2013.08.29 Thursday 20:28
神保彰/ジンボンバ
前作「ゲット・アップ!」からギターがマイケル・ランドウに代わった(9曲中5曲に参加)が、エイブ・ラボリエルb、オトマロ・ルイーズkeyの二人は変わらず。路線的にも前作についてコメントした「ハードフュージョンからカシオペア的な曲、そのうえムードミュージックまでとバラエティに富むが、ほとんどの曲でグーの音も出ないほどの圧倒的な神保のプレイが聴ける。」というのが同じくあてはまる。表題曲の(1)は「ジンボンバ、ジンボ〜、ジンボンバ〜」というコーラスが入るサンバで、このコーラスは笑いを取ろうとしているのか?と思えるが大真面目にテクニカルな曲だ。前作もそうだというが、デモテープをあらかじめ渡してあるものの、レコーディングはリハーサル無しの2日間で終えてしまうのだという。単純なスリーコードでも演っているならまだしも、ここで聴かれるのは超絶技巧の曲でしかもバッチリとグルーヴも出ているから、世界トップクラスのミュージシャンというのは流石なものだ。2009年盤。
★★★★ 2013.5.18 FlapNotes 国内中古 1,020円
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