レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ネッド・ドヒニー/ファースト

ネッド・ドヒニーの1973年デビュー作。ドヒニーといえば「ハード・キャンディ」という程度の認識しか無かったが、このアサイラム・レーベルに残した唯一のアルバムも素晴らしい!ジャケ写真はひ弱なフォークシンガーみたいだが、ソウルやジャズの影響を感じさせる曲を基本的にアコースティック・ギターでプレイするという個性はもう確立されている。オドロキだったのがドヒニーはエレキ・ギターでのリードもバッキングもすごく上手だということ。(1)のリードギターなぞは著名なスタジオ・ミュージシャンが弾いているのかと思った。キャロル・キングを想起させるメロディーの(2)「悲しみを知って」がベストトラック。この時26歳だったドヒニーの甘酸っぱい曲にあふれており、先日紹介したオーリアンズ同様、今まで聴いていなかったことが悔やまれるアルバム。★★★★★

2014.11.11 タワーオンライン 国内新品 883円 28%引き

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アルバート・コリンズ/フローズン・アライヴ!

コリンズのアリゲイター・レーベルでの復活第3作目は81年3月ミネアポリスでのライヴ盤。まずコリンズの代名詞的なインストのシャッフル「フロスティ」で幕開けし、2曲目はスローという、ブルース・ライヴとしては鉄板の展開。続くオリジナルのファンク・ブルース(3)はタルいが、(4)は待ってました!の「カレドニア」。ギター・スリムの(5)「シングズ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ」はコリンズと相性の良さそうな選曲だが、意外とツマらない。(6)はゆったりとしたシャッフル。ラストの6分を超す「コールド・カッツ」の前半4分は殆どチョッパー・ベース・ソロ。ともかく、ジャケ写にあるようにエレキギターで9フレットにカポする人っていないよね。それだけに93年の急逝が残念。★★★★

2014.10.23 HMV 新品紙ジャケ 2,011円 19%引き

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The Alabama State Troupers / Road Show

71年10月カリフォルニアでのライヴを収めたアラバマ・ステイト・トゥルーパーズの2枚組。このグループを率いるドン・ニックスはメンフィス出身。スティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダンらとのマーキーズ結成メンバーで、ジェフ・ベックがカバーした2-(11)「Going Down」の作者としても知られるスワンプ・ロッカー。ニックスと女性シンガー、ジニー・グリーンをプロモートするために所属レーベルのエレクトラが企画したツアーのためにニックスが集めたメンバーはギター2、キーボード2、ドラム2、ベース1、コーラス5(Sounds Of Memphisレコード所属のThe Minutesの3人を含む)に78歳のカントリー・ブルース・シンガー、ファリー・ルイスを加えた大所帯。レオン・ラッセルが率いたジョー・コッカーのマッドドッグス&イングリッシュメンを地味にしたようなロック、ゴスペル、ブルースのレビュー。ストーンズのグレート・ギタリスト・ハントに呼ばれ、「ハンド・オブ・フェイト」で素晴らしいギターを弾いたウェイン・パーキンスのガッツあふれるロック・ギターが聴けるのがキモ。レココレ先々月号のツェッペリン特集に、このアルバムジャケのプリントTシャツを着たジョン・ポール・ジョーンズの写真が掲載されていた。なお、グループ名は「state troopers」ならば「州警察」の意味だが、「troupers」で「劇団の座員」という意味だ。★★★★

2014.10.10 HMV 輸入新品2枚組 1,959円

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スパイロ・ジャイラ/モーニング・ダンス

フュージョンの歴史的名盤と言われる79年リリースの2作目。全曲に参加しているのはジェイ・ベッケンスタインsaxとジェレミー・ウォールkey二人だけなので、グループ名義ながらこの時点では二人のプロジェクト状態だったと思われる。前作のメンバーの代わりに起用されたのは、ジョン・トロペイg、ウィル・リーb、スティーヴ・ジョーダンds、ブレッカーブラザーズなどで皆イイ仕事をしている。とりわけ(5)「スターバースト」はマイケル・ブレッカーのベスト・ソロのひとつとしてファンには知られているそうで、ジョーダンのドラムも他の曲のドラマーとは格が違ってキレがものすごくイイ。表題曲の(1)は確かに名曲で、マリンバ・ソロの後に出てくるエレピ〜サックスと続くソロが気持ちイイ。リリースから35年を経た今でもビーチリゾートにピッタリのアルバム。★★★★☆

2014.10.23 HMV 新品BSCD2 1,552円 20%引き

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オーリアンズ/夢のさまよい

76年の通算4作目。前作のただヌボーッと立っているだけのジャケが不評だったのか、今度は裸だ。前作にあったまるでドゥービーなドライヴィングロック曲は無くなり、ロッキンソウル的になり(2)「ホワット・アイ・ニード」、表題曲の(4)がその典型。(4)「セイルズ」はシンガーソングライター的なアコースティックの美しい小品。全米5位の大ヒットとなった(6)「スティル・ザ・ワン」はオールディーズっぽさのあるポップなロックンロールで、ABC-TVのジングルとして1年近く使われたというのもナットク。(10)「春の風」はシングルカットされてチャートインこそしなかったが、美しいコーラスとマイケル・ブレッカーのイキの良いソロが聴かれることもあってワタシは結構好き。全米アルバムチャート30位。シングル、アルバムともにチャート成績は前作を上回ったが、ワタシとしては前作に軍配を上げる。★★★★☆

2014.11.11 タワーオンライン 国内新品 882円 29%引き

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スペシャル・セッション・フィーチャリング・村上ポンタ秀一/TOKYO FUSION NIGHT

1978年7月4日、渋谷エピキュラス・ホールでのポンタds、ナルチョb、デビュー前の野呂一生g、難波弘之key、中村哲saxによるリハーサル音源に後日、松原正樹g、大村憲司g、和田アキラg、細野晴臣スチールドラムなどをオーバーダビングした作品。警察はこのリハが終了すると同時にポンタをヘロイン所持容疑で逮捕した。穴が開いてしまった当日のコンサート本番は山下達郎が埋め合わせたという。以上のことはポンタが自伝「自暴自伝」で詳しく語っている。

そんなスゴイ経緯のある音源だが、実際の内容はこの時代らしい血気盛んなJ-CROSSOVERでワタシ的にはとてもツボ。ポンタは逮捕されることを認識していたが、そんなことに関係なく(だからこそ?)絶好調。特に気に入ったのがsaxの中村。この人はすごくイイね。一方(4)は野呂と和田のギターバトルがあるが、速弾きを競い合うような雑なもの。(5)でも野呂は無駄な速弾き感があるが、カシオペアとしての翌春デビュー直前でそれだけ気合が入っていたということか。ジャケデザインが酷いのが残念。★★★★

2014.10.23 HMV 新品SHMCD 2,085円 19%引き

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オーリアンズ/歌こそすべて

この75年のサードはウッドストック出身の彼らがアサイラム・レーベルに移籍しての第1弾。「西のドゥービー・ブラザーズに対する東のオーリアンズ」とのキャッチコピーでリアルタイムの頃からその存在は知っていたものの、縁が無くて今まで聴いたことが無かった。そりゃあ、イケていないルックスの男がただヌボーッと立っているこのジャケでは食指も伸びないというもの。ところが、これが今まで聴かずにいたことが悔やまれるほどの大名盤!オープニングの(1)「風さわやかに」からタイトル通りに爽やかさ全開。アール・クルーのカバーも素晴らしかった大名曲(2)「ダンス・ウィズ・ミー」はこのアルバムに収録。表題曲(5)はドゥービーそっくりの痛快なドライヴィング・ロック。原題は「Let There Be Music」で旧約聖書の創世記「光あれ let there be light」をもじったもの。(6)(7)はリトル・フィート的なグリッティなロックン・ソウル。(9)「ギヴ・ワン・ハート」はリンダが「風にさらわれた恋」でカバーしたレゲエナンバー。ラストもドライヴィング・ロック。バンドは演奏能力、コーラスともに最高級で、ウェストコーストロックファンならば必携の一枚。全米アルバムチャート33位。★★★★★

2014.11.11 タワーオンライン 国内新品 882円 29%引き

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ティモシー・ウィルソン/same

プラケース盤からの買い替え。この「USブラック・ディスク・ガイド」選出の78年盤はジャケこそ手を出しにくいが、内容は一人スウィートソウルの名盤。コーラスも付くので、まるでスウィート・グループのようだ。LPでAB面の冒頭を飾っていた(1)(5)のダンスナンバーがまずイイ。(5)にはサルソウルのEddie Holmanを思い出した。(3)は泣きの入るメロディーのリズムナンバーでワタシ的には一番のツボ。(4)も美しいメロディーのミディアム。(6)はやるせないメロディー。プロダクションのヒューゴ&ルイジはワタシが超絶に好きな初期スタイリスティクスを手掛けていたコンビ。バックを務めるのはハイラム・ブロックg、ジェリー・ジェモットbなど(ただしソロなどの目立つプレイは無い)。紙ジャケにもかかわらず中古価格がえらく安かったので人気が無いのかもしれないが、スウィートファンならばマストのアルバム。★★★★☆

2014.10.31 御茶ノ水ユニオン 中古紙ジャケ 880円

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ザ・クラッシュ/白い暴動

クラッシュの77年デビュー盤は、肝心のサウンドは荒削りというよりハッキリ言ってショボイ。その最大の原因はドラムのトリー・クライムスで、クラッシュのメンバーとしてクレジットこそされているものの、ジャケットにその姿は無い。次のアルバムでトッパー・ヒードンにドラムが代わってバンドの演奏力は飛躍的に向上した。と、文句が先になったが、(3)「反アメリカ」、(10)「ペテン」、(12)「ポリスとコソ泥」など佳曲が多く、とりわけ(8)「ロンドンは燃えている」はそのタイトルとイントロ「ロンドーンズ、バーニン〜ドンガラジャッジャッジャ〜ン」のインパクトで歴史に残る曲。表題曲の(4)も同様の名曲。ジャケットもカッコイイ。★★★★

2014.10.12 渋谷ユニオン 新品紙ジャケBSCD2 1,440円 37%引き

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アル・ジョンソン/バック・フォー・モア

2013年10月に亡くなったジョンソンの追悼盤として紙ジャケBSCD2仕様で再発された本作はAOR名盤として名高い。オビのコピーは「ミッドブルーの空の下、コバルト・オーシャンをつたって爽やかなシーウィンドが吹く。けだるい真夏のアフタヌーンは、ひとりドリーミーな夢の世界にひたるのもいい------------」。曲の邦題も表題曲(1)「君のもとに帰りたい」はフツーだが、(5)「I've Got My Second Wind」は「渚のセカンド・ウィンド」とクリスタルだ。良さが際立つのはやはりシングルカットされた(1)と(5)でAORファンならば満足できるだろう。ワタシはダンスナンバー(4)「スクール・オブ・グルーヴ」の右チャンネルから聞こえる粒立ちの良いリズムギターに文字通り耳を奪われた。このギターはマーロ・ヘンダーソンという人らしく、リズムギターにばかり耳が行ってどんな曲かは記憶に残らない。本人のボーカルは全くクセもアクも無いのでソウルファンには物足りないか。ノマン・コナーズがプロデュースした80年盤。★★★

2014.10.23 HMV 新品紙ジャケBSCD2 1,828円 19%引き

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