レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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リンダ・ロンシュタット/哀しみのプリズナー
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前年の「悪いあなた」でチャートトップに輝いたリンダの76年の本作は、ニール・ヤングの(1)「バラのいたずら」、ジェームズ・テイラーの(2)「ジューク・ボックスの歌」で始まり、引き続き絶好調。(3)「ロール・アム・イージー」はリトル・フィートの曲で、ローウェル・ジョージ自身がスライドで参加しているのだが、さすがに原曲にはかなわない。スモーキー・ロビンソンの(4)「ひとすじの涙」は名カバー。JDサウザーが書き下ろした表題曲の(5)は二人のデュエットだがやや盛り上げすぎか。マーサ&ヴァンデラスの(6)「ヒートウェイブ」はチャート5位のヒットで、ロックなリンダの代表曲。ジミー・クリフの(7)「メニー・リヴァーズ・トゥ・クロス」はコーラスの美しさにハッとする。ドリー・パートン作の(10)「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」は後にホイットニー・ヒューストンがこのリンダ・バージョンをカバーして大ヒット。裏ジャケのリンダのアップ写真は、イーグルスに「ウィッチー・ウーマン」と言わせただけある目力の凄さ。★★★★☆
2011.6.24 芽瑠璃堂 新品紙ジャケ 2,184円 22%引き
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V.A. / America's Most Wanted Vol.3
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Malaco音源のコンピ第3集。超絶曲は無いが、70年代後半から90年代初頭までの高水準のモダンソウルが並んでおり聴いていて安心感は強い。80年代後半のMalacoはソウル界の大スターが大集合したのだが、楽曲とバックサンドにコクが無いため全然面白くない。しかしリリースの量は多いし、楽曲単位ではもちろん良い曲がある。このCDも一部にはどうでも良い曲もあるが、とりわけShirley Brownの(17)「Lovin' Too Soon」は91年という時期にもかかわらずモダンサウンドにアレサ系のレディソウルなボーカルが載った素晴らしい出来。★★★☆
2011.7.30 ユニオンHP 輸入新品 1,000円 
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リンダ・ロンシュタット/ドント・クライ・ナウ
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アサイラム移籍第一弾の73年盤は、プロデューサーであるJDサウザーが書き下ろした(1)「アイ・キャン・オールモスト・シー・イット」で始まる。後にボニー・レイットでヒットする(2)「ラヴ・ハズ・ノー・プライド」、イーグルズの(4)「ならず者」、サウザー作の表題曲(5)、ランディ・ニューマンの(6)「セイル・アウェイ」、ニール・ヤングの「アイ・ビリーヴ・イン・ユー」といった素晴らしいバラードだらけの名盤。ロッキンナンバーは(3)と(8)のみで、(3)「銀の糸と金の針」は絵に描いたようなカントリーロック。リンダは次作「悪いあなた」がアルバム、シングルチャートともに1位となってブレイクするが、ロックとうよりまだカントリーなこのアルバムは45位にとどまり、シングルヒットも出なかった。しかし内容的には1、2を争う充実度。内袋のリンダの写真もカワイイし。★★★★★
2011.7.30 渋谷ユニオン 未開封中古紙ジャケ 1,530円 45%引き
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Marc Tanner Band / No Escape
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AORガイドブックに採り上げられていたと思って買った1枚だが、今回レコダイを書くためにガイドブックを見直したら採り上げられていなかった。はて?どこで勘違いしたのだろうか?しかしガイドブックに載っていたら逆に疑問を呈したくなるような内容。ボーカルはショボイし、ギターやストリングスの使い方などのアレンジが全くサマになってない。どこかで「AORの好盤」とか書いてあったのを見たのだと思うが、これは重箱の隅すぎて超マニアでなければフォローする必要なし。★★☆
2011.7.24 HMV 輸入新品 1,000円
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Roscoe Robinson / Why Must It End
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佐野勝明氏が「WandやGerri、Sound Stage 7の録音をCD化してくれるどこか奇特なレコード会社はないものか」とその大著「楽SOUL」に書いたリクエストに応えるかのように英Soulscapeから出たのがこのCD。65〜69年録音の全20曲。「USブラック・ディスク・ガイド」では、ロビンソンがあまり凄いシンガーとは思えないような書きぶりなのだが、実はモーレツに素晴らしいディープ・ソウル・シンガー。ワタシはPaulal録音を中心にまとめたP-VineのLP「ヘヴンリー・ソウル・ミュージック(PLP-719)」を聴いて以来の大ファンだ。バラードでは(1)「One More Time」、リズムナンバーでは(8)「You Don't Move Me No More」が特に印象に残った。まあ、ロビンソンのハードシャウトを聴いてみなはれ。シビれること保証です。Soulscapeはもう一枚CD化を予定しているようで楽しみだ。★★★★★
2011.7.30 ユニオンHP 輸入新品 1,000円
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ボビー・チャールズ/ボビー・チャールズ
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故郷のニューオーリンズからウッドストックに移り住んでいたチャールズの72年発表にして初めてのLP。バックはドクター・ジョン、ロビロバを除くザ・バンドの面々、エイモス・ギャレットなど、ウッドストック・オールスターズといった風情。チャールズはそもそもゆるキャラの人だが、このアルバムのゆるさは尋常ではない。実は20年近く前だろうか、レココレで絶賛されていたのでCDを買ったのだが、そのあまりのゆるさに売却してしまった。だから今回のCD購入は再挑戦だったわけだが、年をとったせいだろうか、結構楽しく聴けるようになった。でも世の中的には大名盤と言われているものの、ワタシはまだここまでのユルさには徹しきれず→★★★★
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AC/DC/レイザーズ・エッジ
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やや低迷していたAC/DC起死回生の90年作。まず名曲(1)「サンダーストラック」は何重にもオーバーダビングされたギターと下卑なコーラスに聴いていて気合が入る。これは91年ドニントンでの「モンスターズ・オブ・ロック」コンサートでヘッドライナーを務めた際のオープニング曲であり、観客が一緒に叫ぶ「Thunder!」というのが「サンダー!」でなくて「タンダー!」と聞こえるのが、何だか頭が悪そうでサイコーだった。続く(2)「ファイヤー・ユア・ガンズ」は畳み掛けるリフとスピードでさらにテンションが上がる。パブで英国人(豪州人を含む)が喜んで合唱しそうなメロディーを持った(3)「マネートークス」、ヘヴィーな表題曲の(4)、と鉄板の展開。LPで言うところのB面は金太郎飴の如しの曲が並ぶが、それはAC/DCにおいては悪いことではない。最後は「イフ・ユー・デア」でヘヴィーかつドラマチックに締めくくる。名盤。★★★★★
2011.7.4 HMV 新品紙ジャケ 1,360円 46%引き
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Tavares / In The City
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セカンドアルバムに引き続き、デニス・ランバート&ブライアン・ポッターがプロデュースした75年のサードアルバム。タヴァレスはデビューからワタシが聴いたことがある4作目までは全て良いのだが、彼ら最大のヒット曲(1)「It Only Takes A Minute(邦題「愛のディスコティック」。作曲もL&P)を収録したこのアルバムはとりわけ素晴らしい大名盤。L&Pが書く素晴らしい曲に対して、タヴァレスはメンバーの誰もがリードを歌える力量で十二分に応えている。(3)は彼ら自身がベストと認めるバラード。ワタシの一番のオススメはAOR的雰囲気のあるミディアムの(7)「We Fit To A Tee」。L&Pの曲以外も、意外な人脈でジョージ・クリントンによる(2)「Fool's Hall Of Fame」は切ないメロディーを持ったミディアムだし、一転してエドガー・ウィンター・グループの(8)「Free Ride」(作者はダン・ハートマン)はロッキッシュでカッコイイ。メンバーによる唯一の自作曲である表題曲が一番弱いのはご愛嬌。「It Takes〜」のシングル・バージョンとエクステンディド・ミックスをボートラ収録。オススメ盤。★★★★★
2011.8.11 HMV 輸入新品 970円
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タヴァレス/マダム・バタフライ
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サタデー・ナイト・フィーバーに収録された「モア・ザン・ア・ウーアン」が大ヒットした後にもかかわらず、この79年作はディスコナンバーは1曲目の「ディスコ一直線」のみで、他はボーカルグループとして勝負に出た感じのアルバム。サム・ディーズ作のバラード3曲がいずれも佳曲ではあるものの、全体的にはインパクトが弱く何とも散漫な印象。★★☆
2011.7.10 渋谷ユニオン 未開封中古 1,350円 32%引き
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デイヴ・メイスン/黄金の蝶
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「流れるままに」に続く78年作。アコースティックギターをサウンドの中心に据えたキレイなメロディーの曲ばかりで、コーラスとストリングスは厚く、カネがかかった丁寧な作りで、エレキギターのソロは短いながらも見事な音色。だから五つ星の傑作かと言えばそうとは言い難い。とにかく全編矢鱈と甘い。「流れる〜」も甘かったが、さらに甘さが増しており、ヒット狙いの思惑が見え隠れしないわけでもない。だから「名盤」「傑作」と呼ぶのはちょっと憚られるが、聴いて損はしない良作ではある。★★★★
2011.7.4 HMV 新品紙ジャケ 1,098円 45%引き
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