レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ガボール・ザボ/ハイ・コントラスト
ハンガリー出身のギタリスト、ガボール・ザボがトミー・リピューマのブルーサム・レーベルから1971年にリリースした本作の最大の注目は76年にジョージ・ベンソンがヒットさせて、フュージョン時代の幕開けとなった「ブリージン」のオリジナル(1)が収録されていること。バックはボビー・ウーマックg、ジム・ケルトナーds、フィル・アップチャーチbなどで、ウーマックはその「ブリージン」をはじめ、バート・バカラック的な(6)「イフ・ユー・ドント・ウォント・マイ・ラヴ」など7曲中4曲を提供。ケルトナーも彼らしいドラムを叩いている。メロウな(1)、(2)「アマゾン」のエキゾ路線、7分を超す(3)「フィンガーズ」の熱いインタープレイ、マイナー・ブルースの(4)「アズーレ・ブルー」、カントリーとソウルが混ざったような7分半に及ぶ(7)「アイ・リメンバー・ホエン」、と曲調はバラエティに富む。プレ・フュージョン時代の重要作。★★★★☆
2015.9.26 御茶ノ水ユニオン 国内新品 864円 38%引き
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ビリー・ジョー+ノラ/フォーエヴァリー
グリーン・デイのビリー・ジョーと、ノラ・ジョーンズというとっても意外な組み合わせによるデュエット作で、エヴァリー・ブラザーズの「Songs Our Daddy Taught Us」(1958年)の全曲をカヴァー。ごく控えめにベースとドラムにペダル・スティール・ギターが入るが、殆どは二人のボーカルとギターのみ。滋味あふれるアコースティック・サウンドは結構なのだが、アメリカ中西部の白人老夫婦の家のラジオから流れてきそうなカントリーはモーレツに地味!そんなアルバムがパンクロックのグリーン・デイのコーナーに置かれていては、未開封紙ジャケにもかかわらず激安なのも理解できる。ジャズ・ボーカルのノラ・ジョーンズのコーナーに置いた方が売れるだろうに。地味だけど和めるグッド・タイム・ミュージック。★★★★
2015.8.30 高田馬場ユニオン 新品紙ジャケ 680円 74%引き
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ボビー・ウーマック/誰にも未来はわからない
75年リリースの本作はリバティ時代の諸作の中では最もランクが落ちる。オビに「苦境の時期、暗いトーンのなかにもウェスト・コーストで新しい世界に。」と書かれているとおりで、マッスルショールズを離れてハリウッドで録音された本作は、デヴィッド・フォスターkey、ポール・ストールワースb、ジム・ケルトナーds(以上は後にアティテューズを結成。CD化を熱望!)、チャック・レイニーb、ビル・ローダンds、などがバックを務めるが、全体的なトーンは暗く、ハードなギターをフィーチャーした(P-Funk人脈のグレン・ゴーインズのリード・ギターも有り)ファンク調の曲が目立つ。ジャケも暗い。例外はR&Bチャート6位に上がったハッピーな(6)「チェック・イット・アウト」くらい。(3)「プット・サムシング・ダウン・オン・イット」のイントロのメロディーが、ロッド・スチュアートの78年のヒット曲「アイム・セクシー」と同じなのに驚いた。ストーンズのカバーで有名な(9)「イッツ・オール・オーバー・ナウ」はビル・ウィザーズとのツイン・ボーカルによるセルフ・カバーだが、ロック調で興ざめ。★★☆
2015.11.28 HMV 国内新品 1,102円 15%引き
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ヤン・アッカーマン/寛ぎの時
オランダのプログレッシヴ・ロック・バンド、フォーカスの元ギタリスト、ヤン・アッカーマンのソロ5作目となる77年作はクロスオーバーとジャズ・ロックの中間的なもの。ヤンg以外のメンツはドイツ人のヨアヒム・キューンkey、国籍は分からないがシーズ・ファン・デル・ラールスb、ベルギー人のブルーノ・カステルッチds、オランダ人のネッピー・ノヤper。ヤンのギターは個性的でテクニックもあるし、キューンのアグレッシヴなプレイはこのアルバムの価値を大きく高めている。リズムセクションはヨーロッパ人で全く知らない人たちだが、過不足ない演奏。全編にシンフォニック・ロックもかくや、というほどのストリングスがかぶされているのが英米と違う特徴。演奏は良いのだが曲が整理されておらず、メリハリに欠けるのが難点。オランダのサウンドブッシュ・スタジオで録音されたという本盤は音がものすごく良い。★★★☆
2015.9.28 HMV 国内新品 896円 17%引き
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ザ・フー/フーズ・ネクスト
彼らの最高傑作と言われる1971年作は「Rolling Stone Record Guide」でも「All Music Guide to ROCK」でも五つ星。ザ・フーに詳しくないワタシだが、バンドの代表曲の一つである「無法の世界」をはじめとして「ソング・イズ・オーヴァー」など曲は良し、ロジャー・ダルトリーのボーカルはいつもの通り良し、キース・ムーンのドラムはバタバタし過ぎず音色も良し、と文句のつけようが無いのだが、サイコーッ!と叫ぶほどには入れ込めない。なぜそうなのか考えてみたが、それはストーンズのようなロックンロール・バンドと、ツェッペリンやパープルのようなハード・ロックとの中間的な立ち位置でどっちつかずに感じられるからだろうか。30年以上前のことだが、ザ・フーが大好きなアメリカ人に、日本ではギターがメインのツェッペリンやパープルは人気だがザ・フーは人気が無いと言ったら、なぜだ?ピート・タウンゼントのギターはワイルドじゃないか、と言われたことを思い出す。ネガティブなコメントになってしまったけど、この文章を書きながらCDを聴いていると、曲がイイからやっぱりこのアルバムはイイね。★★★★★
2015.8.16 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,049円 29%引き
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ボビー・ウーマック/ファクツ・オブ・ライフ
マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ録音の73年作。ブルージーなファンキー・グルーヴの(1)「きらわれ者」はR&Bチャート2位の大ヒットとなったが、ワタシとしてはそれよりも、オーソドックスなサザン・ソウルの(2)「わかっておくれ」、(3)「イフ・ユー・キャント・ギヴ・ハー」、お約束のサム・クックのカバー(4)「ザッツ・ヘヴン・トゥ・ミー」、ジョージ・ジャクソン作の明るいミディアム(5)「ホールディン・オン・トゥ・マイ・ベイビーズ・ラヴ」の方が好み。表題曲(6)は「ヒール・ビー・ゼア」という曲とのメドレー構成だが、表題曲自身はナント3分45秒に及ぶ語りのみ!(9)「ナチュラル・マン」はアレサの「ナチュラル・ウーマン」を「マン」に置き換えただけ?ディランおよびジミヘンの(10)「見張り塔からずっと」はツマラナイ出来。★★★★
2015.5.17 渋谷ユニオン 国内新品 648円 50%引き
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アトランティック・ファミリー/ライヴ・アット・モントルー
1977年7月8〜12日スイス・モントルー・ジャズ祭でのライヴ。全曲を通じてリズム・セクションを務めるアヴェレイジ・ホワイト・バンド(=AWB)がビッグバンドジャズをファンクで盛り立てる。サックスやトランペット奏者はざっと勘定したところ15人くらいいて、それぞれにソロを取るから各曲が長く、元のLPは2枚組だったが収録曲は6曲しかない。AWBの代表曲(6)「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」に至っては21分40秒もある。各曲のソロイストはマイケル・ブレッカーsax、ランディ・ブレッカーtp、ハービー・マンfl、ソニー・フォーチュンsax、ドン・エリスtp、などなどのオールスター。(3)のみ歌入りでベン・E・キングがゴスペル魂を爆発させるが、アルバムの統一感としては浮いているもののマイケルのソロが名演。結局、このアルバムの一番の聴き物はスティーブ・フェローニのファンク・ドラムか。なお、ジャケにも解説書にも記載されていないが(1)のシングル・バージョンが(7)として収録されている。★★★☆
2015.8.18 タワーオンライン 国内新品 1,000円 7%引き
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吉田美奈子/愛は思うまま〜LET'S DO IT
アルファ移籍第一弾の通算6枚目となる1978年作。ジーン・ペイジがプロデュースし、デヴィッドT.ウォーカーg、エド・グリーンds、ワー・ワー・ワトスンg、グレッグ・フィリンゲインズkeyなどが参加したLA録音で、山下達郎作が3曲、坂本龍一との共作が1曲、ジーン・ペイジも英語曲を1曲提供。しかし巨匠ノーマン・シーフが撮影したジャケ写が酷いのため、このアルバムだけは買わずにいた。表題曲(1)のイントロのギター・カッティングは名フレーズだが、コーラスが深過ぎてシャキッとしないサウンドが、このアルバム全体を象徴しているようで、豪華ミュージシャン参加によるLA録音とはいえ成功とは言えない感じ。そんな不満も、その後ファンク(最高!)およびゴスペルで孤高の存在となることを知っているからこそ。シティポップ的なこの時期では達郎作の(2)「恋の手ほどき」、美奈子作「海」がイイ。ジャケで星半分マイナスの→★★★
2015.8.30 タワーオンライン 国内新品BSCD2 2,342円 10%引き
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ボビー・ウーマック/ライヴ
2014年6月に70歳で亡くなった「ラスト・ソウル・マン」ことボビー・ウーマックの70年発表のサードアルバムはライブ録音。
クレジットが全然無いため、録音の日付も場所もメンバーも全く不明だが、ポール・バタフィールドのカバーで有名な「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ」の作者であるパーシー・メイフィールドが(6)「ラフィング・アンド・クラウニング」でボーカルを取ることだけは、そう紹介されているから分かる。自作曲で当時ヒットしていた(2)「オー・ハウ・アイ・ミス・ユー・ベイビー」で軽快にスタートした後は(3)「夢のカリフォルニア」(4)「サムシング」(5)「うわさの男」とロック系の曲が続き、サム・クック作の(6)を経て、ウーマックがウィルソン・ピケットに書き下ろしたジャンプ・ナンバー(7)「アイム・ア・ミッドナイト・ムーヴァー」で一気にテンションが上がる。(8)「プリーチャー」はゴスペル的な客席との語り&レスポンスが6分近く続くもので(サイコー!)、それをイントロとして(9)「モア・ザン・アイ・キャン・スタンド」になだれ込むところがこのアルバムの白眉。解説書で鈴木啓志先生が前半の選曲から、録音場所は白人が多いクラブだと断定しているが、後半のゴスペル的な展開での客席のノリの良さを聴くとそうとも言えないのではないかと思う。★★★★
2015.3.15 渋谷ユニオン 国内新品 864円 33%引き
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カシオペア・サード/TA・MA・TE・BOX TOUR
日、押尾コータローのCDを紹介した際に書いたが、7月の「FUSION FESTIVAL in TOKYO Vol.2」で自分としては過去のバンド化していたカシオペア(サード)でとても盛り上がり、カシオペアをあなどるべからず、と思い知らされた、そのカシオペア・サードの2013年末、東京・渋谷AXで行なわれた35周年記念ライヴ2枚組。カシオペア・サードとは、野呂g、ナルチョb、サポートとして神保ds、大高清美(女性)key、というラインナップ。内容はやはり「あなどるべからず」だ。大高は向井の後任としてカシオペアに迎えられるだけあって、さすがに上手い。全19中、5曲の新曲の中では神保のドラムがさく裂するハードエッジな「デイズ・オブ・フューチャー」がピカイチ。とはいえ、やはりかつての名曲「ギャラクティック・ファンク」「テイク・ミー」「ドミノ・ライン」「ASAYAKE」「アイズ・オブ・ザ・マインド」ばかりを繰り返し聴いてしまった。正直言ってベースは桜井に復帰してほしい。ナルチョの8弦ベースの音もソロも好きになれない。神保のソロアルバムを何枚か持っているが、カシオペアのポップでコンパクトな曲でのドラミングの方が分かりやすくて楽しい。★★★★
2015.8.30 高田馬場ユニオン 新品2枚組BSCD2 1,111円 62%引き
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