブルーズ&ソウル名盤をようやくCDで入手した。超久しぶりに聴いたけどやっぱり名盤。なぜ国内盤の廉価シリーズで出ないのか疑問。
★ベスト・ソウル賞
アンジェラ・ボフィル/サムシング・アバウト・ユー

2018.12.28 HMV 国内新品 798円 26%引き
ダニー・ハザウェイの4枚組「Never My Love」かKENTのディープソウル集「Back To The River」を選ぶつもりだったけど、最近ブラコン系のCDを処分しているワタシでも、このマイケル・ウォルデンがプロデュースした81年作の素晴らしさには脱帽した。
しかし1年間の購入リストを見返してみると、買ってから2,3年経ったような気がするCDが今年の買い物だったりして、時が経つのが速いものです。これが歳を取ったということなんですかね。既に安価なCDが大量入荷してしまっているので、「レコダイ2019」はGW明けから早速スタートします!今年もヨロシク!
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アンジェラ・ボフィル/サムシング・アバウト・ユー

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「ブラック・コンテンポラリー・ミュージック・ガイド」選出盤。父親はキューバ、母親はプエルトリコ出身のアンジェラ。1978年にGRPからデビューした時はラテン・フュージョン路線だったが、本作は1981年アリスタに移籍してナラダ・マイケル・ウォルデンをプロデューサーに迎え、ブラコンに路線をシフトしたもの。R&Bチャート21位のヒットとなったタイトル曲(1)はタワー・オブ・パワーのホーンズをフィーチャーしたファンキーなダンス・クラシックス。ナラダが提供した(9)「アイ・ドゥ・ラヴ・ユー」がワタシ的にはそれに次ぐ出来の曲だが、イントロはMJの「オフ・ザ・ウォール」みたいだな。(5)「オンリー・ラヴ」はフリー・ソウルの人気曲だそうでナットク。セカンド・シングルとなった(7)「ホールディング・アウト・フォー・ラヴ」はR&B26位のヒット。バラード系も充実しており、アルバム全体の完成度は非常に高い。★★★★★
2018.12.28 HMV 国内新品 798円 26%引き

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V.A. / Seafaring Strangers

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今「ヨット・ロック」というジャンルがキテいるらしく、ミュージック・マガジン誌が先月号で特集している。それが一体どういうものかを説明するために、音楽評論家の金澤寿和氏のウェブ・サイトから引用させてもらうと「もともとヨット・ロックは、AORに惹かれながらも、その軽さを批判・嘲笑するモノとして生まれている。具体的には、米国のネット・チャンネル101で 2005年から制作・放映されていた短編コメディが発信元。デッチ上げの再現ドラマでAOR名曲の誕生秘話を描くというのが、その内容だった。ところがそれが好評を呼んで、次第に音楽ファンに広まっていったのだ」。偏執狂的なコンピアルバムを次々とリリースする米NumeroによるこのCDのタイトルは金澤氏が言及しているTV番組のタイトル。ヨット・ロックとは「ヨットの上で聴くようなAOR」かと思ったが、このCDを聴く限りどうも違う。このCDの楽曲にはクリスタル(死語)な雰囲気は殆ど無く、もっと密室的だったりフォークぽかったりで、およそ夏の海をヨットで駆けるイメージはない。収録されたのはネッド・ドヒニーを除いては知らない人ばかりだが、ステップス、ポール・スカイランド、ロブ・ガルブレイス、キャニオン、チャック・センリック、ルディー・ノーマンといった人達は印象に残った。しかし全体としてマニアック過ぎる。48ページのブックレット付き。★★☆
2018.9.13 HMV 輸入新品 2,179円

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TRIX/FORTUNE

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菰口雄矢が脱退し、3代目ギタリストに元「有形ランペイジ」(一体どんなバンドなんだ?)の佐々木秀尚を迎えた、2017年リリースの通算14作目。佐々木は2005年、リットーミュージック主催ギター・マガジン「最強プレーヤーズコンテスト」でグランプリを受賞した人。(1)はカシオペアそっくりのポップな曲。(2)はニューミュージックみたいなメロディー。(3)は複雑なキメのメロディーを持ったテクニカルな曲。(4)は生ピアノ中心のバラード。KeyのAYAKIが書いた(5)はニューヨークのハードフュージョンみたいな曲で、ホーンズの音色でのシンセのアレンジもカッコよく、さすがバークリー音楽院主席卒業の片鱗を見せる。(6)はJ-POPというよりも歌謡曲い近いくらいになキャッチーなメロディーを持った曲。ベースの須藤作の(7)はベースとドラムソロをフィーチャー。(8)はアコースティックギターがメロディーを奏でる涼やかな曲。佐々木は(9)で作曲の才能も見せる。彼らのアルバムにはいつも収録されているオバカ曲が無いのが本作充実の最大の理由。★★★★
2018.12.28 HMV 国内新品 2,392円 26%引き

| ノガッチ | J-FUSION | comments(0) | - |
デヴィッド・パック/エニイホエア・ユー・ゴー

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1980年の「ビゲスト・パート・オブ・ミー」のヒットで知られる元はプログレ・バンドだった「アンブロージア」の中心人物、デヴィッド・パックがバンド解散から3年後の85年に発表したソロ・アルバム。AORが既に過去の音楽となってしまっていた85年のリリースだったため「遅れてきたAOR名盤」と言われるが、その評価通りLPのA面を占める5曲が素晴らしい。表題曲の(1)はイントロこそ打ち込みサウンドに引くが、美しいメロディーの展開に安心する。(2)「アイ・ジャスト・キャント・レット・ゴー」はマイケル・マクドナルドとジェームズ・イングラムがコーラス参加し、アダルト・コンテンポラリー・チャートで13位まで上がったバラード。(3)「愛を消さないで」は、ランディ・グッドラムと後に映画音楽の巨匠となるジェームズ・ニュートン・ハワードとが共作者に名を連ねるドライヴィング・チューン。(4)「マイ・ベイビー」はオールディーな雰囲気も漂うロッキン・ポップでワタシ的には本アルバムのベスト曲。(5)「ザ・ガール・イズ・ゴーン」もACチャート16位のミディアム・バラードで「ビゲスト〜」的な感触。B面はより時代を意識したエッジの利いた楽曲が並ぶ。(6)「シー・ドント・カム」はマクドナルド、イングラムとの共作だが今の耳には古臭い、いかにも80年代的な曲。映画「ホワイト・ナイツ/白夜」のサントラ曲(8)「プルーヴ・ミー・ロング」も同様。(7)「ドゥー・ヤ」はどういう人脈からかスタンリー・クラーク(b)が参加したダンス・ナンバー。とにかくA面が良いので→★★★★★
2018.12.28 HMV 国内新品SHMCD 1,036円 26%引き

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V.A./Overdose of The Holy Ghost

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英 Z RECORDS編集によるディスコ&ブギー物のゴスペルを集めた2枚組。ワタシが知っているそのようなタイプのゴスペル曲というとマイティ・クラウズ・オブ・ジョイの「マイティ・ハイ」くらいしか思いつかないが、ここに集められた曲はワタシの耳からすると玉石混交の「石」の割合が高く、「マイティ・ハイ」クラスの曲は無い。数少ない「玉」の中では、The Young Delegationによる2-(5)「He Lives」はイントロが山下達郎みたいで、男女のツインリードとクワイヤーの絡みも最高。彼らはもう1曲1-(7)「I'l Keep Holding On」が収録されており、そちらは地味なミディアムだが、テナー・リードは変わらず魅力的だ。Sharo Johsonの2-(6)「A Better Day」はブラコン的なモダンソウル。さらにBeBe & CeCe Winansの2-(7)「I Really Love You」はストリングスとホーンズが入った豪華なサウンドで解放感あふれるフィリーソウル的なダンサーで本CDのベスト・トラック。一方、ハウス方面で人気が高いというClark Sistersの2曲はCD表題曲を含め、全く魅力を感じなかった。★★☆
2018.11.16 HMV 輸入新品2枚組 1,129円

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ジョン・マクラフリン/プロミス

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78年『エレクトリック・ギタリスト』は豪華なゲストを迎えてそれまでのキャリアを総括するアルバムだったが、95年リリースの本作もそれと同趣向で、ゲストの顔ぶれはジェフ・ベック(g)スティング(b)マイケル・ブレッカー(sax)デヴィッド・サンボーン(sax)アル・ディ・メオラ(ac-g)パコ・デ・ルシア(ac-g)ジョーイ・デフランシスコ(org,tp)デニス・チェンバース(ds)など。ベックをフィーチャーした(1)は「悲しみの恋人たち」路線を狙ったのだろうか、ベックの出来はまあ平均的。(2)はデフランシスコとのオルガン・トリオ。(5)はディメオラ、パコとお馴染みのスーパー・ギター・トリオ。ブレッカーを迎えた (6)「ジャズ・ジャングル」は本CDのハイライトで、14分を越す長尺曲だがデニチェンの推進力溢れるドラミングのおかげで飽きることがない。(7)はマクラフリンの重要な柱であるインド音楽。スティングを迎えた(8)「イングリッシュ・ジャム」は1分ちょっとのセッションの断片で思いっきり肩透かし。(9)「東京デカダンス」は40秒のクラブ・ミュージック。サンボーンを迎えた(10)「SHIN-JIN-RUI(新人類)」は何故この曲名なのか分からないルーズなジャズ。というわけで(9)(10)ともに日本とカンケー無し。★★★☆
2018.12.28 HMV 国内新品SHMCD 1,196円 26%引き
 

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