レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Dells / I Touched A Dream+Whatever Turns You On
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デルズはワタシが最も好きなボーカルグループで、彼らのオリジナルアルバムは殆ど全て揃えているほどです。デルズと言えば思い出すのが1985年、渋谷ライブ・インでの最初で最後の来日公演。マーヴィン・ジュニアが風邪だからアンコール無し、とバンマスが客席に伝えたのに対して、ステージ間際にいた血気盛んなワタシは「Bullshit!!」と叫び返したら、そのバンマスにニラまれたということがありました。目が合ってかなりアセったな。
さて、これは80年と81年盤の2イン1。どちらもカール・デイヴィス&ユージン・レコードのプロデュースで、冒頭の3曲くらいがイイ調子だから、ゴヒイキのデルズとあって名盤!と叫びたくなるのですが、冷静に聴いてみれば、そこそこのレベルながら決定打に欠けるといったところ。ライヴの時同様に、素直な気持ちを言っただけなのでニラまないでください。★★★☆
2011.4.13 芽瑠璃堂 輸入新品 1,326円
| ノガッチ | ソウル70年代ボーカルグループ | comments(2) | - |
ローリング・ストーンズ/エモーショナル・レスキュー
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ファルセットで歌われる表題曲(8)を初めて聴いた時に何ともヘンな曲だと思ったので、あまり印象が良くなかったアルバムだが、英米ともにアルバムチャートトップに輝いた1980年盤。ゴツゴツしたビートの(1)「ダンスPt.1」はストーンズのディスコ〜ファンク系の曲では最良の1曲ではないか。(2)と(4)はストーンズらしいロカビリー。(3)のレゲエもストーンズ独自のスタイルでキマっている。(5)は名バラード「悲しきインディアンガール」。(6)「ボーイズ・ゴー」はアラジンの「完全無欠のロックンローラー」みたいな女声コーラスが入るハイテンションなロックンロール。ラストの(10)「オール・アバウト・ユー」はその後、キースが歌う曲の基本パターンとなるHIサウンド・ソウル。ということで、当初の印象と違って充実したアルバムであることを認識。これなら英米1位も納得。★★★★☆
2011.3.27 新宿ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,960円 30%引き
| ノガッチ | ストーンズ/ビートルズ | comments(3) | - |
ローリング・ストーンズ/スティール・ホィールズ
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初来日記念盤として当時を知る日本人ファンにとっては感慨深い一枚。ミックとキースのによる解散の危機を乗り越えたこの88年盤は(1)「サッド、サッド、サッド」からして元気一杯だ。確か最初のシングルは(7)「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」だったと記憶しているが、これはいかにも80年代の派手な作りの曲で、当時からすでに聴いていてつらかった。固定的に付くようになったリサ・フィッシャーら3人のコーラスの存在を想定して、作曲・編曲しているのが良くないのでは、と思うのだがどうだろう。むしろこのアルバムで魅力度が高いのは、キースが自身のソロ・アルバムまんまみたいな(8)「キャント・ビー・シーン」やバラード(9)「オールモスト・ヒア・ユー・ザイ」。ミックもキースも1943年生まれだから来日時には47歳。まだ若かった。★★★★
2011.2.24 渋谷ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,920円 31%引き
| ノガッチ | ストーンズ/ビートルズ | comments(2) | - |
ローリング・ストーンズ/アンダーカヴァー
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「レット・イット・ブリード」以来、スタジオアルバムは英米どちらかのチャートでトップに立っていたのだが、その記録を途切れさせてしまった83年作(英3位、米4位)。でもワタシはとても好きなアルバムです。(1)「アンダーカヴァー・オブ・ザ・ナイト」は中南米でのテロを題材にしたビデオクリップが印象的だった。ワタシの一番のお気に入りはダンス・ビートの(6)「トゥー・マッチ・ブラッド」。この曲では佐川君パリ人肉事件を歌っている。(1)、(6)ともに社会的な暗い曲だが、従来からのストーンズ路線の明るい曲には(2)「シー・ワズ・ホット」、(9)「オール・ザ・ウェイ・ダウン」があってバランスを取っている。ところでクレジットではベースはキースが1曲、ロン・ウッドが2曲、残りはビル・ワイマンとなっているが本当だろうか。タイトル曲のチョッパーベースをワイマンが弾いているとは信じがたいのだが。★★★★★
2011.2.24 渋谷ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,920円 31%引き
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2011年6月 四日市〜名古屋レコ買い紀行
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6月21日火曜日。名古屋から近鉄快速で30分ちょい。やって来ました三重県は四日市。四日市といえば松阪牛の本場。まずは昼メシということで、その名も「松阪苑」という焼肉屋に入ったが、さすがに松阪牛だとランチ焼肉でも高い。やむなく松阪牛ハンバーグ980円にしたが、さすがにハンバーグでは松阪牛の有難みは分からなかった。さてメシの後はレコ屋巡りで腹ごなしを。まず向かったのが「ROOK RECORDS」。ここはオールジャンル取扱でCDとアナログが半々くらい。地方の中古レコ屋としてはなかなか頑張った品ぞろえだと思う。次に向かったのは、駅の反対側にある「こんぱく堂」。この店については著名なDJが、日本一面白いレコ屋と自著に書いていた(と思う)が、もう営業していない様子。その後ネットで調べたところ、ごく最近店舗営業を止めて通販専門になっていた。今のご時世、中古レコ屋は減る一方だ。以上で昼休みは終了。仕事の目的地に向かう。
仕事を終えて、名古屋に戻ったのが夕方5時半。名古屋のレコ屋巡りに出かけることにしたが、今回はレコードマップを持ってきていないので、過去に3度来た時の記憶が頼り。まず目指したのは「バナナレコード大須店」。ここには2010年2月に訪れており、その時に買い逃したLPがある。それはP-Vineのジュウェル・レーベルのLPを買うともらえた特典LPの「Blues Via 728 Texas(PLP-9998)」だ。アルバムタイトルに見覚えがあったので、既に持っているような気がして買わなかったのだが、家に帰ってレコ棚を調べてみると、無い。そのLPを持っていたのはワタシのレコ・ライバル、ミズーリで、カセットに録音してもらったのを繰り返し聞いていたため、そのカセットのラベルに書かれたアルバムタイトルに見覚えがあっただけなのだ。それ以来、ワタシは名古屋出張の機会を虎視眈眈と狙っていたのだが、今回ようやくその失地回復のチャンスが訪れたというわけだ。果たして、そのLPは1年半近くもの間、浮気をすることもなくワタシの来店を待っていてくれた!ジャケの背中にちょっぴり汚れがあるのが玉にキズだが、この非売品=レア盤が840円というのもカワイイぢゃないか!鼻の穴をふくらませてレジに持って行く。店を出たところで、大願成就の喜びにウチフルえる心を落ち着かせるべくタバコを一服。次に向かったのは2008年2月に「ジョージ”ハーモニカ”スミス/ブローイン・ザ・ブルース」を発見した「ハイファイ堂レコード」。ここは店先の「HRのLP500円均一」箱がスゴかった!全てオビ付き美麗品で、パット・トラヴァースのデビューから4枚目までがオビ付きで揃っているというのはスゴイことなのではないだろうか。HRでは無いが、ロイ・ブキャナンも、「ライブ・イン・ジャパン」「レスポールとの遭遇」「ローディングゾーン」などの中期のLPが揃っていて、B級フュージョン好きのワタシは「レスポールとの遭遇」を買おうかかなり迷った。バーニー・マースデンのソロLPにも心が揺れた。他にもフランク・マリノとか、ライオットとか、メズラしそうなオビ付美麗品がズラリと揃っているから、もしかしてこの辺のLPを探している友人がいるかもしれない、電話して教えてあげなくては!とかなり動転したが、電話すべき友人は思い浮かばなかった。
さてレコードマップを持っていないから、最寄りの地下鉄の駅がどこにあるのかわからない。ここまで地下鉄で2駅だったから名古屋駅まで歩いて戻るか、ということで歩き始めたのだが、これが大失敗。思ったよりも全然遠く、結局40分くらい歩くことになった。3kmくらいあったようだ。それでも途中、「Heaven」というレコ屋に出くわしたので入ってみたが、ワタシのようなアマチュアはお呼びでない状態のHM/HR専門店。プライベート盤やら世界各国のその分野のバンドのCDなどが大量に在庫されていたが、ワタシにはさっぱりワカラなかった。こんなディープな店があるということは名古屋人は相当のHM/HR好きと見た。よれよれになりながら何とかJR名古屋駅に到着。駅弁、柿ピー、ロング缶ビール×1、缶チューハイ×2とおみやげの「ういろう」を手に18:30の新幹線で帰途についた。
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J.P. Robinson / Classic R&B from the 1960s
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「ソウル・ディープ第1集」の最後に(8)「Only Be True To Me(邦題:真実が欲しくて)」が収録されていたフロリダのシンガーによる68〜70年の音源集。甘めの声がフロリダの優しいサウンドにマッチして、(8)以外にも佳曲どころか、傑作と呼べる曲ばかり。とりわけミディアムスローの(1)「You Got Your Thing On A String」だけでもこのCDは買い。ネットで調べたらこのCDは音質がブート以下に悪い、という記事があったが、確かに(10)、(11)はもっとマシな盤は無かったのか、と思えるほどの状態の盤起こしだが、それ以外の曲の音質は全然OK(もちろんシングル盤と比べたら悪いのかもしれないが)。ジャケはショボいが、サザンソウルファンは必聴。★★★★☆
2011.3.3 渋谷ユニオン 輸入中古 500円
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ルパート・ホームズ/パートナーズ・イン・クライム
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ニューヨークのストーリーテラー、という形容がピッタリのホームズによる79年の大名盤。全米1位となったのは(1)「エスケイプ(ピナ・コラーダ・ソング)」で、これはこれで名曲だが、それよりも何と言っても全米6位の「ヒム」だ。この曲はワタシが歌詞を暗記している数少ない曲のひとつで、キツイ三角関係ソングながら、AOR史に残る名曲。以前持っていた国内盤LPにはミュージシャンのクレジットが無く、誰がこんな素晴らしいバッキングをしているのだろうと気になっていたが、今回の紙ジャケで再現された内袋にそれが記載されており、長年の疑問が解けた。予想に反して有名ミュージシャンは参加していなかったけど、バッキングは文句なしだ。ところで以前、このアルバムの(3)「ニアサイテッド」を除く全曲が収録されたオトクな17曲入り廉価ベスト盤(今は廃盤)が出ていたが、名バラード「ニアサイテッド」を外してはベスト盤とは言えない。この曲で素晴らしいギターソロを弾いているのはディーン・ベイリンなる人物で、本作以降もホームズの片腕として活躍したそうだ。★★★★★
2011.4.2 渋谷ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 2,250円 20%引き
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吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ/Squeezin' & Blowin'
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最近買ったばかりのCDなので、普通ならレコダイ掲載はずっと先なのだが、急いで採り上げたのにはワケがある。アマゾンでこのCDがメチャ安いのだ。今チェックしたところ定価の56%引きの1,005円!キ〜ッ!オレが買った時から500円以上も安くなっているぢゃないか!アマゾンのバーゲン品は待っているとダラダラと値段が下がり続けるので、もう一息安くなったら買おう、だなんて思っているとある日突然定価に戻ったりして、その駆け引きが難しいというか楽しいというか。ワタシの経験では、5割引くらいになったらそれ以上は欲を出さずに買っておいた方が無難。
さて、これは1998〜2001年の13回のレコーディングをまとめたもの。バッパーズサウンドで快調に飛ばす(1)「やっぱり肉を喰おう」、カミさん持ちの気持ちを見事に表した(3)「嫁の里帰り」、女性とのデュエット内容がスリリングな(5)「おもて寒いよ」、バッドラックブルースの(7)「俺のカツ丼」、など唯一無二のジャンプブルース。特筆は笑えるジャケットデザイン。ライナーノーツはなんと英文。無署名だが内容からして、吾妻さん自身が書いたのだろう。いつ定価に戻るかわからないからアマゾンに急げ!★★★★★
2011.6.4 アマゾン 国内新品 1,591円 31%引き
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V.A. / Southern Soul Showcase
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ここに収録された曲は以前P-Vineが「ディープ・ソウル・クラシックス」というシリーズのLPで殆どが日本に紹介されていると思うが、Sound Stage Seven音源によるこの英Kent盤は、どこを切っても極め付けにディープなソウルが流れ出すオススメ盤。そんな中、最後の曲だけがブルースというのが変わっている。このカルヴィン・リーヴィーの「カミンズ・プリズン・ファーム」は、黒人囚人を殺害して闇の内に葬っていた事が発覚し社会問題となったカミンズ刑務所について歌った68年のモダンブルースの傑作で、P-Vineレコードの記念すべき最初のリリースがこの曲(LP)だった。そのリーヴィー自身が90年代初頭には麻薬売買でカミンズ刑務所に入れられてしまったというのが、ブルージーだ。★★★★★
2011.4.13 芽瑠璃堂 輸入新品 1,326円
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ジェームズ・ヴィンセント/ウェイティング・フォー・ザ・レイン
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ラテンロックのアズテカというバンドの元ギタリストによる78年作。金澤寿和氏の「AOR Light Mellow」選出盤。(6)「How Can I Thank You Enough」がサビで昇天の名曲で、メロウグルーヴ云々と手書きのポップに書いてあったので購入した。その(6)は確かに名曲と呼べるレベルで、グッと来るサビだが昇天はしなかったな。これと同じ路線は(1)(5)(7)(9)。なかでは(1)がベスト。(4)と表題曲の(8)は辛気臭いバラード。(10)は唯一のインストで、変拍子バリバリの(2)と同様のクロスオーバーサウンド。その(2)はギターシンセのノイズが思いっきり入っているのだが、よくこれでOKテイクになったものだ。本人のギターはベンソン寄りのリトナーといった感じで、なかなか達者。全体的にはAORというよりは、歌入りクロスオーバーといったところ。前2作はテクニカルなフュージョンだというから、そちらの方がワタシの好みに合いそうだ。★★★☆
2011.3.27 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,691円 30%引き
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