レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Weather Report / The Legendary Live
ジャコ・パストリアスb在籍時のウェザー・リポート黄金期の1978年〜1981年に日本、アメリカ、イギリスで行われた未発表ライヴ音源4枚組。全28曲中16曲が日本での録音である上に、表ジャケも中ジャケも成田(?)空港での写真が使われており、まるで「ライヴ・イン・ジャパン」のようでで誇らしい。音源はピーター・アースキンdsが所有していた音源に加え、テープ・トレーダーであるタイ在住の医師から提供された、いずれもPAボードからのカセットテープ音源(!)だが、音質は全く問題無い。ライブ名盤「8:30」がガッツリとスタジオでオーバーダブを加えていたのに対して、全く編集をしていない本作はダレる場面が無きにしも非ずだが、長尺故のスリリングな場面も満載。アースキンが書いたライナーノーツの中に出てくるエピソードに、ザビヌルがウェザーのベスト・ライブはミロスラフ・ヴィトウスb、エリック・グラバットds、ドン・ウン・ロマンper時代に札幌で行ったものと語っていた、とあり、これまた日本人として誇らしい。盤にキズがつきそうな取り出しにくいジャケなので、価格差は大きかったが生産限定国内盤を買うべきだったか、と少し後悔。縦長変形サイズなのも収納に困る。★★★★★
2015.11.17 タワーオンライン 輸入新品4枚組 3.108円
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ローリング・ストーンズ/ライヴ・アット・ザ・トーキョー・ドーム1990
ストーンズのライヴ映像が次々と「From The Vault」シリーズとしてリリースされているが、ついに1990年の初来日時の映像が発売された。このライブはワタシにとっても渋谷東急本店で徹夜してチケットを買った思い出深いもの。思い出話をすれば、「コンチネンタル・ドリフト」で始まるぞ!という期待が盛り上がったな。「タンブリング・ダイス」はイントロで泣いた(キッスの再結成コンサートでジーン・シモンズが空を飛んだ時も泣いたな)。キースのアクション、特に両手をギターから離すのにはタマゲタ。今回、映像を見るまでビル・ワイマンがベースだったことをすっかり忘れていた。ワイマンがまだいる時に日本公演が実現して良かった!
以下、宣伝文がポイントを押さえているので長くなるけど部分的に引用。
「今回映像としてリリースされることになったのは、2月14日から2月27日までの間に行なわれた10公演中、もっとも演奏が熱かったとの評価を受けた2月26日の9公演目だと思われる。この日の公演の映像は当時テレビで放映されたのだが、同じテレビのスタッフが撮った映像を元にしながらも、全くの新しいライヴ映像作品に生まれ変わったと言っても大げさではないほどの別モノ感なのだ。この最新映像に比べたら当時の放送映像は、それが日本の地上派テレビの限界だったのか「ミック・ジャガーがあくまで中心で、それ以外はたとえキースであっても、その他のメンバー扱い」というような理解の上でしか編集されていなかったのではないかと思えるほどだ。ほかにテレビ放送ではカットされていた曲間のシーンも復活しているし、ストーンズ側で撮っていた当日の会場映像からプラスされてもいる模様だ。
ストーンズのこの初来日公演は、今から25年前、その2年前に出来上がったばかりの東京ドームで10回連続、という空前の規模で行なわれた。1回の公演で東京ドームを10回連続使う、というのは今でも破られていない記録だし、ストーンズのライヴ・ツアーの歴史の中でも同じ都市での10回連続公演なんていうのは他に例がない。」
映像サイズは4×3。画質もボブ・クリアマウンテンがリミックスした音質も良好。演奏も気合十分で特に最後半「ブラウン・シュガー」「サティスファクション」のノリは圧巻。日本限定ボーナスDVDは空港到着時の様子をハンディカメラで撮っただけの14分だから必要ない。寺田正典氏による5万字を超える長編解説書が付くから国内盤がオススメ。あの時、あの場所にいた人ならばこれを買わなくてどうする!★★★★★
2015.9.28 HMV 国内新品 BluRay+2CD+DVD 6,323円 25%引き
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ロード・オブ・ライフ/ボビー・ウーマック
コロンビアから移籍したアリスタに唯一残した1979年作。ボビーと共同プロデュースのパトリック・モーテンという人はこの時22歳で、その後ボビーが移籍し最高傑作「The Poet」をリリースするビヴァリー・グレン・レーベルでも大活躍するが、99年に42歳の若さで亡くなったそうだ。録音は基本的にマッスル・ショールズだが、サウンドはとても都会的。表題曲の(1)こそ79年という時代柄、ディスコ・サウンドだが、(3)(5)(7)のブギー・ナンバーはディスコとは一線を画して16ビート的感覚があり、それは(7)が最も顕著。電話越しの会話からスタートする(2)「ハウ・クッド・ユー・ブレイク・マイ・ハート」はモダン・ソウルの傑作と評されるボビー節が真骨頂のミディアム。レオン・ウェアと共作のスロー(4)「ルーツ・イン・ミー」にはメリサ・マンチェスターがゲスト・ボーカルとして参加。ワタシが圧倒的にイチオシなのは(6)「ギヴ・イット・アップ」。なんとオヴェイションズのルイス・ウィリアムズを迎えてのツイン・ボーカルで、ストリングもきらびやかなフィリー的なミディアム・ダンサー。この1曲だけでも本作は「買い」だ。オリヴィア・ニュートン・ジョンのヒット曲として知られるバラード(8)「オネストリー・ラヴ・ユー」でもルイスは大きくフィーチャーされる。次作「The Poet」への橋渡しとなるアルバムだが、本作自体も素晴らしい出来。★★★★☆
2015.9.17 御茶ノ水ユニオン 紙ジャケBSCD2 1,152円 49%引き
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| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
カーラ・ブレイ/ディナー・ミュージック
前衛的なアプローチで知られる女性作編曲家のカーラ・ブレイkey、voがスタッフと共演した1976年録音。ラズウェル・ラッドtb、カルロス・ワードsax、マイケル・マントラーtp、ボブ・スチュワートtubaという彼女のバンドメンバーに、エリック・ゲイルg、コーネル・デュプリーg、リチャード・ティーkey、ゴードン・エドワーズb、スティーヴ・ガッドds、というクリス・パーカーds以外のスタッフ5人が全面参加。作曲もプロデュースも全てカーラの手によるもので、曲はイイし、管楽器奏者のソロやハーモニーとスタッフのソウルフルな演奏とのバランスもバッチリ。ラッドのトロンボーンが最もフィーチャーされているが、ゲイルとデュプリーもしっかりフィーチャーされている。カーラは(4)「ダイニング・アローン」でアンニュイな歌声を披露するが、これまたイイ。スタッフをはじめとする一般的な「フュージョン」とは感触が違うが、これはこれでメロディーもハーモニーも美しい名作。★★★★★ 2015.10.17 高田馬場ユニオン 国内中古 932円
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| ノガッチ | フュージョン(キーボード) | comments(0) | - |
ブルーフォード/ザ・ブルーフォード・テープス
ビル・ブルフォード率いるバンド、ブルーフォードの最終作となる1979年ニューヨークでのラジオ放送用ライヴを収録したアルバム。音質や音のバランスは最良ではないし、フェードアウトする曲もあるが、ファンならばハズせないアルバム。メンツはブルフォードds、デイヴ・スチュアートkey、ジェフ・バーリンba、「無名の」ジョン・クラークg。前任のアラン・ホールズワースに見劣りしないプレイのクラークは、その後はクリフ・リチャードのバンド一筋となったため、本作のような超絶技巧プレイは二度と聴かれないそうだ。このバンドの良い所はテクニックがスゴイことは当然として、曲が良いこと。(1)「ヘルズ・ベルズ」、(8)「ワン・オブ・ア・カインド(パート2)」、(9)「5G」のメロディーなんてワタシはしょっちゅう口ずさんでいます。ボートラ1曲追加。★★★★
2015.9.26 御茶ノ水ユニオン 紙ジャケSHMCD 1,800円 47%引き
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ピーシズ/ボビー・ウーマック
ジャケデザインが購入意欲を削ぐ78年発表のコロンビアでの2作目。前作は南部録音だったが、本作はデトロイトの顔役ドン・デイヴィスのプロデュースのもと、デトロイト中心の録音。レオン・ウェアが作者に名を連ねたミディアムの(2)では元テンプテーションズのデヴィッド・ラフィンと掛け合いする。(3)はキャンディ・ステイトンとのデュエットだが、特段の盛り上がりもなくサラッと流れる。(5)の作者にもレオン・ウェアの名前が見えるが、これはバーニー・ウォーレルやグレン・ゴーインズなどのP−ファンク人脈が参加したファンク・ナンバー。(6)(7)はあまりソウルっぽくない落ち着いたバラードだが、これはこれで悪くない。ベスト曲はラストの(8)「ネヴァー・レット・ナッシング・ゲット・ザ・ベスト・オブ・ユー」で、ボビーと実弟セシルの共作でイケイケのハッピーな行進曲。シングル・バージョンなど4曲を追加。決定打に欠けるアルバム。★★★☆
2015.9.17 御茶ノ水ユニオン 紙ジャケBSCD2 1,152円 49%引き
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| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
後藤次利/オン・ベース
後藤次利がベース教則用レコードとして発表した78年のアルバム。オリジナルの解説に「このレコードは、ロックの好きな人なら1度は聴いたことのある曲を、基本的に4〜5人編成のグループでも演奏できるようにアレンジしてあります。」と書いてある通り、(2)「「アイ・ショット・ザ・シェリフ」、(3)「ロッキーのテーマ」、(6)「宇宙のファンタジー」、(7)「ストレンジャー」、(8)「セイリング」などの超有名曲が並ぶのはキツイ。しかし録音は「4〜5人編成」ではなく、林立夫ds、ロバート・ブリルds、坂本龍一key、佐藤博key、松原正樹g、鈴木茂g、森園勝敏夫g、斎藤ノブper、等によるツインドラム、ツインキーボード、ツインギター、にベースとパーカッションという編成でされており、これら豪華メンバーのソロがタップリ聴けるのがこのアルバムのポイント。後藤のオリジナル(5)「チョッパーズ・ブギ」の再録がうれしい。2015年新リマスタリングのことで、BCリッチ・イーグルベースのごつい音が全編にわたって聴ける。★★★
2015.10.18 渋谷ユニオン 国内新品 2,100円 15%引き
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ブルーフォード/グラデュアリー・ゴーイング・トルネード
ビル・ブルーフォードdsが率いたバンド、ブルーフォードのアルバムがベル・アンティークからリマスター&SHM-CD化&紙ジャケで再発となったことは喜ばしいのだが、値段が税込み3,394円と高い!幸い本作と次作のライブ盤の新品が安く売っているのを見つけたので即買いした。
本作は1979年録音作で、前作の超名盤「ワン・オブ・ア・カインド」からメンバーはデイヴ・スチュワートkey、ジェフ・バーリンbはそのままだが、ギターがアラン・ホールズワースからジ・アンノウン・ジョン・クラークに代わった。「ジ・アンノウン(誰も知らない)」と茶化されたジョン・クラークだが、そのプレイはアランホをよりハードにしたタイプの技巧派。前作と違って歌入りの曲が4曲あり、歌っているのはバーリン。(1)でバーリンが歌いだした途端はへたくそでドン引きしてしまったが、他の曲ではそんなことは無く、むしろこのバンドのサウンドに合っていて、例えばジョン・ウェットンのベタついたボーカルなんかよりもイイ。ボートラは音質は悪いが「5G」のライブ・フルバージョンで、短いながらもブルーフォードのドラム・ソロが聴けるし、クラークも壮絶に弾きまくる。★★★★☆
2015.9.26 御茶ノ水ユニオン 紙ジャケSHMCD 1,800円 47%引き
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| ノガッチ | プログレ・ジャズロック | comments(0) | - |
ボビー・ウーマック/我が魂の故郷
長年籍を置いたミニット/リバティ系列を離れ、コロンビアに移籍しての第一弾となる1976年作。アルバム・タイトルの通り、南部マッスル・ショールズに戻っての録音で、名匠フィリップ・ミッチェルの手による表題曲(1)は豪快なボビー節が最高のジャンプナンバー。この曲は70年代ソウルのベスト曲のひとつ。同じくミッチェル作の(7)「むなしき想い」も切ないメロディーのナイスなダンスナンバーで至福のひと時。前々作のアルバムはタイトルが「セイフティ・ゾーン」にもかかわらず、そのような曲は収録されていなかったが、本作には(3)「スタンディング・イン・ザ・セイフティ・ゾーン」というカッコ良いファンクが収録された。(4)「この愛に賭けた」は途中でスキャットとバッキングが絡むのが楽しいメロウなスロー。師匠サム・クックのカヴァー(8)「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」は解説書で鈴木啓志先生が絶賛しているものの、ワタシとしてはあまりに原曲に忠実で物足りなかった。カーペンターズの(9)「愛のプレリュード」は女性とのデュエットと工夫はしているのだが、ボビーに適した選曲とは思えない。★★★★
2015.5.8 HMV 紙ジャケBSCD2 1,928円 15%引き
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デオダート/ハッピー・アワー
超すんばらしいダンス・クラシック(2)「ハッピー・アワー」を含む82年作。「Fusion Best Collection 1000」シリーズでリリースされたCDだが、当時のデオダートはクール&ザ・ギャングのプロデュースでヒットを連発しており、本作も全曲ボーカル入りのブラコン〜ディスコなアルバム。しかし素晴らしいのはその(2)くらいなもので、後はソリッドな(6)「ラヴ&ハーモニー」がまあまあイケるという程度。(7)「夢に見る想い」は美しいメロディーのミディアムだが、コーラス主体のボーカル・アレンジが物足りない。スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの名曲(4)「涙のクラウン」のカヴァーはトホホなディスコ。ダンクラの編集盤で(2)さえ聴ければ本作は不要。なお(2)を書いたのはデオダートじゃなくて、ジェリーとカトリーズのバーンズ兄妹。ジェリーはバーナード・エドワーズ亡き後のシックに参加したベーシスト。★★
2015.9.28 HMV 国内新品 896円 17%引き
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| ノガッチ | ソウル・ブラコン | comments(0) | - |
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