レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ブラック・ヒート/ノー・タイム・トゥ・バーン

ワシントンDC出身バンドによる74年作は「USブラックディスクガイド」選出作。オーソドックスなファンクサウンドは今のワタシとしてはあまり興味の無いところ。しかしロッキッシュなファンクの(2)「ユー・シュドゥヴ・リッスンド」のギターとスキャットのユニゾンソロにはカッコイイ!と快哉した。(6)「M&Mズ」はオナゴのアエギ声入り。(7)「シングス・チェンジ」はツインリードボーカルによる弩級のゴスペルバラードで、その迫力たるやソウル・チルドレン並み。それぞれの楽曲の出来は悪くないのでイマドキの若者には人気の盤かもしれない。★★★
2012.11.7 アマゾン 国内新品 1,000円
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ボズ・スキャッグス/シルク・ディグリーズ

言わずと知れたAORを代表する、というかAORを定義した必聴盤で、内容だけでなくモシャ・ブラーカが撮影したジャケも素晴らしい。ワタシには姉と兄がおり、ワタシが大学入学のために上京した際にそれまでバラバラの地に暮らしていた3人が一緒に暮らすことになった。その時に3人皆が持っていたのが全米アルバムチャート2位(1位はスティーヴィー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」)に上がったこのアルバム。白人なのにR&Bチャート1位となった最高のシャッフル曲「ロウダウン」を含むほか、名バラード「ハーバー・ライト」に加え、その上を行く必殺のバラード「ウィアー・オール・アローン」がある。都会的に洗練された曲が並ぶ一方で、デュエイン・オールマンの後継者と言われたレス・デューデックのスライドが活躍する「ジャンプ・ストリート」のような曲も聴き物。イケイケのダンス・ナンバー「リド・シャッフル」もゴキゲンだ。捨て曲一切無しの歴史的大名盤。★★★★★
2012.11.5 HMV 新品紙ジャケ 1,356円 28%引き
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ジョージ・ベンソン/リヴィン・インサイド・ユア・ラヴ

表題曲の(1)はアール・クルーのセカンド・アルバムのタイトルになった曲で、クルー自身を参加させて制作的には抜かりないのだが、アルバム中、最もつまらない。この曲以外は楽曲の魅力が乏しかった前のスタジオ録音作「イン・フライト」から軌道修正できている。サム・クックの(6)「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」とライチャス・ブラザーズの(12)「アンチェインド・メロディー」という超有名曲を歌うのには難癖付けたくなるが、これだけ堂々と歌われては文句を付けられない。しかしボーカル曲のベストはファンクバンドLTDのスローをミディアムテンポにアレンジした(7)「ラヴ・バラッド」で、このバージョンは元曲よりもイイ!インストでは(4)「ソウルフル・ストラット」がベスト。これはグラミーで「ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント」賞を受賞したのだが、ユージン・レコードの書いたこのメロディーはモーレツにポップだ。★★★★
2012.12.23 HMV 新品紙ジャケSHMCD 1,761円 32%引き
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ジョージ・ベンソン/イン・フライト

大ヒットした前作「ブリージン」では全6曲中歌入りは2曲だったのに対し、77年リリースの本作は全6曲中4曲が歌入り。その割に歌入り曲の出来はイマイチ。オープニングの(1)「ネイチャーボーイ」なんかはは面白くもなんともない。しかしクインシー・ジョーンズの「ボディ・ヒート」収録曲をカバーした(6)「エヴリシング・マスト・チェインジ」はなかなか感動的なメロディーラインを持った曲だ。10分近くに及ぶチカーノファンクバンド、ウォーのヒット曲(3)「世界はゲットーだ」が白熱のギタープレイでこのアルバムのハイライト。2曲のインストはファンキーさが無いので印象が薄い。★★★☆
2012.12.23 HMV 新品紙ジャケSHMCD 1,821円 30%引き
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ブルー・マジック/サーティーン・ブルー・マジック・レイン

1975年のサード・アルバム。ジャケットが暗〜い感じなのはマイケル・ジャクソンの先を行くホラー路線ソウルだから。というのは冗談で、ホラーっぽい曲名こそあるものの、内容は従来と変わらぬスウィートソウルなのでご安心を。ジャケは(1)「ザ・ロンリエスト・ハウス・オン・ザ・ブロック」をイラスト化したものだと思われるが、曲自体は全くスウィートなバラード。(2)「チェイシング・レインボウズ」は本アルバムベストのバラードで、ソファに泣き崩れること必至。インストにコーラスを乗せただけの(6)「マジック・オブ・ザ・ブルー」はタマらないフィリー・ダンサーだが、(7)「ウィアー・オン・ザ・ライト・トラック」こそがこのアルバムのベストダンサー。ラストはマージー・ジョセフとコラボした「ホワッツ・カム・オーバー・ミー」でR&Bチャート11位のヒットとなったバラードで良い曲ではあるのだが、マージー無しでも良かったのでは?という気もする。★★★★☆
2012.11.7 アマゾン 国内新品 1,000円
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ブルー・マジック/マジック・オブ・ザ・ブルー

ファルセットリードで夢見心地のスウィートグループによる74年のセカンド。デビュー盤は捨て曲無しのスウィート大名盤だが、ファーストには及ばないものの、スウィートファンならばこのアルバムも「買い」だ。まずはデビュー盤からのNo.1ヒット「サイドショウ」の流れを汲んでサーカスを題材にした(1)「スリー・リング・サーカス」がトロトロのスウィート。(2)「ストリンギン・ミー・アロング」はワタシにとって直球ど真ん中のフィリー・ダンサー。(4)「ネヴァー・ゲット・オーバー・ユー」、(6)「レット・ミー・ビー・ザ・ワン」も同様のダンサー。スローの(7)「メイビー・ジャスト・メイビー」はまるでワタシが好きな時代のスタイリスティックスのよう。珍しくファルセットがリードでない(8)「ラヴ・ハズ・ファウンド〜」はヤング感あふれるダンサーでこれもまた良し。そして切なさ一杯のミディアム(10)「ルッキング・フォー・ア・フレンド」でラスト。★★★★☆
2012.11.7 アマゾン 国内新品 1,000円
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AC/DC / '74ジェイルブレイク

デビュー10周年を記念して84年に出た5曲入りミニアルバム(なのにこの紙ジャケは定価が他のアルバムと同じ2,520円というのはヒドイぞ)。収録曲は75〜76年に母国オーストラリアでのみリリースされたもので、ボーカルは存命中だったボン・スコット。アルバムタイトルにある「’74」は意味なし。彼らは基本的に「動かざること山の如し」(オビのコピーから)なので初期録音といえども内容は他のアルバムと同じ。楽曲の質は高く、(1)「ジェイルブレイク」もさることながら、まさに彼ららしいサビの(4)「ソウル・ストリッパー」が最高だ。ビッグ・ジョー・ウィリアムスの(5)「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」も彼ららしく痛快なブギに仕立てている。★★★
2012.11.2 アマゾン 新品紙ジャケ 1,432円 43%引き
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トム・ウェイツ/娼婦たちの晩餐〜ライヴ

本人のボーカルとピアノにギター、それにピアノトリオとちょっぴりのテナーサックスを従えた75年ハリウッドでのライヴ録音で、LPでは2枚組だったもの。これはもう完全にジャズのアルバム。殆ど唄というより語りに演奏が付いたという感じで、客席がえらく盛り上がったり笑ったりするのだが英語がわからないので取り残される。20ページの解説書のうち17ページを占める英詞と訳詞を読みながら聴けば良いのだが、面倒くさくて。それでも雰囲気は十分に楽しめた。実際のライヴの場にいたら言葉の問題があって居心地が悪いが、自宅でウイスキーでも飲みながらジャズボーカルでくつろぎたい時には悪くないアルバムだ。★★★☆
2012.10.27 アマゾン 新品紙ジャケ 1,105円 50%引き
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オーティス・ラッシュ/モーニング・イン・ザ・モーニング

マイク・ブルームフィールドらがプロデュースした1968年11月フェイム録音でデュアン・オールマンも参加しているが、ラッシュ本人に加えジミー・ジョンソン、デュアン、と都合3人もギタリストがいてはデュアンの存在感も感じられない。さて、このアルバムの評価は昔から芳しくなく、小出斉氏の驚異的な力作「ブルースCDガイドブック」では、全般的にオーバー・プロデュ−スだが(5)「ギャンブラーズ・ブルース」は大傑作、と評価されている。しかしワタシは、本作はコブラ録音には遠く及ばないものの、そんなに否定するほども無いのではという考えだ。(1)「ミー」なぞはホーンを入れてフェイム録音の成果といえるファンキーな出来だし、「ギャンブラー〜」は逆にコブラ録音に比べてそんなに絶賛すべきものかなと思う。(11)「キャント・ウェイト・ノー・ロンガー」については、このCDのライナーノーツ氏が「ブルース・フォーマットから離れ、批判を浴びそうな曲調だがスワンプロック好きなら一発で気に入る内容である」と書いている通り、ボーカルのノリも悪く出来は良くないが、68年時点でこんなスワンプロックを演奏するというのは最先端だったのでは?★★★☆
2012.11.7 アマゾン 国内新品 1,000円
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サンタナ&バディー・マイルス/ライブ!

ジャケットのクレジットはハワイでの72年ニューイヤーコンサートでの録音となっているのにオビには70年録音と誤記されているうえに、解説書によると本当は72年の3〜4月に全てスタジオで録音し直されたものということでややこしい(一応)ライブ盤。
ワタシが田舎でバンドを始めた中学生時代にたいへんお世話になった人で、久保誠一というワタシより一回りくらい年上のスゴ腕ギタリストがいる。当時このオッサンのFREGATEというバンドが夏祭りで演奏した曲で、その後何十年も曲名すら分からなかったが、強烈なインパクトで忘れることのなかったのが、バディ作曲でバンド・オブ・ジプシーズえも演っていた(5)「ゼム・チェンジズ」だ。ワタシはこの曲のリフを元に初のオリジナル曲「オールスターズ」を作り、中学2年の文化祭でバンドデビューしたのだった。
ちなみに久保のオッサンは今でも地元で活躍中で、先日亡くなったジョニー吉長、マーティー・フリードマン、元ハウンドドッグのメンバーらとセッションをしており、なぜそのような人脈が有るのかはナゾだ。★★★★
2012.10.21 FlapNotes 中古紙ジャケ 824円
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