レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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松原正樹/ALL-n-ALL

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2016年に61歳で亡くなったギタリスト、松原正樹のaosis records第3弾となる2001年作。aosis時代はいわゆる「スムース・ジャズ」的であまり好きでないのだが、本作はイイ。(1)「With Me」は一音一音に込められた情感があふれ出るような美メロのバラード。(2)「Us」はコーラスとストリングスが盛大に入ったゴキゲンなフィリーダンサー。本アルバムでのギタープレイは基本的にラリー・カールトン的なのだが、表題曲の(3)はなかでも最もカールトンっぽい曲。メロウでサンシャイン(?)なミディアム(4)「Tuesday Downtown」はカールトンではなくリー・リトナー的な曲&プレイ。(6)「Precious Moment」は女性コーラス入りのゆったりとしたミディアム。なおトータル6曲で33分とアルバムとしてのコスパは悪い。★★★★
2018.9.13 HMV 国内新品HQCD 2,111円 15%引き
 

| ノガッチ | J-FUSION | comments(0) | - |
トゥルー・リフレクションズ/ホエア・アイム・カミング・フロム

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タワーオンラインの【<怒涛のサプライズ ビューティフル・ドリーマー>空前絶後!衝撃の大特価セール】で購入。
ワシントンDC出身のヴォーカル・グループがフィラデルフィアで制作、1973年に発表した唯一のアルバムは「ブラック・ミュージック・ディスク・ガイド」選出盤。バリトンとファルセット、2人のリードがせめぎあう王道スタイルで、ファルセット担当のグレン・レオナードはその後テンプスに加入した。表題曲はフィリー・ダンサーの好曲だが、スロー・バラードの方が聴き所が多く、(6)「ヘルプレス・マン」、社会派的な(8)「ルック・アット・ザ・ロンリー・ピープル」などかなりイケるが、何と言ってもファルセット・バラードの(5)「イット・リアリー・ハーツ」がスウィートソウル史に残る決定的な名曲。スウィート・ソウルの良盤。★★★★
2018.7.5 タワーオンライン 新品紙ジャケ 562円 80%引き

| ノガッチ | スウィートソウル | comments(0) | - |
V.A./EVERYBODY FUSION ! The Best Fusion of Warner Days V.A./ANYTIME FUSION! The Best Fusion of Victor Archives V.A./ABSOLUTELY FUSION ! The Best Fusion of Sony Days

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タワレコ企画・選曲によるフュージョン・コンピ。第1弾はワーナー、第2弾はビクター、第3弾はソニーミュージック音源。いずれも最新リマスタリング音源を使用し、書き下ろしの楽曲解説付で各ディスク収録時間70分超の2枚組で全30曲にもかかわらずお値段1,620円とオトク。収録されているのはワーナー編ではスタッフ、ラリー・カールトン、グローヴァー・ワシントンJr、パット・メセニー、ナベサダなど。ビクター編はアジムス、シャカタク、フルーツケーキ、デイヴ・グルーシン、リー・リトナー、ナベサダ、ヒノテル、大野雄二等。ソニー編はウェリポ、ハンコック、ジョージ・デューク、スパイロ・ジャイラ、ブレッカー、ケニー・G、マイルス・デイビス等。ライトメロウ系やダンサブル系が中心の選曲で、ボーカル曲も結構入っている一方、ハードフュージョンの曲は殆ど入っていない。ワタシが一番注目したのは、渡辺香津美がリー・リトナー&ジェントル・ソーツと共演した『マーメイド・ブールヴァード』から「Poppy's Walk」がソニー盤に収録されていたこと。というのも名盤『マーメイド〜』はかつて1度だけCD化されたらしいが、その後再CD化はされていないから。これをキッカケに再CD化を期待します。見直したのは阿川泰子。元女優がお色気を振りまいてジャズを歌っているだけだと思い一度も聴いたことが無かったが歌声はキュートだし英語の発音は良いし、悪くないじゃないですか。同じく見直したのがネイテヴィ・サン。峰厚介(sax)と本田竹曠(p)というゴリゴリのジャズを演っていた連中がフュージョンブームに乗るために無理矢理ハッピーなフリをしてやっていたバンドという認識だが、「サヴァンナ・ホット・ライン」はカッコイイな。★★★★★
2018.9〜10 タワーレコード 国内新品2枚組 各1,620円 定価

| ノガッチ | フュージョン(その他) | comments(0) | - |
ジュニア・ウェルズ/フードゥー・マン・ブルース

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1965年にデルマーク・レコードから発表されたモダン・シカゴ・ブルース名盤。メンバーはウェルズ(harp、vo)バディ・ガイ(g)ジャック・マイヤーズ(b)ビリー・ウォーレン(ds)。元祖ブルース・ブラザーズと言われるジュニア&バディのコンビが本格的にスタートしたのは本作からだという。このアルバムの特徴は、右にギター、左にベースとドラム、センターにボーカルとハープ、とキッパリ別れた定位のせいでスカスカの音像が異様なナマナマしさを生んでいること。演っていることはオーソドックスなシカゴブルースなのだが、ウェルズのヴォーカルがJB的なファンキーさに溢れており、そこが新鮮で本作を名盤たらしめている所以。個人的に注目するのは(10)「You Don't Love Me」で、オールマン・ブラザーズ・バンドがカバーしたのはこのバージョンなのでは?★★★★★
2018.7.22 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 760円

| ノガッチ | ブルース | comments(0) | - |
アラン・ホールズワース/IOUライヴ・イン・ジャパン

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1984年5月、芝郵便貯金ホール初来日公演のCD+DVDセット。DVDは当時国内発売されていたビデオをディスク化したものなのでインタビューでは日本語字幕が入る。エドワード・ヴァン・ヘイレンの助力を得て、メジャーのワーナーからEP『Road Games』をリリースした直後という絶好調の時期で、絡み合ったカニの足のような、他では見ることの決して無いフィンガリングでのアランホの神業が堪能できる。バンドメンバーはジミー・ジョンソン(b)、チャド・ワッカーマン(ds)、ポール・ウィリアムス(vo)。ジミー・ジョンソンはシル・ジョンソンの実兄にしてシカゴのブルース・ギタリストとはもちろん別人で、5弦のアレンビックをあやつる白人。ポール・ウィリアムスはロジャー・ニコルスと組んで「愛のプレリュード」等の名曲を生んだソングライターとはもちろん別人で、テンペストでアランホと同僚だったイギリス人。(2)「ロード・ゲームス」のギター・ソロでウィリアムスがギターのネックをつかむ場面があるが、ジュニア・ウェルズがバディ・ガイのギター・ネックをつかんでギターソロを止めさせるのとはもちろん意味が違って、タッピングする時に余計な開放弦が鳴るのをミュートしてもらっているのだ。本当かどうか分からないが「ボーナスDVD付仕様は初回生産分のみ/全世界1000枚限定」という宣伝文句もあったので、とりあえず早めの入手をオススメします。★★★★★
2018.11.30 アマゾン 国内新品CD+DVD 2,500円 定価

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V.A. / Rockin' In The USA: Hot 100 Hits Of The 80s

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英ACEによる初めての80年代アメリカンヒット曲集23曲。英ACEは優れた編集盤をそれはもう沢山出しているレーベルで、イギリス人がどんな選曲をするのか興味深かった。収録されたアーティストはビッグネームもあれば、ワタシが初めて聞く名前もあり。チャート成績もチャートトッパーから38位までバラバラ。シンディ・ローパー、ヒューイ・ルイス、パット・ベネター、リック・スプリングフィールド、ホール&オーツ、カーズといったビッグネームは置いといて、あまり有名でない人で良かった曲を紹介すると、スティング似のボーカルを擁したUKの3人組アウトフィールドの(4)「Your Love」(チャート6位)、ジェフ・ベックのバンドで長年ヴォーカリストを務めるジミー・ホールは冴えない人だと思っていたが、ブルー・アイド・ソウルの(5)「I'm Happy That Love Has Found You」(27位)で見直した。ポール・キャラックの(9)「I Need You」(37位)は60年代ニューヨークR&Bへの愛情あふれる曲。哀愁のメロディーが日本的なグレッグ・ギドリー(7)「Goin' Down」(17位)、英ブリス・バンドの名曲をマイケル・マクドナルドの奥方エイミー・ホランドがカバーした(10)「How Do I Survive」(22位)、キッスのギタリスト、ブルース・キューリックの兄でスタジオ・ミュージシャンのボブ・キューリックが率いたバランスの(13)「Breaking Away」(22位)あたりはAORファンにアピールする曲。(21)「Baby I Lied」(26位)は聞き覚えのある曲だったが歌っているのがデボラ・アレンという人だと初めて知った。最後はジョン・クーガーの「R.O.C.K. in the USA」(2位)でめでたく締め。ヒネリの無い直球の選曲だがジャケデザインも良いし、続編が出たらそれも買います。★★★★
2018.9.13 HMV 輸入新品 1,880円

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ハル・ギャルパー/リーチ・アウト!

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1938年生まれのピアニストによる76年11月録音のストレート・アヘッドなジャズ・アルバム。メンバーはハル・ギャルパー(p)、ランディ・ブレッカー(tp)、マイケル・ブレッカー(ts, fl)、ウェイン・ドッカリー(b)、ビリー・ハート(ds)。ブレッカーズは代表作『ヘヴィ・メタル・ビバップ』を録音した頃で絶好調。ギャルパーのマッコイ・タイナー・スタイルのピアノとブレッカーズとのバトルが聴き物でベストはスピーディーな(3)。13分に及ぶ(7)でもブレッカーズの熱いプレイが聴かれる。その一方でマイケルのバラードプレイが圧巻の(2)や無伴奏ピアノソロの(6)でギャルパーは流麗でセンチメンタルな面も見せる。本作の1年半後のライブ盤「スピーク・ウィズ・ア・シングル・ヴォイス」は大爆発状態で本作以上にオススメ。スティープルチェイス原盤。★★★★
2018.8.21 HMV 国内新品 912円 44%引き

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