レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
<< December 2014 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
PROFILE
SEARCH
ニルス・ロフグレン/ロフグレン#1

現在はブルース・スプリングスティーン・バンドのニルス・ロフグレン、75年リリースのファースト・ソロ・アルバム。ワシントンDC出身で現在は東京在住のスタジオ・ミュージシャン、ウォーネル・ジョーンズbと、コロシアム2、ジャーニーなどを渡り歩いたエインズレー・ダンバーdsとのトリオ編成。(2)「バック・イット・アップ」、(6)「キーズ・ドント・ゴー」、(12)「ゴーイング・バック」など曲が良く、特にA面が充実している。曲もニルスのギター&ボーカルもみずみずしく、新たなロックギター・ヒーローの誕生を当時のロックファンは期待したかもしれない。しかし「New Rolling Stone Record Guide」が書いているように、ニルスは才能はあるのにそれをフルに発揮することなく、「the great lost rocker of the Seventies」という位置づけに終わっている。ジャケデザインもロック・スピリッツにあふれていてグー。★★★★☆

2014.9.28 渋谷ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,729円 40%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ロック | comments(1) | - |
スタッフ/スタッフ・イット

スタッフのアルバムといえばファーストとセカンドで、このスティーヴ・クロッパーがプロデュースした79年のスタジオ録音3作目は落ちる、というのが定評だしワタシもそう思っていたのだが、久しぶりに聴いたらこれはイイです!低評価の理由はオープニングの(1)(2)が女性コーラスやホーンズが入ったダンサブルな曲で、これではスタッフ結成以前にゴマンとこなしていたソウル系のセッションに戻ってしまったという印象を与えているためではないだろうか。しかしそれは当時スタッフをフュージョンという枠組みでとらえようとし過ぎだったのでは?しかも(3)以降は前作に比べれば装飾が多くて派手なもののグルーヴ全開で、特に(4)「オールウェイズ」が最高だ。表題曲の(5)は47秒しか無いリフレインだけの曲でなぜこれがアルバムタイトルになったのかよく分からない。リチャード・ティーが書いた曲はTVのBGMでかなり使われていたが(7)「レインボウ」もそんな名曲。(8)「ゴードンのテーマ」というからゴードン・エドワーズのいつものイナタいボーカル曲かと思いきやそれは次の(9)で、これはゴードン作の美しいバラード。実は本作がスタッフの最高作かもしれない。★★★★★

2014.10.21 タワーオンライン 新品紙ジャケSHMCD 2,056円 23%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | フュージョン(グループ) | comments(1) | - |
ポリス/シンクロニシティ

1983年6月発表の5thアルバムはポリスの最終作にして最高傑作。LPはマイケル・ジャクソンの「スリラー」を蹴落として17週1位、シングル(7)「見つめていたい」がチャート1位に輝いたほか、(9)「ラップト・アラウンド・ユア・フィンガー」が7位、(6)「シンクロニシティーII」と(8)「キング・オブ・ペイン」が17位、とヒット曲満載。(1)「シンクロニシティーI」は滅茶カッコイイのだが、そう思った人にはぜひビデオの「シンクロニシティー・コンサート」を見てもらいたい。過去にもレコダイに書いており、繰り返しになるが、シークエンサーのイントロに導かれてステージに出てきたスティングが「Let's go!」と叫んで始まる「シンクロ〜」は、バンドのカッコ良さはモチロンのこと、当時ミュージックビデオの監督として最高の売れっ子だったゴドレー&クレームによる手ブレさせた演出もあって失禁モノ!そのビデオもこのCDもロックの歴史に残る大名盤。CDにはアンディ・サマーズ作の(4)「マザー」という大きな欠点があるが、それでも→★★★★★

2014.9.13 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,000円 31%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ロック | comments(1) | - |
ドナ・サマー/愛の軌跡〜グレイテストヒッツ

LPでは2枚に分かれていたベスト盤がCDでは1枚にまとめられた。ワタシは高校時代、その2枚目の方のLPを持っていて、4畳半の自室でJBL氏と踊り狂ったことが思い出される。というのもLPの各面は全曲メドレーになっており、LPに針を落とせば約20分間ノンストップで踊れる仕掛けだ。75〜79年、カサブランカ時代のヒット曲に新曲「オン・ザ・レイディオ」を加えた全15曲に、「オン〜」のロング・バージョンをプラスしたこのアルバム。何といっても、(7)「アイ・ラヴ・ユー」、(8)「ヘヴン・ノウズ」、(9)「ラスト・ダンス」、(10)「マッカーサー・パーク」、(11)「ホット・スタッフ」、(12)「バッド・ガール」、とディスコチャートNo.1曲が6曲続くのが圧巻だ。特に(9)は解説書に「歌い上げ系ドラマティック・ディスコを確立した金字塔的作品」とあるが、全く同感。(10)、(11)、(12)および何とバーバラ・ストライザンドと組んだ(15)「ノー・モア・ティアーズ」はディスコチャートのみならず全米シングルチャートでも1位。全米2位の(13)「ディム・オール・ザ・ライト」、同5位の(1)「オン〜」、とポップチャートの方が上位だった曲もある。そのドナは2012年、63歳の若さで亡くなっている。★★★★★

2014.9.28 渋谷ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 2,000円 31%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ファンク・ディスコ・ダンス | comments(4) | - |
ポリス/白いレガッタ

このSHMCD再発盤のオビ裏に書かれたコメントが非常に適切で、「デビューの際に利用したパンクの意匠を削ぎ落とし、各メンバーが培ってきた幅広い音楽性とスキルを存分に発揮した2ndアルバム」。(1)「孤独のメッセージ」は当時シングルを買って殆ど歌詞をソラで言えるくらいに聴きこんだ。(2)「白いレガッタ」もカッコイイが、ライブビデオ「シンクロニシティー・コンサート」のバージョンは更にサイコーだ。(3)以降も良い曲が続き(6)までは大名盤と言いたいところだが、(7)から以降の曲がイマイチだな。★★★★☆

風邪をひいてレコダイの間が空いてしまいました。50歳を過ぎて見出した真実は「酒を飲んでいては風邪は治らない」ですが、今日も飲んでいるので完治していません。

2014.9.13 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,000円 31%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ロック | comments(1) | - |
B.B.キング/ザ・ジャングル

67年にそれまでのシングル曲をまとめてリリースされたこのKENT盤はBBのベストアルバムと昔から言われていたもの。全12曲のどれをとってもBBそのもののボーカルとギターで、ホーンズの入ったメンフィス・ブルースが繰り広げられる。うち6曲がR&Bチャート・インしている。BBの歴史的な重要度は認めるものの、正直言ってBBのボーカルは堂々とし過ぎであまり好きになれないな。ジャケ写がBBでなく別人というのもブルージーだ。★★★★☆

2014.9.26 HMV 新品紙ジャケ 1,768円 22%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ブルース | comments(0) | - |
スティーリー・ダン/ガウチョ

80年リリースの本作は77年の「Aja(彩)」と双璧をなすスティーリー・ダンの代表作であり終着点。前作に続いてグラミーの最優秀録音アルバムに選ばれた本作は、当時の日本の多くのレコーディングスタジオでサウンドチェックに使われていた、とどこかで読んだ記憶がある。解説書によると表題曲の(4)「ガウチョ」はジャズ・ピアニストのキース・ジャレットに盗作疑惑で訴えられ、ジャレットを作曲者の一人に加えるということで示談が成立したのだそうだ。だから米国盤初回LPを再現したインナースリーブでは作曲者はベッカー/フェイゲンとなっているが、日本語の解説書にはベッカー/フェイゲン/ジャレットと記載されている。音楽的には再現されたオビの「噂の100万$ドリーム・サウンド」の通り。しかしワタシは(1)でジェフ・ポーカロのルーズなシャッフルは最高だなあ、と思ったら叩いていたのはバーナード・パーディーだったし、(3)でスティーリー・ダンにはやっぱりラリー・カールトンだよな、と思ったら弾いていたのはスティーヴ・カーンだった、という具合に自分の聴取能力の低さを改めて思い知らされた。★★★★☆

2014.9.13 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,000円 31%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | AOR | comments(1) | - |
アルバート・コリンズ/フロストバイト

コリンズの復活第2作となる84年盤は、ホーンセクションが入り音作りも豪華でコリンズの代表作と言われる。東京都内のライブハウスでコンスタントに活動しているブルース・バンド、スロッピー・ドランクスのハーピスト、リトル福岡のレパートリー、(1)「イフ・ユー・ラヴ・ミー・ライク・ユー・セイ」で軽快に幕開け。2曲目がスローというのは定番パターン。ボーカルも上手になり、ギターも一段とエグ味を増してスローでも愉快。(3)は得意のファンキー・ブルースだが特徴に欠ける。パーシー・メイフィールドのジャジーな(4)でのオクターブ奏法がコリンズらしくなくて珍しい。ベストはホーン入りで豪快にドライブするシャッフルの(5)「ブリック」。(8)「スノウド・イン」では寒さのためになかなか車のエンジンがかからない様子をギターで表現するという芸を披露するのだが、それが9分間延々と続く。ジャケは赤穂浪士の討ち入りのようでグー。★★★★

2014.9.26 HMV 新品紙ジャケ 2,111円 22%引き

JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ブルース | comments(0) | - |