2014年4月に発売されたウィルコ・ジョンソン&ロジャー・ダルトリーの「Going Back Home」だが、わずか8か月後に2枚組のデラックス・エディションが登場した。ディスク1はオリジナル・アルバムを収録。ディスク2は未発表1曲を含むスタジオテイク5曲、ウィルコ・バンドのライブ6曲、ウィルコ&ロジャーのライヴ7曲の大盤振る舞い。それで価格は当初盤と殆ど変らないのだから(現在では500円くらい差があるが)、デラックス盤が絶対オトク。
ロジャーは録音時にはあと数か月で70歳。ウィルコは末期すい臓癌と診断された(誤診だったらしい)67歳。ジャケやブックレットには二人が若かった頃の写真が多く掲載されているが(鮎川誠も写っている)、その頃の録音と言われても違和感が無いほど二人ともパワーに溢れており若々しい。ロジャーのボーカルはドスが効いているいるし、ウィルコのギターはガシャガシャで、ジジイ達がこれぞロック!という音楽を、盟友ノーマン・ワット・ロイb、スティーブ・ハウの息子ディラン・ハウdsとのバンド・サウンドで聴かせる。ところでレーベルがCHESSとなっているのだが、CHESSってBLUE NOTEみたいに復活してたのか?★★★★★
2014.12.20 アマゾン 輸入新品2枚組 1,607円