2013年8月に亡くなったデュークの追悼盤としてエピック時代の9作が紙ジャケ、Blu-spec CD2仕様で発売された。これはリオでミルトン・ナシメント、アイアート、フローラ・プリムなどのブラジル人ミュージシャンを迎えて録音したブラジリアン・フュージョンを押し出した79年作。と言うものの半分近くの曲はバイロン・ミラーb、リッキー・ローソンdsなどによるLA録音。しかし録音場所に関係無く、全体的にはブラジル・テイストで統一されている。ベストは疾走感あふれる硬質なインスト(6)「シュガー・ローフ・マウンテン」。(8)「リオの嵐」は、これこそブラジリアン・ハード・フュージョン。本作に限らずデュークのアルバムの評価の分かれ目は彼のボーカル(すぐ歌いたがる)をどう思うかではないだろうか。ボートラ2曲収録。★★★★
2014.2.12 HMV 新品紙ジャケBlu-spec CD2 2,205円 定価