和ジャズのピアノ・トリオ盤としてはたぶんナンバーワンの人気を誇る屈指の名盤。このセカンドアルバムが出た1974年時点で山本はまだ26歳。日大在学中にミッキー・カーチスとサムライズのメンバーになり、グループ脱退後にジャズに打ち込むようになったという。その頃に手本としていたのはボビー・ティモンズ、ウィントン・ケリー、レッド・ガーランドだそうで、このアルバムを聴くと激しくナットクできる。とにかくケリーやガーランド的に良くスウィングする楽しいピアノ。ティモンズばりのブルージーさは数か月前にレコダイで紹介した「スピーク・ロウ」でベッタリと聴くことが出来る。オリジナルLPの縦長の解説書も再現されたうれしい復刻。いよいよ来週に迫った佐渡市での2回目の公演、大成功をお祈りしています。★★★★★
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