2013.05.30 Thursday 21:54
マイケル・フランクス/シティ・エレガンス
前2作がクルセイダーズのメンバーをバックに迎えた西海岸録音だったのに対し、78年のサードアルバムは東海岸録音で、バックのメンツもジョン・トロペイg、ウィル・リーb、レオン・ペンダーヴィスkey、スティーヴ・ガッドdsに代わった。しかしこの人の場合、録音場所やバックが代わろうと大した影響は感じられず、相変わらずのジャズやボサノヴァのテイストを含んだフランクス節だ。しかし決め手となる曲が無いので、前2作と比べると分が悪い。歌とサウンドはメロウでそれこそ「シティ・エレガンス」な感じだが、対訳を読んでも何のことを歌っているのか意味がさっぱり分からない。(3)は邦題こそ「ダウンタウンの少女」だが原題は「Wrestle a Live Nude Girl」で、「本モノのヌードガールとレスリングしにダウンタウンへ行くのさ」だなんて歌っている。アルバムの原題は「Burchfield Nines」で、Charles Burchfieldというアメリカの20世紀の画家による、ジャケに写っている9の字がたくさん描かれた絵のことのようだ。★★★
2013.2.16 千葉ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,600円 38%引き
JUGEMテーマ:音楽