レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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グラディ・ゲインズ&ザ・テキサス・アップセッターズ/フル・ゲイン

スヌークス・イーグリンの諸作で知られるニュー・オーリンズのブラック・トップ・レコードは充実した内容のブルースアルバムをリリースしていた。88年の本作もそうした一枚。リトル・リチャードのバックバンド、ジ・アップセッターズのリーダー/サックス奏者だったグラディ・ゲインズが実弟のロイ・ゲインズg、クラレンス・ハラマンg、ジョー・メドウィックvoらを従えて発表した初リーダー作。ジャケ写の通りにオールディーでパワー全開の楽しいブルース、ジャンプ、R&Bなどが聴ける。ロイ・ゲインズはクルセイダーズとの共演アルバムもあり、テキサス・スタイルがベースながらBBキングマナーのギターを弾き、ボーカルもイケる。LPから買い替え。★★★★

2015.3.28 渋谷ユニオン 国内新品 1,440円 39%引き

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ザ・モデュレイションズ/イッツ・ラフ・アウト・ヒア

ワシントンDCの4人組ヴォーカル・グループの「USブラック・ディスク・ガイド」に選出された75年盤に2曲のボートラを追加したVIVID盤の紙ジャケ。表題曲のファンキーな(1)は他のスウィートグループのアルバムの1曲目と同様にスルー(と言うほど悪くは無いが)。ズンドコリズムに乗った(2)のやるせないサビが最高。(3)「Love at Last」はフィリー・ダンサーの教科書的な曲で絶品。(6)がそれに次ぐフィリーダンサーだが、「USブラック〜」やこのCDの解説書が、ゴスペル的なリードがフィリーなコーラスに合わないところがある、と指摘するのはこの曲で最も顕著かもしれない。しかしリードがゴスペル的だから、というよりもリードに品位に欠けるところがあるからスウィートなコーラスと合わない、と言った方が正確だろう。(7)は優しさの中に芯の通ったテナーとドリーミーなコーラスが素晴らしいバラード。そしてボートラ収録された、切ないミディアム・ダンサーの(10)「Your Love Has Me Locked Up」が彼らのベスト曲だ。★★★★★

2015.3.21 渋谷ユニオン 新品紙ジャケ 1,575円 42%引き

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ラッシュ/パーマネント・ウェイブス(永遠の波)

名曲(1)「ザ・スピリット・オブ・レイディオ」と(2)「自由意志」を収録した80年作。しかし他の曲は水準には達しているもののコレ!というインパクトに欠けるな。9分を超す3部構成の組曲(6)「自然科学」もツギハギ感強し。とにかく(1)と(2)に尽きる。オリジナル・アルバム発売時の伊藤政則氏のライナーは何を言っているのかワカラナイほど気合が入っていて素晴らしい。★★★☆

2015.4.21 タワーオンライン 新品紙ジャケSHMCD 2,131円 20%引き

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The Brecker Brothers / The Bottom Line Archive Series

1976年3月6日、セカンド・アルバム「Back To Back」をリリースした直後、翌週に(8)「If You Wanna Boogie, Forget It」のシングル(!)が出るという時期のNYボトムラインでのライヴ。メンツはスティーブ・カーンg、ドン・グロルニックkey、ウィル・リーb&vo、クリス・パーカーds、サミー・フィゲロアperに加えてデヴイッド・サンボーンa.saxが3曲に参加。クレジットは無いが2本のギターが聞こえる曲もあり、バジー・フィートン(ランディが「フェイトン」でなく「フィートン」と言っている)がギターを弾く写真がジャケに掲載されているから彼が参加しているのだろうか。当時のメンバーのコメントを含む充実したライナーノーツから知ったことは、カーン、グロルニック、リー、パーカーは当時同じ建物に住んでおりよく一緒に演奏する間柄だったということ。これはグレッグ・レイクとクリス・スクワイア(合掌)が若いころにアパートをシェアしていたということに匹敵するくらいの事実ではないだろうか(そうでもないか...)。またランディ&マイケル、カーン、グロルニックが74年にオノ・ヨーコのバックで来日していたというのも知らなかった。そんな雑学ネタはさておき。内容はオープニングの(1)「Rocks」での兄弟の掛け合いソロからしてブットビもの。(5)「Night Flight」はマイケルが初めて書いた曲だというだけあってマイケルのソロが凄まじい。75年5月録音の同曲がボートラ収録されているのも気が利いている。全体的にパーカーのドラムがキレッキレなのに対してカーンは弾けば弾くほど悪くなる。音質は問題無いが、レコード発売を前提にしていたものではないから音の奥行きは無い。「ヘヴィー・メタル・ビーバップ」レベルを期待してはいけないが、ファンならば十二分に満足できるCD。★★★★

2015.4.24 HMV 輸入新品 1,538円 

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バリノ・ブラザーズ/リヴィン・ハイ・オフ・ザ・グッドネス・オブ・ユア・ラヴ

「USブラック・ディスク・ガイド」に選出されたこの73年盤は70年代ボーカル・グループを語る上で決してハズせない屈指の名盤。エイス・デイと並びインヴィクタス・レーベルを代表する彼らだがアルバムをこれ一枚しか残していないのが残念。その内容は、インヴィクタスの硬質なデトロイト・サウンドに乗って、ジャケに写った屈強な男たちが、ミディアムにスローに、広島カープの黒田投手ばりの男気を聴かせるもの。ゾクゾクするようなストリングスのイントロから語りが入ってコーラスで一気に爆発する(1)「アイ・ハド・イット・オール」。7分を超すスローの(2)「イット・ダズント・ハフ・トゥ・ビー・ザット・ウェイ」は途中、語りやエレクトリック・シタール(ワタシが定義するスウィートソウルの三種の神器の一つ)のソロでジワジワと盛り上げて最後は感動的なメロディーラインで大団円。ミディアム・スローの(3)「レイン」はやるせない男心を切なく、かつ力強く歌い上げる。LPのA面だったこの3曲が圧巻で、B面はリズム・ナンバー中心。通常プラケース盤には最高傑作「トラップト・イン・ラヴ」を始めとする6曲のボートラが収録されていたが、この紙ジャケはストレートリイシューだったので買い替えて失敗した!★★★★★

2015.3.21 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 1,389円

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ザ・ポール・バタフィールド・ブルース・バンド/same

アマチュア・ブルース・バンドを30年以上やってきたワタシだがこのアルバムを聴くのは全く初めて。この65年デビュー盤は普通、ブルース・バンドをやろうと思ったら真っ先に聴くべき1枚と言ってよいだろう名盤で、その内容の素晴らしさを今更ながらに初めて知った。メンツはポル・バタvo & harp、マイク・ブルームフィールドg、エルヴィン・ビショップg、マーク・ナフタリンkey、ジェローム・アーノルドb、サム・レイdsで、選曲良し、歌良し、演奏良しの最上級のシカゴブルースが聴ける。「ホワイト・ブルースの歴史が始まったことを天下に示すマスターピース」という宣伝文句には全く同感。★★★★★

2015.4.18 渋谷タワレコ 国内新品 734円 41%引き

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デヴィッド・T・ウォーカー/イ・エンス

日本制作盤。タイトルの「Y・ENCE」とは「方程式などで使う"Y"に、単語を名詞化する"ence"を付け、”どんなものでも名詞にできる”という、ちょっと哲学的な意味合い」とのことだがワケがワカらない。メンツはデヴィッド・T・ウォーカーg、ジェリー・ピーターズkey、スコット・エドワーズb、ジェームス・ギャドソンds、ニール・オダsyn。総じて日本制作盤に対するワタシの印象は良くないのだが、このアルバムは悪くない。数曲でソロを取るオスカーブラッシャーのtpもイイ。ギャドソンがシンセ・ドラムを叩くのは古臭いが。1986年11月17〜26日ロサンゼルス録音。★★★★

2015.4.21 タワーオンライン 国内新品 793円 27%引き

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オージェイス/スーパー・バッド

72年にフィラデルフィア・インターナショナルから「裏切り者のテーマ」でブレイクする直前、ヒットが出なかった彼らが故郷のオハイオに戻ってマイナーから71年にリリースしたアルバム。いやはや、これがイイぢゃないですか。スローもダンサーもオハイオ録音のイナたさは無く全くのフィリーソウル(ハリウッド録音の曲もあるが)。特にエディ・リヴァートのハスキーなボーカルのミディアム(3)「クロスローズ・オブ・ライフ」が最高だ。ワタシはブレイク後のオージェイズはメッセージ色が強すぎてついていけなかったのだけれど、このアルバムでは(5)「ピース」のようなメッセージソングでもスウィートソウルの範疇内として聴ける。LPはかなりのレア盤らしいが、そうしたレア盤が鳴り物入りで復刻されたら内容は全然良くなかった、というケースも多いが、これはCD復刻の価値大。★★★★

2015.2.25 タワーオンライン 新品紙ジャケ 1,911円 23%引き

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ポリス/ゼニヤッタ・モンダッタ

80年発表の3rdアルバムは、前2作の延長線上にある名曲(1)「高校教師」で幕を開け、(3)「君がなすべきこと」はその後のポリスに直結する新境地の曲、そして滅茶ポップで全米10位の(7)「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」を収録しているのだが、全体的には散漫な印象。この「ドゥドゥ〜」で真っ先に思い出すのが、彼らが81年1月の再来日時になんと「夜のヒットスタジオ」に出演した際に、曲を無視して「口パクだよ〜ん!」とアピールせんばかりの暴れぶり。特にスチュワート・コープランドがドラムを叩くフリなどせずに滅茶やっていたことを良く覚えている。LPのB面はその(7)で始まるが以降の曲が弱い。アンディ・サマーズ作の(8)はインスト、(9)はただのスカ・サウンドだし、(10)は単調、コープランド作の(11)もインストだ。★★★

2015.4.4 HMV 紙ジャケSHMCD 2,304円 20%引き

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ウェイン・クランツ/ロング・トゥ・ビー・ルース

ウェイン・クランツは95年のサード「2ドリンク・ミニマム」を先日レコダイで紹介したが、そのアルバムが良かったので買ったのがこの93年セカンド。メンバーはサードと同じでクランツg、リンカーン・ゴーインズb、ザック・ダンジガーdsのトリオ編成。ムムウ〜、テクもテンションも高いが、同じ編成、同じプレー・スタイルで2枚聴くとさすがに飽きる....ただし先のアルバムも本作も内容は良いので、クランツを未聴の方にはどちらのCDでも廉価だしオススメだ。ちなみにPCでCDを再生した際、インターネットから取得した曲名(曲順)はデタラメだった。このへん情報登録はどういう仕組みになっているのだろうか?★★★

2015.3.7 タワーオンライン 国内新品 980円 9%引き

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