レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ハンク・クロフォード/アイ・ヒアー・ア・シンフォニー
CTI傘下でソウル〜R&B的な分野を担っていたKUDUからリリースされた75年録音盤。メンツはクロフォードas、レオン・ペンダーヴィスkey、エリック・ゲイルg、リチャード・ティーkey、ゲイリー・キングb、スティーヴ・ガッドds、バーナード・パーディds、ラルフ・マクドナルドperなど。表題曲の(1)は言わずと知れたシュープリームスのカバー曲で、パティ・オースティンがコーラス・ボーカルを取り、シングルカットされてKUDUレーベル最大のヒットになったという。マシューズが書いた(2)はセッション・シンガーのフランク・フロイドが熱唱する佳曲。アレンジャーのマシューズは80年代にエレクトリック・バードでくだらないアルバムを量産したので好きじゃなかったが、本作ではダンサブルでハッピーなサウンドを作り出しており最高だ。メンツがほぼ一緒のボブ・ジェームスのサウンドに近く、そこからクラシック要素を取り除きソウル色を強めたような感じ。このサウンド作りに最も貢献度が大なのがゲイルのギターで、リズムにリードに大活躍している。★★★★
2015.7.11 芽瑠璃堂 国内新品BSCD 720円 30%引き
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| ノガッチ | フュージョン(管楽器) | comments(0) | - |
パーラメント/トロンビピュレイション
今年5月にJBを中心にドバッと50枚発売されたファンクCDの内の一枚。1,000円+税という廉価盤だがこのCDは歌詞・対訳に加えて8ページにわたるP-ファンクヒストリーも掲載した極めて良心的な作り。対訳を読むと歌の内容はナンセンスというよりも、ドラッグでイキ過ぎているせいかワケがわからない。しかしサウンドだけ聴く分にはブーツィー・コリンズを全面的にフィーチャーし、軍団のパワーは全く衰えていないように思えるがこれがパーラメント名義での最終作となった。表題は造語なのでネットで調べたが意味を突き止められなかった。1980年作。★★★★
2015.6.241 タワーオンライン 国内新品 980円 9%引き
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| ノガッチ | ファンク・ディスコ・ダンス | comments(0) | - |
Green Day/The Studio Albums 1990-2009、アメリカン・イディオット、21世紀のブレイクダウン
先日、渋谷タワレコ行ったらメロディアスなパンクバンドの曲が流れていてとても良かったのでCDを買おうかと思ったが、そんな衝動買いをしていたらCD収納スペース問題が悪化する一方だ、と踏みとどまって思いついたのがパンク・バンドながらも今やアメリカを代表するバンドの一つになっているらしいグリーン・デイの廉価ボックス。
その中身はインディーズ時代の2作とメジャーデビューしてから全て全米TOP10入りした6作の計8枚が紙製ジャケ入りで1枚あたり300円の激安価格。どのアルバムもパンクにとどまらない、ロックとしての良いアルバムだが、とりわけ1,200万枚を売り上げてグラミーのベスト・アルバムを受賞した2004年の「アメリカン・イディオット」と、その大ヒットのプレッシャーから5年も間が空いてしまった2009年の「21世紀のブレイクダウン」がとてつもなく素晴らしい!これら2枚については歌詞の対訳が欲しかったので紙ジャケ国内盤で買いなおすこととして、8枚組ボックスは海外に転勤するパンク野郎に餞別として贈呈した。
それまでのアルバムも良い出来だったが「アメリカン〜」は一気に突き抜けてザ・フーに並びロックの歴史に名前を刻む存在になった。本屋で「ロックンロールが降ってきた日」というタイトルの本を見かけたが、9分を超す5部構成の組曲(基本はパンク・バンドなのに!)(2)「ジーザス・オブ・サバービア」はまさにロックンロールが降りまくっている圧巻のロックンロール(エンディングをあと1小節長くやって欲しかったが)で、グラミー受賞は当然だ。3部構成のロックオペラ「21世紀〜」も前作と甲乙つけ難い。2作ともにポップなメロディーとビリー・ジョーの素晴らしいボーカルが、プロフェッショナルながらもパンクの熱気を失わないサウンドと融合した、ロック史上に残る傑作だ!
Studio〜 2015.5.19 タワー・オンライン 輸入紙ジャケ8枚組 2,474円★★★★★
アメリカン〜 2015.7.12 高田馬場ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 926円 65%引き★★★★★
21世紀〜 2015.9.8 タワーオンライン 新品紙ジャケSHMCD 2,060円 23%引き★★★★★
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| ノガッチ | パンク・ニューウェイヴ | comments(0) | - |
フューズ・ワン/フューズ
1980年録音の本盤がリリースされた当時は全然イイと思わなかったのだが先日ネット試聴したら、この35年間によほどBGM等に使われたのか、聴き覚えのある曲が多かったので購入。クリード・テイラーがCTIレーベルで先鞭をつけたクロスオーバー・ミュージックが、CTIが休業状態になっている内に大流行となるのを横目で見て、巻き返しを狙ったと思われる(?)アルバム。メンツはスタンリー・クラークb、ラリー・コリエルg、ジョー・ファレルsax、ジョン・マクラフリンg、ロニー・フォスターkey、ンドゥグ・チャンクラーds、トニー・ウィリアムスds、ウィル・リーb、などで豪華というよりもなんじゃこの組み合わせは!?という感じ。解説書にはゴードン・エドワーズが率いたスタッフを引き合いに、CTI版のスタッフと言えるのがこのフューズ・ワンだと書いているが、フューズ・ワンというグループを名乗っているものの一時限りのセッション・アルバムだ。故に曲毎にメンバーが代わり、アルバムとしての一体感は無いが、たぶんBGMに重用されただけあって良いメロディーの楽曲が含まれている。ベストはマクラフリン作の(4)「トゥ・フーム・オール・シングス・コンサーン」。スタンリー・クラークの(7)「タクシー・ブルース」は、81年頃、ワタシがドラムを叩くスリー・クォーターというフュージョン・バンドのレパートリーだったが、今回初めて原曲を聴いた。★★★
2015.7.11 芽瑠璃堂 国内新品BSCD 720円 30%引き
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| ノガッチ | フュージョン(その他) | comments(0) | - |
ビリー・スチュアート/アイ・ドゥ・ラヴ・ユー
65年、チェスからリリースされた「USブラック・ディスク・ガイド」選出盤はワシントンDC出身シンガーのデビュー・アルバム。ワタシはCDの置き場所が無いため今後買うソウルのCDはディープとスウィートに絞って、R&B〜アーリー・ソウルは買わないという方針にしていたのだが本盤は例外。R&Bチャート6位を記録したタイトル曲と、同25位の(2)「ストレンジ・フィーリング」、同4位の(7)「シッティング・イン・ザ・パーク」。これらのバラードは本人のハイトーン・ヴォイスとバック・コーラスの美しいハーモニーが栄えるシカゴ・ソウル初期の名曲として素晴らしい。ミディアムの(12)「キープ・ラヴィン」は少しフィル・スペクターみたいなところがイイ。ビリーは70年に事故のため32歳で亡くなっている。チェス原盤で定価1,000円+税の限定盤となれば、少しでも興味ある人は買っとけ。★★★★
2015.6.26 HMV 国内新品 864円 20%引き
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| ノガッチ | ソウル60年代ソロシンガー | comments(0) | - |
リンダ・ロンシュタット/same
リンダが1972年に発表した3rdアルバムは純然なるカントリーからカントリー・ロックに大きく舵を切ったアルバムと言われている。当時のバックバンドとして後にイーグルスを結成するメンバー全員が本作に参加しているが、各人バラバラに数曲に参加という状態なので決してリンダ&イーグルスというわけではない。しかしイーグルス云々はさておき、本作はジャクソン・ブラウンの(1)「ロック・ミー・オン・ザ・ウォーター」、エリック・カズの(3)「アイ・ウォント・ビー・ハンギン・ラウンド」、ニール・ヤングの(8)「バーズ」といった名曲のカバーが目白押しの好盤。特に(3)と(8)が絶品だから「買い!」のアルバムだ。ラストは先日レコダイで紹介したフォンテラ・バスのダンス・ナンバー「レスキュー・ミー」で、カントリー路線から今後は逸脱することを宣言したものと思える。ジャケのアップ顔が最高にかわいいリンダは当時25歳。★★★★☆
2015.6.14 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,448円 15%引き
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| ノガッチ | ウェストコーストロック | comments(0) | - |
ジョン・トロペイ/ショート・トリップ・トゥ・スペース
ニューヨークのセッション・ギタリスト、ジョン・トロペイが1977年にリリースされた2ndアルバムはフュージョンファンは必聴だ。メンツはファーストとほぼ同じで、トロペイのアルバムではお馴染みのスティーヴ・ガッドとリック・マロッタのツイン・ドラムのほか、ウィル・リーb、ドン・グロルニックkey、ブレッカー・ブラザーズなど。ベストはグロルニック作の(4)「ユー・キャント・ハヴ・イット・オール」で、keyソロ、gソロ、リズム隊のグルーヴどれをとってもフュージョンの歴史に残る名曲だ。(2)「キャント・ハイド・ラヴ」はアース、ウィンド&ファイアーのカバーでトロペイのソロが最高にカッコイイ名演。表題曲の(5)は7分を超す力作だが、肩に力が入り過ぎたのかイマイチ。(8)「トゥイスト・オブ・ザ・リスト」はアレンジしたのが盟友デヴィッド・スピノザgだけあって、トロペイのメロディアスなプレイの魅力を十二分に引き出している。★★★★☆
2015.6.26 HMV 国内新品BSCD2 1,728円 20%引き
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| ノガッチ | フュージョン(ギター) | comments(0) | - |
フレディ・ウォーターズ/ジャスト・イナフ・ト・ゲット・ミー・クール
「USブラック・ディスク・ガイド」選出盤の本作はナッシュビルのシンガー、フレディー・ウォーターズが77年に残した唯一のアルバムでかなりのレア盤とのことだ。鈴木啓志先生が絶賛する(7)「I'm Afraid To Let You Into My Life」はストリングスにのった伸びやかなハイトーン・ヴォイスが魅力的なモダン・ソウル。それに勝るとも劣らないのが、こみ上げ系バラードの(3)「One Way Ticket To Love」。(2)「Being For Real Is Where It Is」はシックで淡々としたところが味わい深い。(5)「Your Love Is The Kind I've Been Waiting For」は突き抜ける爽快さを持ったダンサー。(9)「The Sun Is Always Shining」は男声コーラスを従えたサム・クック節全開のミディアム。ボビー・ホームズによるアレンジがアルバムを通して素晴らしく、ストリングスやコーラスを多用したサウンドはローカル/マイナー盤のイナタさ皆無の洗練されたもので、ほのかに薫る南部テイストも良い隠し味。(10)「Shake Down」とボートラのエディー&フレディー名義の(11)〜(14)は残念ながら品の無いファンキー曲でパス。★★★★
2015.6.3 御茶ノ水ユニオン 新品紙ジャケ 2,160円 13%引き
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| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
チェックメイツ・リミテッド/黒い涙
チェックメイツ・リミテッドはインディアナ州出身の白人、黒人混合の5人組バンドで二人の黒人リードボーカルを擁する。このアルバムは、67年のフィレス・レコード倒産後、隠遁生活を送っていたフィル・スペクターをA&Mレコードが引っ張り出してプロデュースをさせて69年にリリースされた傑作。約200人のミュージシャンが参加したというが、オープニングの(1)「プラウド・メアリー」からしてその全員が参加したのではないかと思えるほどのウォール・オブ・サウンドぶりに笑える。ミュージシャンのクレジットが無いので詳細は不明だが、この曲のティナ・ターナーばりのパワフルなボーカルは誰なのだろうか。また解説書で萩原健太氏はボーカルはソニー・チャールズとスウィート・ルイ・スミスの二人と書いているが、スペクターのライナーノーツにはスミスはドラム、ボビー・スティーブンスがもう一人のボーカルと書いてある上、裏ジャケの写真でもスミスはボンゴを手にしており、何も手に持っていないスティーブンスがボーカルと思われる。まあスミスであれスティーブンスであれ、ボーカルの二人がとても良いことに変わりはなく、特にチャールズの粘っこいボーカルが最高だ。(2)「スパニッシュ・ハーレム」もイイが、ベストは(3)「ブラック・パール」。B面全てを占める「ヘアー組曲」は当時大ヒットしていたミュージカル「ヘアー」劇中の代表曲をメドレー形式でカバーしたもの。スペクターよりもアレンジャーのディー・バートンが全面に出ており、その出来は賛否が分かれるとのことだが、そう言われれば確かにウォール・オブ・サウンドとは違うが、ワタシとしては文句無く豪華絢爛な音絵巻を楽しんだ。★★★★★ 2015.5.20 高田馬場ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,337円 54%引き
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| ノガッチ | ポップ・オールディーズ | comments(0) | - |
レイ・バレット/キャン・ユー・フィール・イット
ファニア・オール・スターズの中心人物としてサルサ音楽を世界中に知らしめたというコンガ奏者、レイ・バレットがフュージョン系のスタジオミュージシャンを動員して1978年に発表したダンサブルなアルバム。メンツはワタシが全然知らないニューヨークのラテン系スタジオ・ミュージシャンに加えて、ジェフ・リッチマンg、ニール・スチューベンハウスb、リッチー・モラレスdsなどなど。前半はボーカル入りのディスコ〜メロウな曲で、プリンス・フィリップ・ミッチェル作曲の(3)は本人が特有の泣きの入ったボーカルを聞かせる。聴きものは後半のラテン・フレイバー溢れるクロスオーバー・サウンドで、特に(9)「コンフロンテイション」はタイトル通りで熱演。一方、セクシー風のジャケには全然熱くなれない。フュージョンマニアならば買って損は無し。★★★☆
2015.6.14 HMV 国内新品 875円 15%引き
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