西海岸出身のシンガーソングライターをローウェル・ジョージがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてサポートした75年盤。そのためミュージシャンも豪華。ローウェルとジェシ・エド・デイヴィスがアコースティック・ギターだけの参加でエレキを弾かないのは残念だが、その分、デヴィッド・リンドレーがエレクトリック・スライドをガッツリと弾いてくれる。他にはビル・ペインkey、チャック・レイニーb、ジム・ケルトナーds、ジェフ・ポーカロds、ハーヴェイ・メイスンdsなど。 (3)はモロにフィート風のサウンドでカッコイイ。(2)を始めとして基本はジャクソン・ブラウンに近いかな。ベストは(5)「Struggle In Darkness」。ミディアムテンポで重心は低いがグルーヴィーで、「ハード・キャンディー」のネッド・ドヒニーみたいだ。
これは紙ジャケへの買い替えだが失敗だった。というのも持っていたSONYの通常盤には歌詞も対訳もついていたが、この紙ジャけは韓国盤にオビ、解説を付けてVIVID SOUNDが配給するもので、このパターンは歌詞も対訳もつかない。たまたまこのアルバムは歌詞が印刷されたオリジナル内袋が再現されているが、文字が小さくてオヤヂの目では読めない。そもそも2007年にSONYで紙ジャケ化されていたというからそれを買い逃したのが痛かった。ヤンスは84年にドラッグで死亡。享年35歳。★★★★☆
2014.1.25 FlapNotes 新品紙ジャケ 1,444円 45%引き