JUGEMテーマ:音楽
たまにはストレート・アヘッドなジャズのご紹介を。
ウッズas、ss、にp、g、b、ds、perというセクステット編成での1976年11月2日、メリーランド州ショーボート・ラウンジでのライブ。ウッズといってもワタシはビリー・ジョエル「素顔のままで」のソロくらいしかまともに聴いたことが無かったがトンでもなかった。「アルト・サックスの巨星」と呼ばれるだけあって、メロディアスなフレーズを猛烈なスピードで息継ぎしていないかのように次から次へと繰り出してくる。アドリブの極致のようなこのウッズのプレイをスゴイと言わずして何をスゴイと言えばいいのか。CD2枚に渡るトータル2時間近い全13曲は全くダレることがなく、なかでも21分を超す組曲2-(2)「ブラジリアン・アフェア」が圧巻だ。ワタシはかねがねアルト・サックスは好きじゃないとレコダイに書いてきたが考えを改めた。このアルバムはタイム誌の「1977年度の傑作レコード・ベストテン」に選ばれたほか、翌78年にはグラミー賞を獲得している。ウッズの他のCDも買ってみなくては。★★★★★
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