レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Dr.Feelgood / All Through The City (With Wilko 1974-1977)

ウィルコ・ジョンソンg在籍時の全曲を収めたCD3枚とDVDのセット。CD1と2はファーストから4枚目のアルバムの全曲、CD3はレアテイクと未発表曲、DVDは五つのライブ映像だが、全て75年のもので時期が近接しているため曲のダブリが多く、全13曲22テイク。単体DVDとしても発売されていた「サウスエンド・カーサル」でのライヴ9曲32分が圧巻。ウィルコとジョン・スパークスbはそろってまっすぐ5〜6歩前に出てきては後ろに下がる、というアクションを繰り返す。何なんだこれは!?キミたち、ちょっと落ち着いたらどうなのか、と注意したくなる。それはさておき、徐々にウィルコのアクションは熱が入り、「Riot In Cell Block」でギターをライフル銃のように構え、アンコールの「Route 66」では驚異の12回連続開脚ジャンプ(ジャケ写のとおり)を見せる。それに負けじと腕立て伏せで対抗するリー・ブリローvoもスゴイ!ちなみにブリローはハープとスライド・ギターも達者だが、スライドを弾く時の肩の力の入り方も尋常でなくスゴイ。

このセットは当初ブックサイズで出たが、ワタシが入手したのはジュウェルケース仕様の廉価版。心配だったのは、アマゾンのレビューにブックサイズ版のCD2はノイズが入る不良品だと書かれていたこと。このジェウェルケース版ではそのようなことは無かったので、値段も安いし、全てのロッカーは即買いすべし。★★★★★

2014.4.30 HMV 輸入3CD+DVD  1,879円

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| ノガッチ | ルーツ・ロック | comments(1) | - |
イリュージョン/オール・トイズ・ブレイク

「USブラック・ディスク・ガイド」選出の81年盤。プロデューサーはマイケル・ゼイガー。表題曲の(1)はオーソドックスなスウィートなスロー。続く(2)「Don't You Know」もメランコリックなスロー。(3)「Living On The Verge Of Leaving」はスピナーズ的なリズム・ナンバーでこのアルバムのベスト(ワタシがベストという曲は大抵リズム・ナンバーですが)。(4)「Lord」もスロー。ここまで順調に来たのだが続く2曲が大ブレーキ。(5)「When The Bell Rings」はしょーもないディスコ。スライの(6)「I Want To Take You Higher」もヒドイ。(7)「I've Never Been In Love Before」は曲自体はフィリー的で良いので、無駄な間奏で6分03秒まで引き延ばさず3分台でまとめていればもっと良かった。

ちなみにグループ名はマジックなどでよく言われる「illusion(幻想、錯覚)」と発音は同じだが、「(ずる賢い)回避、逃避」という意味の「elusion」だ。こんなグループ名はメンバーも嫌だったのではないかと思う。★★☆

2014.5.17 渋谷ユニオン 国内新品SHMCD 1,337円 38%引き

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Judas Priest / British Steel - 30th Anniversary Edition

アルバム「ブリティッシュ・スティール」30周年エディションは2009年の完全再現ライヴのDVD付き。アマゾンのレビューでこのDVDが絶賛されていたので買ってみた。初めて聴くアルバムだが、ヘビーメタルの名盤だそうで、彼らの別称「Metal Gods」は(2)のタイトル(からだと思う)。ワタシとしてはイントロのメロディーが日本的でキャッチーな(3)「Breaking The Law」とパープル的にスピーディーな(9)「Steeler」が気に入ったが、全体的には名盤と言うほどとは思えなかった。ライヴDVDはギミックも無くオーソドックス。アルバム曲以外に7曲演奏しており(そうでないとコンサートが40分程度で終わってしまう)、アンコールの「Freewheel Burning」ではロブがお約束のバイクで登場するが、あまり広くないステージでスピードを出せないからバイクがヨロヨロするのはご愛嬌。そのままバイクから降りずに歌いきるのがロブの真骨頂だ。名曲「Diamonds & Rust」を経て二度目のアンコール「You Got Another Thing Coming」で大団円。★★★
2014.4.30 HMV 輸入CD+DVD 1,490円
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| ノガッチ | ハードロック・ヘビーメタル | comments(0) | - |
ジョン・リトル・ジョン/シカゴ・ブルース・スターズ

68年録音の大名盤。オーティス・ラッシュ的なスロー(1)「What In The World You Goin' To Do」、ポップな(4)「Kiddeo」、エルモアのインスト(5)「Slidin' Home」、スライドがうなるスロー(6)「Dream」、ロックンロールの(10)「Shake Your Money Maker」など、シカゴ・ブルースを演ろうとするアマチュア・バンドならばコピーしたくなる曲ばかりだ。実際、我がブルース・ラリアットも(4)と(10)をレパートリーにしています。その他も、BB的な(2)、ダウンホームな(3)、まるでジミー・ロジャーズな(8)、シャッフルの(9)など全曲良し。ボートラ2曲追加。★★★★★

2014.5.17 渋谷ユニオン 新品紙ジャケ 1,749円 30%引き

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Bob Welch/ Three Hearts

81年頃に入手したAOR〜MOR系の編集LPを引っ張り出して聴いたらボブ・ウェルチの(7)「Precious Love」が入っていて、当時は何の印象も残らなかったのだが、今回聴いてエラく気に入ってしまった。「Precious〜」はこのアルバムからの第2弾シングルでチャート19位まで上ったポップ・ディスコの超名曲。YouTubeでTVの歌番組に出た時の様子が見られるが、一緒に踊る女性ディスコダンサーが「いかにも」な感じでウレシイが、ウェルチはカッコわる〜い。この人が大スターになれなかったのはルックスの問題が大きいと思う。国内盤紙ジャケも出ているが、ワタシが入手したのは安い輸入盤紙ジャケ。内容的には安い方で十分。

ボブ・ウェルチという人はツイていない人で、フリートウッド・マックのアメリカでの大成功の下地を作った(と言われている)が、在籍中は成功に至らず、自分が抜けた途端にマックは大成功。心機一転、ハードロックトリオのパリスを結成したが、渋谷陽一が絶賛したのみ。ようやく77年にアルバム「French Kiss」がプラチナ・ディスクのヒットとなり、79年の本作もゴールド・ディスクを獲得するが、それ以後はヒットが出ず、2012年に病気を苦に自死した。★★★☆

2014.4.30 HMV 輸入紙ジャケ 1,613円

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Millie Jackson / The Moods Of Millie Jackson

ミリー・ジャクソンといえばシモネタをラップするビッチという印象しかなかったので、可憐なベティ・スワンをアイドルとするワタシにとっては全く興味の対象外だったが、何かのコンピに収録されたミリーのスローを聴いて目うろこだったので、スローを集めたこの英KENT盤を買ってみた。いやはや、なんともすごいボーカリストだということが分かりました。「USブラック・ディスク・ガイド」がミリーに3/4ページを割くのもナットク(3/4ページの扱いというのは例えばOVライトと同じ。オーティス・クレイは1/2ページしかない)。ただし、とってもディープなボーカルなので、軽く聴き流せない。ネッド・ドヒニーのAOR名曲(2)「A Love Of Your Own」を歌うがもちろん爽やかさ一切無し。そういう意味ではソウル界のジョン・コルトレーンと言えるかもしれない。★★★★

2014.4.30 HMV 輸入新品 1,225円

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| ノガッチ | ディープソウル | comments(0) | - |
リー・リトナー&ジェントル・ソウツ/ジェントル・ソウツ TAKE2

リトナー&ジェントルソウツの初ダイレクトカッティングはテイク1と2がそれぞれLPで出ていたが、そのテイク2が2011年に初CD化された。77年の録音でリトナーg、デイヴ・グルーシンkey、パトリース・ラッシェンkey、アンソニー・ジャクソンb、ハーヴェイ・メイスンds、スティーヴ・フォアマンperというメンツ。ワタシがフュージョンを初めて聴いたのはこのアルバムだったように思う。このダイレクトディスクではリトナーがリズムギターを弾き倒す。それほどリズムギターがカッコイイし、バリエーションが豊か。そして最大の聴きモノは(4)「キャプテン・フィンガーズ」のオリジナルバージョンには無いイントロのカッティング。ちなみに2005年にリユニオンしてのスタジオ・ライヴがCDとDVDで出ているが、そこでの「キャプテン〜」の映像はあまりに余裕シャクシャクでこの超絶曲をこなしてしまうのでスリルが無くて面白くなかった。フュージョン黎明期の必聴盤。★★★★

2014.5.13 タワーオンライン 国内新品 1,860円 14%引き

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OST/ルパン三世・2

ワタシはルパン三世のオタクではないが、レコダイでCDを紹介するのは2回目。それは大野雄二が作・編曲、プロデュースとkeyを担い、松木恒秀g、ミッチー長岡b、渡嘉敷祐一ds、という一流スタジオ・ミュージシャンから成るユー&ザ・エクスプロージョン・バンドが演奏する、初期のJフュージョン(1978年)だから。しかもライナーを読むと全11曲中(それと別にボートラ2曲収録)、劇中に使われたのは6曲とのことだから、OSTというよりもルパンの名を借りて大野がある程度好きなようにやったアルバムと考えた方が良いだろう。Jフュージョンのマニアは必聴。★★★★

2014.4.28 アマゾン 新品紙ジャケ 1,664円 38%引き

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V.A. / Road Leading Home : Songs By Dan Penn

先にダン・ペン&スプーナー・オールダムのコンビが書いた曲を集めたCDが出ていたが、本作は基本的にスプーナー以外の人と組んで書いた曲を集めたもの。ライナーノーツの冒頭に、ペン=オールダムは、レノン=マッカートニーやジャガー=リチャーズ、ホランド=ドジャー=ホランドらと並ぶソングライティング・パートナーシップだと書かれているが、まさにその通りでこのコンビは幾多の名曲を生み出してきた。しかし、オールダム以外のパートナーと組んでもこのCDが示す通り、多くの名曲が生まれている。その最右翼がチップス・モーマンと書いた(7)「The Dark End Of The Street」。ペン自身もこの曲はジャームズ・カーが歌ったものが唯一絶対のバージョンだと言っているが、このCDに収録されたロイ・ハミルトンのバージョンも熱い。ロイは50年代半ばにR&Bチャートのトップ10に6曲も送り込んだポップ系の黒人シンガーだそうだ。他にも(1)「Without A Woman」、(12)「Uptight Good Woman」、(14)「Do Right Woman, Do Right Man」などのソウル・クラシックが並ぶ。(14)を歌うのはソウルとは無縁のブレンダ・リーだが、これがイイ。パーシー・スレッジが歌う(18)「Rainbow Road」もグッと来る。アルバム・タイトルはアルバート・キングの71年のアルバム「Lovejoy」収録の「Like A Road Leading Home」から。★★★★

2014.4.22 アマゾン 輸入新品 1,500円

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George Benson / Original Album Classics

コロンビア時代の「It's Uptown(66)」、「George Benson Cookbook(66)」と、A&M時代を飛ばして次のCTI時代の「Beyond The Blue Horizon(71)」、「Body Talk(73)」、「Bad Benson(74)」をセットにしたペーパースリーブ入り廉価5枚組輸入盤。ペーパースリーブはLPを写真撮影したものらしく、解像度が悪くテキトーな作り。5枚合計でボートラが16曲も収録されているが、それらの曲がボートラである旨の表記が有ったり無かったりとテキトー。この時代のベンソンは聴いたことが無かったが、なんとまあ弾きまくることか。66年作でもう達者なボーカルも披露していたのですね。この5枚の内、最も時代が後の「Bad Benson」はジャズ・チャートで1位になったヒットアルバムだが、それでも76年にポップ、R&B、ジャズのLPチャートで3冠を果たした「Breezin'」とは洗練さで大きな隔たりがある。★★★☆

2014.4.22 アマゾン 輸入紙ジャケ5枚組 1,750円

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