レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ジミー・ドーキンス/オール・フォー・ビジネス

デルマークからリリースされた71年録音のセカンド・アルバムで、オーティス・ラッシュとのツイン・ギターがウリ。昔から国内盤がリリースされていたのでジャケットに見覚えがあったが聴くのは今回初めて。解説の吉田淳氏は本作をモダン・シカゴ・ブルースの名作と書いているが、それは持ち上げ過ぎ。小出斉氏の大著「ブルースCDガイドブック」での扱いも「並」だしね。悪くはないがやや大味だ。特にオープニングを飾るタイトル曲は大味なことこのうえない。ラッシュのソロはさすがで、ハッとするようなフレーズが出てくるがドーキンスのソロは指くせだけで弾いているようなテキトー感が漂う。★★★☆
2013.9.21 渋谷ユニオン 国内新品 720円 66%引き
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スプリング・フィーバー/ヨアヒム・キューン

以前からなんとなく非人間的な感じがする不気味なジャケで気になっていたこのアルバムは、東独出身のキーボード・プレイヤーによる76年ミュンヘン録音盤。メンツはフィリップ・カテリーンg、ジョン・リーb、ジェリー・ブラウンdsで(1)のみバイオリンが加わる。(2)「サンシャイン」でキューンがピロピロと弾きまくるがこれは彼のトレードマークの「マシンガン奏法」というのだそうだ。表題曲の(4)はピアノソロ。この曲もマシンガン奏法さく裂だ。(5)「モーニング」は曲名に反して全然明るくないミディアム・スローのファンク。曲名と曲調が一致しないのは(8)「カリフォルニア・ウーマン」も同様で、ビキニ姿のカリフォルニアガールが思い浮かぶような曲ではない。カテリーンのロッキッシュなギターが迫力の(7)「イコール・イーヴィル」がベストトラック。★★★
2013.9.25 HMV 国内新品 800円 20%引き
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V.A./Monterey International Pop Festival

ヒッピー・ムーブメントの只中で20万人以上の観客を動員したという1967年6月16、17、18の3日間、カリフォルニア州モントレーで開かれた歴史的野外コンサートの4枚組ライヴCDがコンパクトなパッケージで廉価に再発された。収録されているのはジミヘン、オーティス・レディング、ザ・フー、ジャニス・ジョプリン、ザ・バーズ、ジェファーソン・エアプレイン、など18組。コンサートに出演したがCD収録の許諾が下りなかったのはサイモン&ガーファンクル、ローラ・ニーロ、バッファロー・スプリングフィールド、グレイトフル・デッドなど。 サ・フーとジミヘンはコイントスで出演順を決めた。先に出演することになったザ・フーはジミヘンに負けじと、派手な爆発やスモーク、それに楽器を破壊してみせた。しかしジミヘンはギターを燃やすというパフォーマンスでザ・フー以上のインパクトを与えた。もちろんパフォーマンスだけでなくジミヘンは1曲目の「Killing Floor」からパワー全開で凄い。しかしこのフェスのベストはそんな破壊的パフォーマンスとは無縁のオーティスだ。1曲目の「Shake」から観客を巻き込んでノリノリで、「I've Been Loving You Too Long」「Try A Little Tenderness」に至っては決定的な名唱だ。各CDはペーパースリーヴに入って紙製ボックス入りで省スペース。オールカラー88ページのブックレット付きで値段も安くてオススメ。★★★★★
2013.9.13 タワーオンライン 輸入新品4枚組 2,334円
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The S.O.S.Band / Sands Of Time

「ブラック・コンテンポラリー・ミュージック・ガイド」選出の86年盤。宣伝文句によるとジャム&ルイスによるミネアポリス・ファンクの最高峰で。アレクサンダー・オニールとシェレールをフィーチャーした(5)「The Finest」はR&Bチャート2位のヒットにしてダンス・クラシックだそうな。ワタシとしては(5)よりも表題曲の(2)や、SOS Bandで唯一知っていて大好きな「Take Your Time(Do It Right)」に似た(6)「No Lies」の方が気に入った。この辺の時代はワタシの興味の限界ギリギリのところだが、やはり一世を風靡したジャム&ルイスのサウンドは洗練されていてカッコイイ。
なお本作を始めとするTabuレーベルの再発盤の多くはCD2に別テイク、別ミックスを収めた2枚組で、ジャケもハードカバー本のような紙製の丁寧な作りにもかかわらず廉価なのでウレシイ。本作のCD2は一度も聴いていないけど。
ちなみに「sands of time」とは過ぎ行く時間を砂時計の砂に例えた「(文)刻一刻」の意味だ(レコダイは英語の勉強になるなあ)。★★★★
2013.9.13 タワーオンライン 輸入新品2枚組 1,400円
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JBハットー/ホーク・スクワット!

四半世紀くらい前にこのLPを初めて聴いた時に「ユルイなあ〜」と思ったことを覚えているが、久々に聴いてもやはりユルかった。ところが!我が単身赴任アパート自慢のBOSEが故障してしまったので(購入して1年で2回目の故障だぜ!)、PCで聴くとこれがイイ!デルマークのユルいブルースはショボイ環境で聴くと良さが出るのだろうか。それにしても解説の吉田淳氏が68年の本作をブルース・スライド・ギターの五指に入る名盤と書いているのは持ち上げ過ぎだろう。小出斉氏の大著「ブルースCDガイドブック」での紹介スペースも「並」だしね。リラックスして聴ける好盤といったところ。安いというだけで期待せずに買ったのだが、結構気に入りました。★★★★
2013.9.22 渋谷ユニオン 国内新品 630円 70%引き
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板橋文雄/わたらせ

ジャズのCDは紙ジャケしか買わない主義にしているのだが、ネットでこのCDのカスタマーレビューをタマタマ読んだところとても評価が高く、廉価でもあったので買ってみた。板橋を聴くのは全く初めてで、これは1981年録音のピアノソロ・アルバム。裏ジャケにピアノを弾く板橋の腕のアップ写真が載っているが、まあ、その二の腕の太いこと!この太い二の腕によるパワフルなプレイが板橋の特徴なのではないだろうか(よく知らないけど)。冒頭3曲がスタンダードで、残る4曲は板橋のオリジナル曲。(1)「いつか王子様が」は抒情性タップリ、しかしリラックスと緊張感が両立した素晴らしいスタート。ダラー・ブラントの(2)「ムサンドゥーサ」はフリーっぽ過ぎでイマイチ。オリジナル曲はそれぞれに個性があって素晴らしい。表題曲の(5)が名曲とされるが、ワタシは(4)「利根」の方が好きかな。1979年の映画「十九歳の地図」で使われたという「グッドバイ」の再演(7)は情念が渦巻くようだ。ソロピアノといえどもかなりヘビーな聴き応え。★★★★
2013.8.25 HMV 新品紙ジャケ 1,201円 20%引き
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ボビー・コールドウェル/イヴニング・スキャンダル

SHMCDでの紙ジャケが9月にリリースされたが定価が高いので、旧規格の紙ジャケを中古で入手した。本作はマイアミのTKレーベルから1978年にリリースされたAORを代表するアルバム。マイアミのオーシャン・ブリーズが感じられそうなこのジャケでもう勝負は決まったようなものだが、内容もまさにジャケのイメージ通りの絶品。オビで言及されている(6)「風のシルエット」、(1)「スペシャル・トゥ・ミー」、(5)「カム・トゥ・ミー」についてはAORの名曲として多言を要さず。その他にも、スローで始まり熱いギターソロで盛り上がる(2)「マイ・フレイム」、品の良いディスコの(3)「ラヴ・ウォント・ウェイト」、ギターのリフが印象的な(9)「ダウン・フォー・ザ・サード・タイム」など、好曲が満載。ボートラの(4)「キャント・セイ・グッドバイ」はマニア熱望というギターソロ入りだったバージョン。
後はだんだんジャズシンガーみたいになってしまって私の興味の対象から外れたが、05年の「Perfect Island Nights」は久々の直球AORでストライクだった。★★★★★
2013.9.16 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 1,100円
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Ali Ollie Woodson / Ali Woodson & Friends

テンプテーションズの歴代リードヴォーカルの中でも人気の高いアリ・オリ・ウッドソン。恵比寿にはその名を冠したソウルバーがあるほどだ。このアルバムは映画のサントラや他のアーティストの作品での客演等をまとめた全11曲。録音時期は不明ながら、殆どの曲をプレストン・グラスという人がプロデュースしているから同じような時期の録音なのだろう(00年代半ば?)。ジョディ・ワトリーやフリーダ・ペインなどとのデュエットもあるが、それらの曲はどうってことは無い。良いのはアリオリ節全開の(3)「My Best Friend」とテンプテーションズと共演した(2)「Toast To My Friend」。彼のボーカルのどこが魅力かと問われれば、スウィートな面と超がつくほど野生的な面があって、野性味を出す時の瞬発力がスリリングこのうえないといったところでしょうか。アリオリは2010年5月、白血病が原因で58歳という若さで亡くなった。★★★☆
2013.9.13 タワーオンライン 輸入新品 1,478円
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ハウンド・ドッグ・テイラー/アンド・ザ・ハウスロッカーズ

ハウンド・ドッグ・テイラーのデビュー盤。ブルース・イグロアはテイラーのレコードを出すためにアリゲーター・レーベルを設立したので、このアルバムは同レーベルの第一弾リリース。小出斉さんのライナーノーツはまさに我が意を得たり!で、冒頭に書かれているのが「さあ、ハウンド・ドッグ・テイラーのアルバムを初めて買う、という方。おめでとうございます。これで、明日からあなたの中の世界が、きっと大きく変わるでしょう。」その通り!ベースレスのg、g、dsという編成で疾走するバンドサウンドとグジュグジュに歪んだスライドギターは、パンクロックに直結するインパクトがある。サイドギターのブルワー・フィリップスがリードを取る曲もあり、ブルワーの方がギターが上手いというのも破天荒だ。
LP用の録音ということでテイラー自身、ベーシストを入れようとしたが、イグロアが普段のライブ演奏での(特異な)編成で録音させたことがこの名盤の誕生につながった。★★★★★
2013.9.21 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 960円
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ベッチャ/スタンレー・タレンタイン

待望の国内CD化!高校1年の時に同級生に聴かせてもらって以来の愛聴盤。ジャケはいかついが、内容はジーン・ペイジがアレンジした流麗なストリングスと女声コーラスが彩るサウンドが「ゴージャス」というのにふさわしいディスコ系フュージョンの名盤だ。ちなみに私の田舎で旅館の看板広告に「豪ジャス」と書いてあったが、良い当て字だと思う。それはさておき、4人ものギタリストがリズムを紡ぐ軽快なダンスナンバー(7)「ロング・タイム・ゴーン」が本アルバムのベスト・チューン。トッド・ラングレンの傑作バラード(2)「愛こそ証」はスタンレーのむせび泣くテナーサックスが素晴らしい。同じテナーでも「ワインライト」でのグローバー・ワシントンJrは、空調の効いたシティホテルの一室でワインで乾杯!って感じの乾いた音色なのに対し、スタンレーのテナーは小雨そぼ降る夜の赤坂、という感じのズブ濡れだ。だからアルバムタイトルが「ベチャッ」。というのはウソで正しくは「ベッチャ」。「betcha=I bet you」で「保証するぜ」って感じかな。このCDを入手したことに伴いオビ付きアナログを処分したのだが買取価格はたったの30円!オビ付きは激レアだってことが分かってないぜ!(それをウォントする人も激レアかもしれないが) ★★★★★
2013.9.25 HMV 国内新品 1,000円 定価
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