レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
<< July 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
PROFILE
SEARCH
O.V.ライト/O.V.ボックス

O.V.ライトの紙ジャケ5枚組ボックスセットとなれば五つ星でキマリ!となりそうなものだが、そうはならない問題のP-Vine盤。まず4ページしかない鈴木啓志先生のライナーノーツは、3テイク(うち1テイクは他の人が歌ったもの)収録された「Ace Of Spades」のことしか殆ど語っておらず、ボックスセットのライナーとしては不十分だし不親切だ。しかしこのボックスで最悪なのは湯浅学の、まさにひとりよがりとしか言いようのない小説風の4ページ。アマゾンのカスタマーレビューもこの文章にはドン引きすると書いているが、「ドン引き」どころか、いくら酷評してもし足りないほどのヒドさ。後生大事に所有するボックスにこんな駄文が載っていることは耐えられない。P-Vineの担当者は湯浅の原稿を受け取った時点でボツにしようと思わなかったのだろうか。
5枚のCDのうち1枚は開封したが、いくら音楽が良くともこんな文章の4ページを所有することが忌まわしいので、なるべく高く売れるように残る4枚を開封する前に売却した。売値4,800円で1,575円の損失となったが、それでもあんな汚らしい文章が手元を離れて清々した。O.V.の音楽がいくら素晴らしくとも、ライナーノーツがマイナス百万点なので、星無し。P-Vineよ、「シカゴブルースの25年」や「マディ・ボックス」を作った頃の気概はどこに行ってしまったのか?
2012.4.14 FlapNotes 新品紙ジャケ5枚組ボックス 6,375円 51%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ディープソウル | comments(0) | - |
ジョニー・ウィンター/レッド、ホット&ブルー

名盤「ナッシン・バット・ザ・ブルース」に続くブルースアルバムだが、ジャケが不気味で手を出さずにいたのだが、曲目を見ると(1)「ウォーキング・バイ・マイセルフ」、(8)「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」、(9)「オネスト・アイ・ドゥ」と我がブルラリのレパ−トリーにもなっているブルースクラシックスが並んでいて楽しそうなので買ってみた。「ナッシン〜」のバックはマディ・ウォーターズ・バンドの面々など全員黒人だったのに対して、本作は全員白人。(6)「イージー・ライダー」のようなロック曲も演っており、前作で聴かれたマッタリ感や隙間感が薄く、その分魅力が落ちるが、冬男のオリジナル(2)(4)はシカゴ風味全開で最高。「メッシン〜」のアレンジはイマイチ。★★★☆
2012.4.7 渋谷ユニオン 新品紙ジャケ 1,000円 50%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ブルース | comments(0) | - |
V.A./The True Soul Vol.2: Deep Sounds From The Left Of Stax

ユニオンのフリーペーパー「黒汁通信」で紹介されてたなあ、という記憶のあった54ページのブックレット付きCD+DVDのセットがアマゾンの輸入盤バーゲンで612円!安さに惹かれて内容もわからずに購入した。CDの値段と作りは大満足なのだが、LPを1枚しか出していないTrue Soulという聞いたことも無いマイナーレーベルの音源集で、ディープ・ファンクと呼ばれるジャンルに該当する音楽はワタシの守備範囲外だった。音楽の好みはともかく、こんなマイナーな発掘音源にこれだけ愛情あふれる豪華なCDを作った「Now Again」という会社はエライ!という意味で→★★★★
2012.4.9 アマゾン 輸入新品CD+DVD 612円
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ソウル・コンピレイション | comments(0) | - |
ヴァン・ヘイレン/戒厳令

81年発表の4作目。エディーのギターは、(1)「ミーン・ストリート」のイントロでのスラップ、(3)「シナーズ・スウィング」の高速ソロ、とインパクトが強いが、曲単位ではパッとしない。(1)なぞ、地唄歌部分が全くメロディーになっていないが、それでも英語だと何とかなる(なってない?)ところに、70年代に日本のロックは英語で歌うべきか否か、という論争が有ったことを思い出した。曲として良いのは(5)「アンチェインド」と(7)「これが愛だって?」くらい。(8)「サンデー・アフターヌーン」は例の曲数稼ぎの曲。LPチャートでは前作の6位を上回る5位を記録するが、前作と共に低迷期のアルバム。★★☆
2012.4.10 アマゾン 新品紙ジャケ 1,657円 25%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ハードロック・ヘビーメタル | comments(0) | - |
ヴァン・ヘイレン/暗黒の掟

デヴィッド・リー・ロスが復帰して11月に来日するヴァン・ヘイレン。東京ドーム公演のチケットを買いました。エアロスミスもイエスもえらく良かったというから、この来日が最後かも?という大物のコンサートはきっちり行っておかないと、と思った次第。期待してまっせ〜。 さて、これは80年リリースのサード・アルバム。セカンドの延長線上にあるのだが、かなりパワーダウンの印象を受ける。スピーディーな(4)「ロメオ・デライト」と(6)「理由なき暴走」はイイが、ミディアムテンポの曲の魅力が乏しい。生ギターによるラグタイムの(8)「Could This Be Magic」の邦題が「戦慄の悪夢」とはヒドい。(5)「トラ!トラ!」は曲といえない音の断片で、以降のアルバムはこういう曲と言えないような曲を収録して曲数稼ぎをするのがパターンとなる。★★☆
2012.5.30 アマゾン 新品紙ジャケ 1,411円 365%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ハードロック・ヘビーメタル | comments(0) | - |
益田幹夫/コラソン

日野皓正グループ〜渡辺貞夫グループと渡り歩いた若手キーボードプレイヤーのホープだった益田のソロ・アルバム2枚目(?)で、アンソニー・ジャクソンb、バーナード・パーディーds、サミー・フィゲロアperがバックを務める78年ニューヨーク録音。リード楽器は益田だけなので、益田のソロが存分にフィーチャーされている。手クセで弾いているようなフレーズが多く感じられるが、そこはフュージョン黎明期における29歳のフレッシュな魅力で聴かせる。プロデューサーのデヴィッド・マシューズのアレンジによるストリングスも気が利いている。★★★
2012.3.31 アマゾン 新品紙ジャケ 1,033円 63%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | J-FUSION | comments(0) | - |
George Jackson / Don't Count Me Out: Fame Recordings 1

FAMEでのジョージ・ジャクソンの未発表テイクが100曲近く発掘され、CD3枚でリリース予定というその第1弾。ディスクユニオンのフリーペーパー「黒汁通信」で鈴木啓志先生が2011年のベストリイシューに選んだだけあって、歯応えのあるディープな24曲。デモ録音ということなのだろう、基本的にホーンやコーラスは付かないが、そんな中、珍しくコーラスの付いた(21)「She's Rated G」が印象に残る。ジャケ写でジャクソンが身に着けている帽子とウグイス色のカーディガンが何ともディープだ。★★★★
2012.3.30 HMV 輸入新品 1,096円
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ディープソウル | comments(1) | - |
Arthur Conley / I'm Living Good 1964-1974 The Soul Of Arthur Conley

アーサー・コンレーといえばお気楽なダンスナンバー「スウィート・ソウル・ミュージック」しか知らなかったが、最近何かのコンピで聴いたコンレーの曲がディープで良かったので買ったCD。これはコンレーのシングルB面曲やアルバム曲などの、ヒットシングル以外の曲を集めたものなので、「スウィート〜」は入っていない。(5)「I'm Gonna Forget About You」がサム・クックのよう、と言うよりその南部風味からオヴェイションズのようでサイコーだ。表題曲(20)はそのオヴェイションズのヒット曲だが、さすがにオリジナルには及ばない。ソロモン・バークやジョー・テックスらとのオールスターグループ、ソウル・クランの(15)「That's How I Feel」も収録。コンレーは70年代半ばにLee Robertsと改名し、以前の自分とは全く縁を切ってしまったため、インタビューしても当時の事は話してくれないそうだ。★★★★
2012.3.30 HMV 輸入新品 1,096円
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ディープソウル | comments(0) | - |
Chi-Lites / Happy Being Lonely & Fantastic Chi-Lites

ブランズウィック・レコードが倒産し、グループの要だったユージン・レコードが脱退。残された二人が新メンバー3人を加え、マーキュリーとの契約を獲得してリリースした76年盤と77年盤の2イン1。「Happy〜」はトム・トム84がコ・プロデューサーだがフィリー・ソウル。ファルセット・リードによる表題曲の(1)はまるでスタイリスティックス、ブルー・マジックのようなフィリー・ダンサーの(3)「If I've Ever Needed You」、サム・ディーズ作の泣きながら踊れる(4)「Vanishing Love」など、楽曲が大充実しており、スウィートソウルの名盤と言える。それに比べると「Fantastic〜」は落ちるが、重量級のバラード(14)「Love At Its Best」、初期のチャイライツをホーフツさせる(15)「Bubbling, Babbling Fool」などの佳曲もあり、全体的には平均水準を超えている。なお(11)「If I Had A Girl」にはスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加。全く売れなかったこの2作の後、チャイ・サウンドと契約、ユージン・レコードが復帰し、グループは再び花を咲かせる。★★★★★
2012.3.30 HMV 輸入新品 1,191円
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | スウィートソウル | comments(0) | - |
ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット/ライブ・イン・ジャパン

1979年4月新宿ロフトでのライブ録音盤で、佐藤博key、岡嶋善文bがサポートにつき、ドラムは無し。ユルユルになり過ぎず、リラックスムードの中にも程よく背筋が伸びている感じで、楽しいライブ盤だ。ジャズ・バラードの(2)「ジー・ベイビー」でグッと来る。ボビー・チャールズの(5)「スモール・タウン・トーク」は曲名をアナウンスしただけで大歓声で、79年時点で日本でチャールズがそんなに人気だったとは意外だった。エイモスがボーカルの(8)「レイジー・ボーンズ」ではソロもバッチリ。最後の「CCライダー」はこのライブのクライマックスで、我がブルース・バンド、ブルラリの新レパートリーにしようかなと思える楽しさだ。★★★★
2012.3.17 渋谷ユニオン 国内新品紙ジャケ 1,575円 25%引き
JUGEMテーマ:音楽
| ノガッチ | ルーツ・ロック | comments(2) | - |
<new | top | old>