レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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マイケル・フランクス/シティ・エレガンス

前2作がクルセイダーズのメンバーをバックに迎えた西海岸録音だったのに対し、78年のサードアルバムは東海岸録音で、バックのメンツもジョン・トロペイg、ウィル・リーb、レオン・ペンダーヴィスkey、スティーヴ・ガッドdsに代わった。しかしこの人の場合、録音場所やバックが代わろうと大した影響は感じられず、相変わらずのジャズやボサノヴァのテイストを含んだフランクス節だ。しかし決め手となる曲が無いので、前2作と比べると分が悪い。歌とサウンドはメロウでそれこそ「シティ・エレガンス」な感じだが、対訳を読んでも何のことを歌っているのか意味がさっぱり分からない。(3)は邦題こそ「ダウンタウンの少女」だが原題は「Wrestle a Live Nude Girl」で、「本モノのヌードガールとレスリングしにダウンタウンへ行くのさ」だなんて歌っている。アルバムの原題は「Burchfield Nines」で、Charles Burchfieldというアメリカの20世紀の画家による、ジャケに写っている9の字がたくさん描かれた絵のことのようだ。★★★
2013.2.16 千葉ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,600円 38%引き
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| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
Charles Smith / Ashes To Ashes

コレはイイ!スミスはアラバマ出身のシンガーで、本CD収録曲は70年代前半のマッスル・ショールズ録音。ヴィヴィド・サウンドのLP「ソウル・バッグVol.3(VS-7007)」で(1)、(5)、(9)、(10)の4曲が紹介されていたが、(1)「My Great Loss (Ashes To Ashes)」は地元で35万枚売れたというバラード。ジョージ・ジャクソン作の(9)「Stand Up And Take It Like A Man」は南部らしいミディアム。この曲を始め、幼なじみのジェフ・クーパーとのデュエット・スタイルの曲が多いが、これがまたとても魅力的。フィリップ・ミッチェル作の(10)「The Only Time You Say You Love Me」は捨て曲無しのこのCDの中でもベストのディープバラードで、クライマックスで高らかに鳴り響くホーンズが感動的だ。ジャケ写でギターを抱えているがブルース的なところは全くなく、ディープソウルファンのストライクゾーンど真ん中のCD。タイプとしてはロスコー・ロビンソンに似ている。★★★★★
2013.1.19 HMV 輸入新品 1,603円
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| ノガッチ | ディープソウル | comments(1) | - |
ソフト・マシーン/ソフツ

アラン・ホールズワースが前作の「Bundles」一作だけで脱退したため、元ダリル・ウェイズ・ウルフのジョン・エサリッジを迎え入れての76年作。ソフト・マシーンと言えばプログレに分類されるが、本作はプログレでもなくジャズロックでもなく、クロスオーバーと形容するのが最適か。評価の高いエサリッジのギターだが、速いもののホールズワースのような個性が無いため印象は薄い。マリンバがリズムを刻む長尺の(3)がカンタベリー派らしく、スリリングでベスト。アルバム後半は各自のソロプレイの寄せ集め曲が多く、アルバムとしての完成度は低いと言わざるを得ない。★★
2013.2.16 DROPS RECORD 新品紙ジャケBlu-SpecCD 2.280円 22%引き
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| ノガッチ | プログレ・ジャズロック | comments(0) | - |
Dells / Love Connection

前作「They Said〜」と同じく77年フィラデルフィア録音のアルバム。これら2枚のアルバムはチャート的には全くダメだったが、内容は充実している。まずオープニングの(1)「Private Property」からどっしりとしたバラードで引き込まれる。(2)はスラップベースがブチブチのファンキーナンバー。(3)(6)がバラードで、マーヴィン・ジュニアの吠え声とジョニー・カーターのファルセットが絡む。ミディアムの(4)「Don't Trick Me, Treat Me」はデルズの典型的なスタイルの曲。(5)と表題曲の(7)はフィリーダンサー。(8)はドゥーワップ時代的なオールドファッションな曲。★★★☆
2013.1.19 HMV 輸入新品 1,181円
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| ノガッチ | ソウル70年代ボーカルグループ | comments(0) | - |
コーネル・デュプリー/ティージン

紙ジャケに買い替え。復刻された当時のオビに記載されたタイトルは「噂のコーネル・ドゥープリー、このファンキーな男に何が起ったか?」(ママ)で、原題「teasin'(「からかう」の意)からよくこんな邦題(しかも異様に長い)を付けたものだ。74年リリースのこのアルバムはデュプリーの初ソロアルバム。メンツはリチャード・ティーkey、チャック・レイニーb、バーナード・パーディーds、ラルフ・マクドナルドper、デヴィッド・ニューマンsaxで、ブルースやR&Bテイストの濃いサウンドはキング・カーティス・バンドとスタッフをつなぐもの。しかもエリック・ゲイル作の(5)「ハウ・ロング・ウィル・イット・ラスト」は後にスタッフのデビュー盤で再演されている。テキサスのブルースマン、ゲイトマウス・ブラウンのヒット曲(7)「オーキー・ドーキー・ストンプ」をキメるところはさすがテキサス出身!ちなみに吾妻光良さんがゲイトマウスをインタビューした際に、ゲイトマウスのことをブルースマンと呼んだら、「オレはブルースマンじゃない!オレはアメリカンミュージックを演奏しているんだ」と叱られたが、この自意識は竹田和夫が自らをブルースマンでなくブルージシャンと名乗っていたことと共通するのだろうか。★★★★★
2013.1.26 HMV 新品紙ジャケ 2,210円 15%引き
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| ノガッチ | フュージョン(ギター) | comments(3) | - |
V.A./ベストヒッツ100 80's

最近なんだか80年代の元気なロックポップが聴きたくなってネットで検索したら、イイのがあるぢゃないですか。ユニバーサル音源の100曲、5枚組で税込定価3,980円。国内盤だから全曲歌詞付き(対訳は無し)。CDごとにテーマが設けられ、1枚目は「ロック・ヒット」、2枚目から4枚目は「スーパー・ポップ・ヒット」だが、3、4枚目はほとんど全てブラック・ミュージック。5枚目は「ブリティッシュ・ヒット」となっている。スティックスの「ミスター・ロボット」でCD1が始まり、バンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」でCD5が終わる構成。一発屋的なヒット曲が聴けるのがこの手の編集盤を重宝する理由。ここではベニー・マードンズ「イントゥ・ザ・ナイト」、シャーリーン「愛はかげろうのように」、オリー&ジェリー「ブレイクダンス」、リップス「ファンキー・タウン」、ビッグ・カントリー「イン・ア・ビッグ・カントリー」あたりがウレシかった。文句があるのはCD1の曲順。1曲目がスティックスで、1曲挟んで3曲目がまたスティックス。16曲目がルパート・ホームズで、3曲挟んで20曲目がまたルパート、と曲順がテキトー過ぎるぞ!★★★★
2013.1.26 HMV 国内新品5枚組 3,384円 15%引き
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| ノガッチ | 80年代ポップ | comments(0) | - |
Jeannie Reynolds / One Wish

「USブラック・ディスク・ガイド」選出のカサブランカ原盤77年作。ジーニーはドラマティックスのリード・ヴォーカリスト、LJレイノルズの妹で、LJはプロデューサー/ベーシストとして本作をサポートしている。ジーニーはゴスペル出身らしいパワフルなシンガーで、そのボーカルを支えるバックのサウンドも豪華でディスコ時代直前期の最良のソウルが展開されている。曲調はアップにスロー、ファンキーにホンワカしたミディアムと幅広いがどれもグッド。このアルバムで一番の人気曲という(6)「I Don't Want To Be Second Best」はその人気に納得のバラード。(8)はモロにゴスペル。ボートラは4曲で南部の香りが強い。何ともやりきれないことに、これほどエネルギッシュなボーカルを聴かせたジーニーは80年に二人の子供と無理心中したという。★★★★★
2013.1.7 HMV 輸入新品 955円
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| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
Elvis Presley / King Of R&R: The Complete 50's Masters

5枚組3セットにわたるエルヴィスのボックス・セット。60年代編、70年代編に続いてようやく黄金の50年代編を安価に入手できた。60、70年代編が「Essential」と名打っているのに対しこのボックスは「Complete」とあるのがなんとなくウレシイ。ロックンロール・ナンバーが怒涛の如く続くのかと思ったら、バラード、カントリー、クリスマスソングとバラエティに富んでいる。感じたことは、とにかく歌がうまい!それから、ワタシはブルースが好きで黎明期のロックンロールはあまり興味が無いけれども、この時代のエルヴィスは(他のロックンローラーも同じなのかもしれないが)ブルースファンでも違和感無く聴けるということ。60年代編を紹介した時も書いたが、全く同じ事を言わずにはいられない。それは、CDが折り重なって収納されているこのブックサイズのボックスはCDが取り出しにくくてしょうがない、ということ。誰かスムーズなCDの取り出し方を教えて!★★★★★
2013.1.19 HMV 輸入新品5枚組 2,272円
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| ノガッチ | ポップ・オールディーズ | comments(1) | - |
ジェフ・ベック/ライヴ・ワイアー

2008年にLPから輸入盤CDに買い替えた時にレココレで取りあげましたが、今回は紙ジャケに買い替え。2008年には「音色もフレージングも天才としか言いようがない」と書いたが、久しぶりに聴いた感想も全く同じ。(1)「フリーウェイ・ジャム」のソロもさることながらバッキングも常人には考え付かない。8分近いヤン・ハマーの(5)「闇」こそ退屈なものの、これはベックの絶頂期を捉えたライヴ盤だという思いがますます強くなったので前回評価より0.5アップして→★★★★☆
ちなみに邦題の「ライヴ・ワイアー」は前作「ワイアード」のライヴ盤だからそういうタイトルにしたのだろうと思っていたが、"live wire"は「エネルギッシュな人」という意味の熟語なんですね。知らなかった。まあ原題の「Jeff Beck With The Jan Hammer Group Live」とは関係ないけど。
2013.2.10 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 1,200円
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| ノガッチ | 3大ギタリスト | comments(0) | - |
V.A. / Spirit Of Philadelphia Vol.2

現在Vol.3まで出ている英Expansion編集によるフィリー・ソウル集でこのVol.2は2006年のリリース。Vol.1が2002年、Vol.3が2011年リリースと息の長いシリーズだ。オープニングがベンEキングというのが意外だったが、ナイスなミディアムダンサー。続くエディ・ケンの(2)は「It's Not What You Got」は昇天モノのダンサー。他にはジョーンジズ、ウィスパーズ、パースエイダーズ、フォー・トップスなどビッグネームによるフィリー曲がズラリ。イヴリン"シャンペン"キングが歌っているのではないかとの観測があるGatewayの(7)「Can't Accept The Fact」も興味深い。アングロ・サクソン・ブラウンの(8)「Straighten It Out」は「USブラック・ディスク・ガイド・ブック」選出LPに収録された佳曲。このCDの最大の目玉はシングル2枚しか残していないDavid Morrisによる(9)「Midnight Lady」だろう。初心者もマニアも楽しめる好編集盤。★★★★
2013.1.16 HMV 輸入新品 979円
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| ノガッチ | ソウル・コンピレイション | comments(0) | - |
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