レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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秋山一将/ディグ・マイ・スタイル

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フュージョンギタリストのショウケースアルバム「ギター・ワークショップVol.2」で森園勝敏、山岸潤史、大村憲司と並んでフィーチャーされたギタリスト、秋山一将が79年に発表したファースト・アルバム。益田幹夫、笹路正徳、山木秀夫、清水靖晃、ホーン・スペクトラム等が参加。8曲中、本人が歌う曲が4曲でインスト4曲のうち2曲はガット・ギターの曲なのでギターソロはあまり聴くことができない。ボーカル曲はどれもマイケル・フランクスの真似(だが結構イイ線を行っている)。セカンドアルバムではパット・メセニーのソックリさんを演じていたので、秋山は自己のオリジナリティとかは気にせず、好きなミュージシャンがいるとそのまま成りきってしまうタイプなのかもしれない。一方のインスト曲は平板な録音のせいもあってかグルーヴに欠ける。その最大の原因は山木のドラムにある。秋山はセカンドアルバム発表後に難病に罹り一線を退いたそうだ。★★☆
2017.4.16 渋谷タワー 新品UHQCD 1,617円 35%引き

| ノガッチ | J-FUSION | comments(1) | - |
V.A./ Crossroads Revisited: Selections From The Guitar Festivals

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クラプトンが1998年にカリブ海のアンティグア島に設立したドラッグ/アルコール依存症更生診施設クロスロード・センターの為のチャリティ・フェスティヴァル「クロスロード・ギター・フェスティヴァル」は1999年に始まり2004、07、10、13年と計5回開催されていて、これは2回目以降から選曲された全40曲の3CDセット。出演はジェフ・ベック、サンタナ、BBキング、バディ・ガイ、ロバート・クレイ、シェリル・クロウ、テデスキ・トラックス・バンド、などなど。内ジャケに掲載されたステージ写真にはなんと18人ものギタリストが勢ぞろいしているほどだから出演ギタリストの名前を挙げたら切りがない。ベストトラックはクラプトンがカバーしたジョージ・ハリソンの名曲「Isn't It A Pity」で泣きまくるデレク・トラックスのスライドが圧巻。ワタシが全く知らなかった黒人アーティストのGary Clark Jr.の「Please Come Home」はファルセット・ボーカルのメロウ・ソウルと激情のギターソロの組み合わせに感激した。ロバート・クレイは過去の人というイメージだったが「Poor Johnny」でメッチャ現役としてイケてることを知った。クラプトンが参加する曲と参加しない曲があるが、前者ではサンタナと共演した「Drums Of Passion」でECがサンタナ的なギターを弾くのが面白い。後者では「I Shot The Sheriff」のソロが鬼気迫る凄さ。コスパの良いCDだけど同フェスはDVDも出ているので映像版の廉価ベストだったらもっと良かったな。★★★★

2017.3.11 アマゾン 輸入新品3枚組 1,530円

| ノガッチ | 3大ギタリスト | comments(1) | - |
泉谷しげるwith LOSER/HOWLING LIVE

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1988年4月5日東京・芝浦・汐留PITでのライヴ録音。泉谷のアルバムを1枚も持っていないワタシがこのCDを買った目的はバックバンドのLOSERにある。そのLOSERとは、村上ポンタ秀一(ds)、吉田建(b、沢田研二バンド)、仲井戸麗市(g、RCサクセション)、下山淳(g、ルースターズ)という超豪華メンツ。オープニングの「長い友との始まりに」でポンタのフィルインが入ってくると最強のロック・サウンドが聴ける。泉谷は最初のMCで「オラァ!バカヤロー!」と叫んでキ印全開だ。チャボのドブロでのスライドが素晴らしい(8)「春のからっ風」、ライブのクライマックスである弩級のロック(10)「国旗はためく下に」、泉谷の弾き語りによるセンチメンタルな(11)「つなひき」を経てラストの(12)「野生のバラッド」で大団円を迎える。同名のDVDでも出ており(収録曲は2曲少ない)、それを見るとLOSERのカッコ良さも泉谷の危ないオヂサンぶりも倍増でよくわかる。しかしワタシが思う彼らのベストパフォーマンスは当時、雑誌「宝島」が出したビデオ「No Self-Control」だ。ポンタやチャボのファンならば必聴。タワーレコード限定発売盤。★★★★☆
2017.3.18 渋谷タワー 新品紙ジャケ 2,484円 定価

| ノガッチ | J-ROCK・J-POP | comments(0) | - |
シルヴァー/same

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ウェスト・コーストの5人組が1976年にアリスタに残した唯一のアルバム。メンバーには初期イーグルスのメンバーだったバーニー・リードンの実弟を含み、イーグルスのような美しいコーラス・ワークが売りだがカントリーっぽさは無く、より都会的でLAポップ的。(8)「恋のバンシャガラン(元題はWham Bam)」が全米16位のヒット(邦題の「バンシャラガン」って何だ?)。全編怒涛のコーラスでメロディーも瑞々しく、AOR時代の幕開けを感じさせる良盤。しかしグループ名が単に「銀」というのはいかがなものか。★★★★
2017.3.27 HMV 国内新品 886円 18%引き

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吾妻光良&スウィンギング・バッパーズ/Stage&Backdoor

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2007年9月22日、23日、鶯谷の東京キネマ倶楽部のライブDVD。全23曲、ボーナス映像も含め137分の長尺大作には爆笑MCやリハ風景もたっぷり収録。オールスタンディングで満員の観客を前に、8管を擁したバッパーズのライブならではの迫力溢れるジャンプ・ブルースが堪能できる。ゲストは国分友里恵、藤井康一、松竹谷清で、チャーミングな友里恵さんがピカイチ。動く吾妻さんが見られるだけでもウレシイが、映像も5台以上のカメラで撮影した高画質でインディーズ・レーベルだからといってチープ感は一切無し。バッパーズを知らない人には、曲名だけでも紹介すればどんな音楽かイメージが湧くかもしれない。つまり「バッチグー」「齢には勝てないぜ」「嫁の里帰り」「極楽パパ」「やっぱり肉を喰おう」「俺のカツ丼」等々。たまたまこのDVDをチラ見したウチのカミサンも、面白い歌詞だねと言うとともに禿げ上がった頭をズラでごまかそうとしない吾妻さんの潔さに感心していた。DVDの冒頭に表示される著作権等のWARNING画面が相田みつをのパロディーになっていたり、パッケージの細部にもギャグが散りばめられている。なおこのライブからはCD「Sweatin’ Ballroom」もリリースされている。★★★★★
2017.1.31 HMV 新品DVD 2,430円 50%引き

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J.D.サウザー/ユア・オンリー・ロンリー

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イーグルスやリンダ・ロンシュタットに名曲を提供してきたシンガーソングライター、JDサウザーが79年にリリースした3枚目のソロ・アルバム。敬愛するロイ・オービソンへのオマージュと言われる表題曲(1)は全米7位(アダルト・コンテンポラリー1位)のヒットを記録。南国テイストがライ・クーダーみたいな(2)「イフ・ユー・ドント・ウォント・マイ・ラヴ」、ニコレット・ラーソンに提供した(3)「ラスト・イン・ラヴ」、リンダ・ロンシュタットが取り上げた(4)「ホワイト・リズム&ブルース」、グレン・フライと共作したパーティー・チューン(5)「ティル・ザ・バーズ・バーン・ダウン」と名曲が続く。フィル・エヴァリー、ジャクソン・ブラウン、グレン・フライ、ドン・ヘンリーなどがコーラスで参加。ウェストコーストロックを代表する名盤の一つ。★★★★★
2017.2.18 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 1,620円

| ノガッチ | ウェストコーストロック | comments(0) | - |
レーナード・スキナード/セカンド・ヘルピング+3

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前作に続きアル・クーパーがプロデュースした74年のセカンド。デビュー作に比べてバンドの演奏はタイトになったし何といってもロニー・ヴァン・ザントの歌がとても上達した。(1)「スウィート・ホーム・アラバマ」、(4)「ワーキン・フォー・MCA」という2曲の代表曲に加え、ポップなロックンロール(3)「何も聞かないで」、心に沁みるカントリー・バラード(5)「カーティス・ロウのバラード」、いかにもなサザン・ロック(7)「針とスプーン」、ブギの(8)「コール・ミー・ザ・ブリーズ」などの佳曲が収録されている。★★★★
2017.1.24 HMV 紙ジャケSHMCD 2,880円 定価

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レーナード・スキナード/same+5

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アル・クーパーが「南部が生んだ最もタフで優れたバンド」と惚れ込んで自身のプロデュースで送り出した、3人のリード・ギタリストを擁するレーナードの73年デビュー作。同じサザン・ロック・バンドと言ってもオールマンがブルース・ベースのジャジーなのに比べ、レーナードはブリティッシュ・ハード・ロックの影響を受けたハードなサウンド。バンドの代表曲(8)「フリー・バード」を始め、ハードな(1)「アイ・エイント・ザ・ワン」(7)「ポイズン・ウイスキー」、クーパーが弾くメロトロンも効果的な大作バラード(2)「チューズデイズ・ゴーン」、ストーンズ的なブギ(3)「ギミー・スリー・ステップス」など、全編を通して武骨な男臭いロックを展開する。ボートラでは(3)のシングルB面だったスロー・ブルース(9)「ミスター・バンカー」のスライド・ギターが絶品。最も期待した「フリー・バード」のデモ(13)は機材の接続不良のためか最後の怒涛のトリプル・ギターソロが出だしと終わり部分しか録音されていなくてガッカリ!★★★★★
2017.1.24 HMV 紙ジャケSHMCD 2,880円 定価

 

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