レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ローリング・ストーンズ/メインストリートのならず者
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最近、レイラの40周年記念ボックスの絶賛と被害で盛り上がっているレコダイのコメント欄ですが、このアルバムも2SHMCD+2LP+1DVDで18,000円というのが出ました。しかしワタシはそういうのにはもう手を出さないことにしています。箱男師匠の教え、「ボックスは買ったら終わり」が真理だと思うからです。
さて、このアルバムは72年の発売当初は冗長だと批判されていたのが、最近では傑作という評価に変わったという。ストーンズ初の2枚組というボリュームで、結構ブルージーな曲もあるから、人によっては冗長と感じただろうが、ワタシのようにブルースなどのルーツロック好きな人間には全然OK、どころか緊張感あふれる曲の連続に感じられる。さすがに(13)「彼に会いたい」はイカガなものかという気がするが。「ロックス・オフ」、「ハッピー」、「ライトを照らせ」など全18曲をいちいちコメントするのも大変なので、(5)「ダイスをころがせ」について言えば、3年ほど前に会社の人と六本木のオゲレツなカラオケスナックに行った時に、この曲をミックのアクション付きで歌って転倒してしまったワタシは、その後「手首がイテエな〜」と言いつつ、オシボリを手首に巻いたまま日高屋で390円のラーメンをすすって帰ったら、翌朝、手首がボッコリと腫れ上がり、その痛さに悶絶。病院に駆け込んだところ、手首にヒビが入っていた。しかもその日は親戚の葬式のために姉と一緒に新潟に行くことになっていたのだが、手首が痛くて行けないと伝えたら、イイ年コイテ何やってるの!と叱られた。★★★★★
2011.1.15 新宿ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,960円 30%引き
| ノガッチ | ストーンズ/ビートルズ | comments(10) | - |
Goldie Alexander / Knocking Down Love
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 「USブラックディスクガイド」の究極のレア盤コーナーで取り上げられているカナダのブラコンシンガーによる83年作。(1)(3)などは楽曲が良くないが、本人はかなりの実力派ボーカリストで、表題曲(2)でのラフなバリトンからファルセットを使い分ける歌いっぷりは見事。女性とのデュエット(5)「Show I Love You」はナカナカだが、相手女性はクレジットが無いため名前不明。ベストは(8)「Go Back」か。★★★☆
2011.2.20 新宿ユニオン 輸入中古 500円
| ノガッチ | ソウル80年代ソロシンガー | comments(0) | - |
スヌークス・イーグリン/アウト・オブ・ノーフェア
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ニューオーリンズの驚異的奏法の盲目ギタリスト、かつレパートリーが1000曲を超えるという人間ジュークボックス、スヌークスのブラックトップレーベルからの2枚目。ブラックトップは80年代後半に米南部のブルースやR&Bの極めて良質な新録をリリースしたレーベルだが、21世紀を迎える前に活動を停止したとのことで残念だ。本作はアンソン・ファンダーバーグg、ロニー・アールg、グラディ・ゲインズsaxなどのゲストを大きくフィーチャーしているが、音楽のスタイルは当然ながらにニューオリのままで、安心して聴ける1枚。そんな中、表題曲はスインギーなインストのジャズ。タンゴの名曲(8)「Kiss Of Fire」は、ボートラの別テイクまで収録されているが、さすがにちょっとキツイ。プラケースが粉々に壊れていて格安だったのでつい手を出したCDだが、盤も粉々だったらどうしよう、と買った後から心配したものの、幸い大丈夫だった。★★★★
2011.2.20 新宿ユニオン 未開封中古 525円 77%引き
| ノガッチ | ブルース | comments(2) | - |
Boy Meets Girl / same
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金澤寿和氏のAORディスクガイドにも選出されている、シアトル出身の男女2人組によるA&Mからの1985年デビュー盤だが、ワタシの基準からすると、これは典型的な80年代ポップでこそあれ、AORの範疇には入らない。男女2人組といっても殆どの曲はデュオではなくて、男女それぞれがリードボーカルを取る曲が半分ずつで、男がリードの曲は暑苦しいだけでパス。女がリードの曲はポップで良いが、全てリズムが打ち込みなので、ワタシが「AOR」という言葉に期待するものは得られない。ちなみににこのCDは現在ではユニオンでしか入手できないみたいだ。★★★
2011.2.18 ユニオンHP 輸入新品 1,200円
| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
V.A. / Uptown Soul & Funk From The Nashville Indies
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80年代のディスコ〜ブギーものコンピみたいなジャケデザインだが、そういう音楽を期待するとトンデモない目に会う。中身はナッシュビルのRef-O-Reeレーベル音源のサザン・ソウルで悪くない。印象的なのは、Gene Allisonが声を振り絞るようにして歌う(2)「I'm Not Afraid Any More」、Peggy Gainesは歌はうまくないが、垢抜けしないオバサンが切なく熱唱する(9)「Just To Satisfy My Baby」、Wendel Wattsのメローな(16)「You Girl」はUKで人気が高いという。目玉はFreddie Watersの80年代初頭(?)の4曲で、とりわけ(11)「You Can Make It If You Try」がモダンなソウルバラードでグー。そのWatersがデュオを組んだEddie & Freddieの2曲はどうってことはないファンキー曲。★★★☆
2011.1.22 新宿タワー 輸入新品 290円
| ノガッチ | ソウル・コンピレイション | comments(1) | - |
Santana / Original Album Classics
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「太陽の秘宝」(1978年、アルバムチャート最高27位)、「マラソン」(79年、25位)、「ジーバップ」(81年、9位)、「シャンゴ」(82年、22位)、「フリーダム」(87年、95位)、の5枚組ペーパースリーブ輸入盤。チャートで結構良い成績を上げているのが意外だった。というのもワタシがサンタナを知ったのは「哀愁のヨーロッパ」の頃で、今で言えば演歌歌手に転じた堀内孝雄みたいな存在だったからだ。80年代後半からは低迷したが、99年の「Supernatural」で27年ぶりチャート1位の大復活をし、最新作「Guitar Heaven」も5位まで上がっているのだからスゴイ。さて、個別のアルバムの紹介をしましょう。
「太陽の〜」はノーマン・シーフが撮影したジャケこそ印象的だが、内容的には焦点が定まりきらない。印象的なのはソフト&メロウな(4)「Stormy」、後半ダブルテンポになってハードなギターがハジける(6)「Open Invitation」、高中正義系ブリージーな(7)「Life Is A Lady / Holiday」あたり。★★★
「マラソン」は従来のサンタナらしさはカケラも無い産業ロック路線に怒涛のガブリ寄りを見せる。ボーカルのアレックス・リガートウッドはハイトーンが良く伸びるスティーブ・ペリー系で産業ロックの鑑のような人だが、なんと第2期ジェフ・ベック・グループでボビー・テンチの前任者だったというから驚き。全米35位の(4)「You Know That I Love You」は産業〜AORファン必聴の名曲。(10)「Stay (Beside Me)」はインストではないが高中のアルバムに入っていてもおかしくない。産業〜AORマニアは入手すべきアルバム。★★★★
「ジーバップ」は1曲目こそスティーヴン・スティルスそっくりだが、従来の路線に戻って、サンタナがとにかくギターを弾き倒す。しかし(4)〜(6)は前作のなごりか、産業ロック路線で、(6)「Winning」が全米17位のヒット。(10)は「哀愁のヨーロッパ」の二番煎じ。ラストの「Hannibal」は歌が入っていなければ和田アキラ率いるプリズムみたいな曲。★★★☆
「シャンゴ」は我がソウル・ダイナマイツもカバーしたダンス・クラシック「ホールド・オン」を含む。それ以外はラテン、アフリカ、レゲエとさまざまなワールドリズムにアプローチしているものの、聴き所は少ない。ちなみに(4)のイントロはブロンディの「コール・ミー」みたいだ。★★
チャート成績はふるわなかったが、豪華メンバーによる「フリーダム」はそんなに悪くない。(1)は「スウィート・ホーム・シカゴ」の改作でバディ・ガイとジュニア・ウェルズが参加。(4)はドリーミーな80年代的ビーチサイドBGM。(7)はブライトなコンテンポラリー・ゴスペル。以降の曲はダレる。★★★
2011.2.12 新宿ユニオン 輸入紙ジャケ5枚組 1,200円
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サンタナ/ロータスの伝説
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73年7月3、4日大阪厚生年金会館でのライヴ。横尾忠則による22面体ジャケを広げると、どこにCDを収納すればよいのか分らなくなる前代未聞のシロモノ。収録時間的にはCD2枚に収まるのだが、オリジナル同様に3枚組での復刻し、以前の再発ではカットされていた最初の一分間の黙とうも再現し、曲順も元に戻した。ニール・ショーンはもういなくて、ギターはサンタナだけだが、その分二人になったキーボードが強力。「キャラバンサライ」で大活躍したジェームズ・ミンゴ・ルイス(後にアル・ディメオラのグループで活躍する)がいないのは残念だが、その穴はアルマンド・ペラザが埋めている。演奏内容は圧倒的にスゴく、解説書には同時期に来日していたマイルス・デイヴィス・バンドのメンバーがコンサートを見に来ていたとあるが、さもありなん。3枚目の「君に捧げるサンバ」でようやく一息つくが、その後はまた怒涛の演奏に転じ、「ネシャブールの出来事」の後半でようやくスローダウンして、余韻を残して幕を閉じるライブ大名盤。★★★★★
2011.2.18 ユニオンHP 新品紙ジャケ3枚組 3,000円 56%引き
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サンタナ/キャラバンサライ
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サンタナの最高傑作の72年盤。LP発売当時の解説で小倉エージがこう書いている。「カルロス・サンタナが悪魔に化身してしまっていることは、もはや疑い得ない事実となってしまった。(中略)悪魔に魂を売って、超人的技巧を我がものとしたヴァイオリニストの伝説は有名だが、カルロスは悪魔そのものになってしまったのだ」。サンタナが悪魔だった!しかもそれは事実!とは知らなかった。
このアルバムの聴きモノは、何と言っても7分を超す(6)「宇宙への歓喜」。イキそうなのにイカない、なかなかジラされる構成で、ようやくギターソロからクライマックスに突入した日には、怒涛の如く煽りまくるベースとドラムによって天高く舞い上がるオルガンとギターのソロと、聴く者みな昇天間違い無し。盛り上がりという点で、これに匹敵する曲は、「SUPER TAKANAKA LIVE」における「レディ・トゥ・フライ」くらいしか思いつかない。ジェームズ・ミンゴ・ルイスが弾く性急なピアノのモントゥーノが緊張感あふれる(9)「リズムの架け橋」を経て、盛大にオーケストラが入った一大音楽絵巻の(10)「果てしなき道」で大団円を迎える。★★★★★
2011.2.18 ユニオンHP 新品紙ジャケ 1,000円 47%引き
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サンタナ/サンタナ
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デビュー盤にしてアルバムチャート2位まで上がった69年作。ここで提示されるラテンロックは充分衝撃的だが、セカンド以降で展開されていく世界に比べると、まだおとなしいもの。一番の聴き所はやはりウッドストックでのインパクトが大きかった「ソウル・サクリファイス」。この曲の主役はサンタナじゃなくてdsのマイク・シュリーヴなんだけどね。ちなみに、セカンドアルバム付属のポスターでアフロヘアーでオカルトな雰囲気を漂わせているperのチェピートが、このファ−ストアルバム時点では、裏ジャケ写真ではリーゼント、解説書掲載写真では七三分けなことを指摘しておきたい。ウッドストックでのライブ3曲をボートラ収録。★★★★
2011.5.6 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 720円
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Allen Toussaint / What Is Success: The Sceptor & Bell Recordings
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ニューオーリンズの顔役、アラン・トゥーサンの2枚目となるLP「Toussaint」にシングルオンリーの6曲を追加したもの。ボーカルをメインに据えたアルバムとしてはこれが初だそう。(1)「Everything I Do Gonna Be Funky」からスットボケたニューオリ風味全開。間の多いリズムに乗って生ピアノとティプレのように聞こえる生ギターが絡む音像は唯一無二の世界。しかしトボケた曲はこれくらいで、あとは結構甘い曲や、ボブ・ジェームズが演りそうな洗練された(11)「Number Nine」のような曲もある。ただワタシのストライクゾーンとはちょっと違うので→★★★
2011.1.22 新宿タワー 輸入新品 290円
| ノガッチ | R&B・アーリーソウル | comments(0) | - |
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