現在はブルース・スプリングスティーン・バンドのニルス・ロフグレン、75年リリースのファースト・ソロ・アルバム。ワシントンDC出身で現在は東京在住のスタジオ・ミュージシャン、ウォーネル・ジョーンズbと、コロシアム2、ジャーニーなどを渡り歩いたエインズレー・ダンバーdsとのトリオ編成。(2)「バック・イット・アップ」、(6)「キーズ・ドント・ゴー」、(12)「ゴーイング・バック」など曲が良く、特にA面が充実している。曲もニルスのギター&ボーカルもみずみずしく、新たなロックギター・ヒーローの誕生を当時のロックファンは期待したかもしれない。しかし「New Rolling Stone Record Guide」が書いているように、ニルスは才能はあるのにそれをフルに発揮することなく、「the great lost rocker of the Seventies」という位置づけに終わっている。ジャケデザインもロック・スピリッツにあふれていてグー。★★★★☆
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