ジョナサン・ケインの奥方の唯一のアルバム。ケインはジャーニーのkeyとして加入した81年のアルバム「エスケイプ」で全曲の作曲に関与し、初の全米1位獲得に大いに貢献した。本作はその「エスケイプ」の翌年リリースで1曲を除いてすべてケインが曲を書き、ニール・ショーンも4曲で参加、プロデュースは当時リック・スプリングフィールドをはじめヒットを連発していたナイジェル・オルセン、(4)「ホールド・オン」は37位のスマッシュ・ヒット、オビには「メロディアス・ハードAORの好盤」と書かれている、と来ればこれは「AORの隠れた名盤なのではないか」と期待したワタシが愚かでした。見事なまでにつまらない中庸なロック。ハッとするメロディー、ハッとするボーカル、ハッとするアレンジなど一切無しなので星も無し。インディアン・ルックにもイケない。
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