レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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マイケル・J・バーセルマー/ザンジバル

鬼のようにマニアックなAORを再発しているクレオール・ストリーム・ミュージックからの限定500枚リリース。こんな人は全く知らないが、オビの紹介文「1980年リリースのカナダ産メロウ・フォーク〜AORの佳品。カナダ制作でありながら、ハワイのアイランド・メロウ的なリゾート感覚溢れる異色のアルバムだ。」というのと、値段が超割引価格だったこと、決め手は「限定」という言葉に惹かれて買ってみた。本人のボーカルのヘタさに椅子から転げ落ちたが、バックのサウンドは立派でプライベートプレスゆえのショボさは感じられない。とはいえAORの超マニア向けCDということでよろしいかと。
★★★☆ 2012.9.1 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,200円 48%引き
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山下達郎/Opus〜All Time Best 1975-2012

9月16日(日)に渋谷の映画館で「山下達郎シアターライヴ PERFORMANCE 1984-2012」という映画を見た。タマタマ新聞で映画館の上映スケジュールが目に止まり、実際のライブは何度応募しても抽選で全然当たらないので映画でガマンするかと思い、空いていそうな午前中の上映回に行ったところ、狙い以上にガラガラ。この映画が8月に1週間限定で上映された際に前売りチケットが取れないほどの大反響だったため追加上映された、ということを後日知ってビックリ。
ライヴ未経験者のワタシにとって、タツローはトータルなサウンドメイカー的な存在だったけれど、ライブでは何よりも「ヴォーカリスト」であることを初めて認識した。バンドでは青山純(大病をして?現在復帰途上らしい)のドラムがヘヴィーでタイトでカッコイイ〜!それから80年代の女性コーラスの髪型やファッションがワタシは大好き!という具合に曲間で拍手をしたくなるほど盛り上がるのだけれど、誰も拍手する人がいない。拍手が有ったのはエンディングの時だけ。混んでいない時間帯を狙って行ってそれは目論見通りだったのだけれど、この映画は仲間と一緒に酒を飲みながらギュー詰めの映画館で大歓声を上げながら見るべきだった!
さてその映画は9月25日に発売されたこの3枚組ベストの前フリとして公開されたもの。ワタシは予約して初回限定CDが付いた4枚組を入手した。その初回限定CDはKinki Kidsや円道一生に書き下ろした曲のデモテイクなど6曲。円道の曲がまるでHIサウンドなのに笑えたが、この特典盤が無くても残念がる必要は無いレベル。選曲にタツローはとても悩んだそうだが、新しいアルバムからの選曲が多いのは正直言って残念。やはり最近の打ち込み中心のサウンドよりも昔のバンドサウンドの方がはるかに魅力的だ。83年の「メリーゴーラウンド」はライブでベース&ドラムソロがフィーチャーされるバンドサウンドの代表的な曲なのだが、それが収録されなかったのは残念だし意外。次はライヴのベスト盤「JOY」の続編を期待しよう。
また、このCD発売にあたってタツローのメディア露出はやたらと多くて、ワタシは「ぴあ Special Issue 山下達郎“超"大特集号」980円を盲腸の手術で入院中に病院の売店で買うくらいしかフォローしていないが、それ以外ではHMVのHPに掲載されたインタビューが笑えた。
「Q:このタイミングでのリリースであることに理由はありますか?
 A:一番大きいのは会社の要望です(笑)事業計画(笑)」
最近の楽曲にイマイチ物足りなさを感じたとしても、1枚目のCDをプレーヤーにセットして「ダウンタウン」が流れ出せば気分はもう→★★★★★
2012.9.26 HMV 国内新品初回限定4枚組 3,980円 定価
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V.A. / Eccentric Soul: A Red Black Green Production

超マニアックなリイシューを続けるNumeroレーベルが今年リリースしたワシントンDCのRBGプロダクション音源集。内容はほぼ全てスウィート・ソウルで、このようなNumeroのCDは2005年のCapsoul、Bandit音源集以来なのではないだろうか。それらが良かったので以後に出た無茶苦茶マイナーな音源のCDを買って痛い目に会ったりもしたのだが、このCDはオススメできる。最もインパクトが有ったのはExceptions Featuring Mark Greeneの3曲。グリーンは元モーメンツのメンバーで、このコンピレーションCDをタラ〜っと聞いていても、グリーンのファルセットが出てくるたびにハッとさせられる唯一無二の素晴らしさ。Skip Mahoaney & The CasualsとDyson's Facesはそれぞれ「USブラックディスクガイド」に選出されているグループで、以前P-VineがCD化していたが、とうの昔に廃盤。Dyson'sの(13)「We're Two Fools In Love」はスウィート・ソウルのダンスナムバー好きのワタシからすればこれ1曲で買い!メンバーが12人もいるEast Coast Connectionの(12)「Summer In The Parks」は疾走感あふれるファンクでダンスフロアーでウケそう。★★★★
2012.7.23 アマゾンマーケットプレイス 輸入新品 1,344円
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吾妻光良&The Swinging Boppers/Seven and Bi-Decade

バッパーズの2006年盤。タイトルは1979年の結成から27年が経ったという意味だが、英語のこういう表記は初めて見た。ライナーノーツは前作同様、全て英語で、吾妻さんが書いたものと思われ、早稲田大学の大隈大講堂と小講堂を「Big Bear Hall」「Little Bear Hall」と英訳しているのには笑った。
さて内容だが、一番の聴きものはジャズ・トランペッター、リー・モーガンの「The Sidewainder」をヴォーカリーズした(6)だろう。この歌詞のクダラなさとともに途中で突然ダスト・マイ・ブルーム・スタイルになるところなんぞ最高!(4)「しかしまあ何だなあ」の唄は「この世界 憎しみあい 傷つけあい」と始まるので、すわ社会派ソングかと思いきや疲れたオヤヂのぼやきになる歌詞が絶品。(5)「カミさん不細工な方がいい」だなんてタイトルだけで名曲と決まったようなもの。(7)「150〜300」って何についての唄だと思います?正解は血圧。最も身につまされたのが(9)「学校出たのかな」。大学の卒業式をイキがって欠席したワタシは「大学 本当に出たのかな 卒業証書も見当たらない」というフレーズに激しく反応してしましました。そして(10)「高田馬場へ」。「ネギマとハツとホッピーを 高田馬場で」と唄われた日には、早稲田大学OBはこのCDを買うしかない!日本盤のみのボーナストラック(?)の(11)「物件に出物なし2006」は姉歯の耐震偽装問題を取り上げて、「物件に偽装あり!」と超テンション高く歌う。唄についてのコメントばかりになったが、ギターも滅茶カッコイイことは言うまでも無し。
吾妻さんは日本を代表するブルースギタリストであると同時に日テレの上席執行役員総務局長であらせられる(2012年11月現在)のだから、世の中にはマルチタレントな人がいるもんですなあ。★★★★★
2012.9.4 HMV 国内新品 2,131円 30%引き
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リトル・フィート/ウェイテイング・フォー・コロンバス

77年録音のライブで、デラックス・エディション発売時に追加された10曲(うち3曲は「軌跡」の既収録曲)をそのまま再録して紙ジャケ化した2枚組全27曲。(1)はイントロダクションで、(2)「ファットマン・イン・バスタブ」から幕開け。この曲をアルバムトップに配置することに当初ローウェルは反対していたが、実際にこの曲順でテープを聴いて納得したのだという。それは当然の判断で、カウベルに導かれてリッチー・ヘイワードがフィルインしてビートを刻みだすイントロは鳥肌モノのカッコよさで、これ以上のオープニング曲は無い。バンドの演奏力・勢いもスゴイが、とにかくヘイワード(昨年亡くなった。合掌)のドラムがスゴイ。続く「オール・ザット・ユー・ドリーム」もカッコイイことこの上無し。他にも聴き所満載のライブ大名盤。マスト。★★★★★
2012.8.7 HMV 新品紙ジャケ 3,400円 定価
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リトル・フィート/タイム・ラヴズ・ア・ヒーロー

主導権が完全にポール・バレールに移った77年の通算6作目。前作「ラスト・レコード・アルバム」に歌詞まで掲載されながら「Maybe Next Time」として収録が見送られた(1)「ハイ・ローラー」はタワー・オブ・パワーのホーンを導入し一気にファンク度アップ。確かに前作よりもファンク〜フュージョン色の強い本アルバムに収録された方が座りが良い。表題曲の(2)は一転してトロピカルでのどかなポップ曲。(4)「デイ・アット・ザ・ドッグ・レース」はハードなインストで、当初はアルバムタイトルになる予定だったというだけあってこのアルバムのハイライト曲だが、クイーンの「A Day At The Races(邦題:華麗なるレース)」との混同を避けるために変更されたという。(6)「レッド・ストリームライナー」にはパット・シモンズとマイケル・マクドナルドがコーラスで加わり、ドゥービーのアルバム収録曲であっても不思議でないくらい。最後はアコースティック弾き語りでシットリと。★★★★☆
2012.4.10 アマゾン 新品紙ジャケ 1,956円 11%引き
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リトル・フィート/ラスト・レコード・アルバム

75年作。いつものフィート節(1)「ロマンス・ダンス」、ウェストコーストロックの名曲(2)「オール・ザット・ユー・ドリーム」、バラードの(3)「ロング・ディスタンス・ラヴ・アフェア」と続く冒頭の3連発が超強力。(4)「デイ・オア・ナイト」はフュージョン色が強い曲で、生前、プロデューサーでもあるローウェル・ジョージがこの曲を一番のお気に入りに挙げていたというのは意外。(5)「ワン・ラヴ・スタンド」もフィートらしい曲で、こんなに複雑にコーラスとリズムが絡んだ曲は演奏するのも大変だが、そもそもよく思いつくものだと感心する。(8)「マーシナリィ・テリトリー」も同様だが、もっと壮大なアレンジにしたかったのだが、時間が足りず出来なかったのだという。本作でもフィートは絶好調。★★★★★
2012.8.7 HMV 新品紙ジャケ 2,200円 定価
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リトル・フィート/アメイジング!

74年の4作目。フィートの代表作と言うと前作「ディキシー・チキン」とされることが多いが、本作も負けず劣らずの充実ぶり。(1)「ロックンロール・ドクター」はフィートらしいの隙間の多いミディアム。ロックオンロールの(2)「オー、アトランタ」はライブの定番曲だがワタシとしてはストレート過ぎてあまり面白味を感じない。(3)「スキン・イット・バック」とタワー・オブ・パワーを迎えた(5)「スパニッシュ・ムーン」の2曲のファンク、およびインプロ中心の(7)「ファン」はフィートの今後の方向性を示す。セカンド・アルバム収録の「コールド、コールド、コールド」と「トライプ・フェイス・ブギー」をメドレーで再録した(8)は、フィートらしい「間」、プログレッシブなインプロ、スピード感あふれるロック、と彼らの魅力を集約した10分に及ぶ大作。名盤!
★★★★★ 2012.8.7 HMV 新品紙ジャケ 2,200円 定価
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リトル・フィート/ファースト

ワタシが最も好きなロックバンドの71年デビュー作。後年に比べて音が太くて泥臭いローウェル・ジョージのスライドがうなりを上げるところがサザンロックっぽい。その典型が(1)と(6)。(2)「ストロベリー・フラッツ」がまるでミック・テイラー在籍時のストーンズにそっくりだということをストーンズ・ファンは気づいているだろうか。ローウェルが指を怪我したためライ・クーダーが代わりにスライドを弾いた彼らの代表曲(5)「ウィリン」は次のアルバムで再演しており、ワタシはそちらのテイクの方が好き。(7)「44ブルース」は思いっきりダウンホームなブルース。このファーストアルバムはウェストコーストロック感が強く、リズムを重視した次作以降のアルバムとはかなり違うが、だからといってツマラナイということは決してない。
フィートの紙ジャケは買い逃していたところに再プレスされたので定価で買いそろえたのだが、クヤシイことに今アマゾンで激安で売っているので(アマゾンは突然定価に戻ったりするので要注意)、興味のある方は是非。★★★★
2012.8.7 HMV 新品紙ジャケ 2,200円 定価
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The Chiffons / Sweet Talkin Girls: The Best of

2枚組50曲も入ったニューヨーク出身のガールグループの決定盤。とはいえシフォンズはカーペンターズが名盤「ナウ・アンド・ゼン」でカバーしたゴフィン=キング作の(4)「One Fine Day」しか知らなかったのだが。CDは63年の彼女らのデビュー曲であり全米No.1ヒットとなった「He's So Fine」で始まる。この曲はジョージ・ハリソンが「マイ・スウィート・ロード」でパクったとしてジョージが敗訴した曲だ。そして2枚組CDのラストは判決後に彼女ら自身が歌った「マイ・スウィート〜」で終わるというキツイ(?)構成。しかしこの2曲を聴いてみて、地歌の部分は同じだけれど裁判で負けるほど似ているとは思えなかったが...曲数が多すぎて聴ききれないが、英Kentが編集したアシュフォード&シンプソンのソングブックCDのタイトルになっていた怒涛の勢いの(21)「The Real Thing」がやはり光った。★★★★
2012.8.1 アマゾンマーケットプレイス 輸入新品2枚組 810円
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