レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Denise Lasalle / A Little Bit Naughty
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1976〜81年のABC/MCA時代のベスト盤2枚組。この間、LPは6枚出ている。76年の「Second Breath」からは7曲選曲されており、あまり印象的でない曲がある一方、80年の「I'm So Hot」からは1曲しか選ばれていないが、この1曲がとてもいい。なので、ベスト盤としてこの選曲が適切なのかどうかは分からない。しかしそれはさておき、質の高いサザン・ソウルが満載。1-(8)「Love Me Right」は後にヴァーノン・ギャレットが超熱血の素晴らしいカバーをした。4曲収録された1981年のLP「Guaranteed」が充実しており、2-(4)「Tighten Up On Your Good Thing」、(5)「Shareing Your Love」、(7)「Make Love To Me One More Time」など素晴らしい。 最後はライブで14分に及ぶサザン・ソウルのメドレー。しかしLPのジャケはいずれも40歳前後だったラサールのお色気をタップリと強調しており、日本人にこのセンスはキツい。★★★★
2010.9.24 芽瑠璃堂 輸入新品2枚組 575円
| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
フットルース/フットルース
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デヴィッド・フォスターに認められて87年に全米デビューを果たすボーカルのティム・フィーアンが、地元カナダで率いていた5人組バンドによる唯一のアルバムで80年作。(1)はハワイアン・テイスト溢れる(カナダのグループだけど)メロウな曲ながら、こみあげ系のメロディーがアザとく感じられてワタシには甘すぎる。(2)はAOR度の高い曲なのだが、中学生時代に友人が持っていたフラットワウンドの弦を張ったグレコのベースみたいなグニョグニョな音のチョッパーがインパクトありすぎ。(4)はヒューイ・ルイス的なポップ・ミディアムの佳曲。(5)はジェネシスを狙ったが、ステイックスになってしまった風のハード系産業ロック。(6)が本アルバムで最もAOR度が高いベストトラック。(7)はベタベタに甘い大仰なバラード。(8)はメン・アット・ワークを連想した。(9)は並のアメリカン・ハード・ロック。AORというよりもAOR的な曲も含むポップロックアルバムといったところで、なかなかの力作。★★★★
2010.8.15 渋谷ユニオン 国内新品 1,800円 29%引き
| ノガッチ | AOR | comments(1) | - |
ジョーンズ・ガールズ/ジョーンズ・ガールズ
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「USブラック・ディスク・ガイド」選出の79年盤で、透明感あふれる美しいハーモニーがとても爽やかな好盤。もろにディスコな(2)のような曲でもチャーミングなのがイイ。79年版のダイアナ・ロス&シュープリームスと言えるかもしれない。ライナーノーツには、本アルバムの目玉は最初にシングルカットされた(4)「You're Gonna Make Me Love Somebody」でキマリ、と書いてあるが、ワタシにはその曲がアルバム中、唯一ツマラく感じられた。ワタシにとってのベストは(7)「We're A Melody」。このコーラスの感じはどこかで聴いたことがあるな、と思ったら、「Mr.サマータイム」でおなじみのサーカスの「アメリカン・フィーリング」に似ている。坂本龍一が79年のレコ大編曲賞を受賞したこの曲、ワタシ大、大、大好きなんです。両者の時期が一致しているのは偶然?ノーマン・シーフ撮影のジャケも内容とマッチしていて素敵だ。★★★★
2010.9.10 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,397円 30%引き
| ノガッチ | ソウル70年代ボーカルグループ | comments(1) | - |
キャロル・キング/つづれおり
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通常プラケース盤からの買い替え。この大名盤を前にしてコメントすること無し。実際(1)「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ」から始まって(3)「イッツ・トゥー・レイト」、(7)「君の友だち」、(9)「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」を含み、(12)「ナチュラル・ウーマン」で終わるこのアルバム(CDにはボートラ2曲追加)は、信じ難いほどの楽曲の充実さだ。でオワリというのもナニなので、ジャケにネコが写っている縁から、約3ヶ月前に拾った我が家のオムツネコ、モレちゃんを紹介しよう。

これは拾ったばかりの頃で生後2週間〜1ヶ月と思われる。体重は400グラムくらいだった。後日レントゲンを撮って分かったのだが、交通事故に遭ったのか右骨盤を骨折していて、それで歩けなくて道端にうずくまっているところをワタシが発見したという次第。骨折の影響かわからないが、排泄関係の神経がイカれていてオシッコもウンコもコントロールできないので以来オムツネコとなっている。ちなみにオムツ交換はネコ好きの母さんが担当するという既成事実が出来上がったので、ワタシはクサイ思いをあまりせずに済んでいる。

これが、今のモレ。体重は最近計ってないけど2kgくらいにまで大きくなって、骨盤骨折も直ったらしく、とびまわって走りまわって元気にしています。★★★★★
2010.8.7 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,323円 30%引き
| ノガッチ | シンガーソングライター | comments(3) | - |
デイヴ・メイスン/忘れえぬ人
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メイスンのCBS移籍第一弾となる1973年盤。(1)の憂いを帯びたメロディーはいかにもメイスン節だが、ハイハットをフォーで刻むドラムは違和感あり。(2)はアコースティックギターによるイーグルスのような(特にイントロは「テイク・イット・イージー」に酷似)ウェストコースト的名曲。(3)にはジョージ・ハリソンが変名(Son Of Harry)で参加しているが、すぐにジョージと判る、あのスライド・ギターを聴かせる。(4)はコーラスが美しいかぐや姫的フォーク。イケイケなロックの(5)のギターはクラプトンにクリソツで必聴。(6)はホーンの入ったニューオーリンズというか、スワンプというか。(7)はメイスンらしいトロピカルテイスト。(8)はジャムセッション風のインスト。(9)はルート音が半音づつ下がっていくアルペジオのイントロ、というワタシにとってはネコにマタタビ状態の名曲。ハーモニカを吹くのはスティーヴィー・ワンダー。最後の表題曲はギターソロがぶつ切れになる強引な曲の展開が残念ながら、かっこいいソロが聴けるハードめのファンキー曲。クラプトンのファンならば間違い無く気に入るであろうアルバム。★★★★★
2010.7.31 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,397円 30%引き
| ノガッチ | ウェストコーストロック | comments(5) | - |
ジーン・カーン/ジーン・カーン
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77年盤。レコード・コレクターズ9月号のフィリーソウル特集記事で吉田明裕という評論家が、(1)「フリー・ラブ」を聴いて腰が動かなかったら帰れ!と挑発的なことを言っているが、ワタシは腰が動きませんでした。というのも、アール・ヤングds等のバックミュージシャンがいなくなった時期の録音なので、それまでのフィリーダンサーに特徴的なグイ乗りのグルーヴが無いから。(7)(8)のダンサーも、優雅なメロディー&アレンジで曲としては結構イイのだが、ノリが弱いのでサラッと流れてしまう印象だ。また吉田氏は「ディスコ史に残すべき愛すべき名盤」と言うが、それは的外れだろう。そもそもこのアルバムはディスコ・アルバムではなく、白人層へのクロスオーバー・ヒットを狙ったボーカル・アルバムというべきだろう。だから一番の聴かせ所と思われる(5)(6)のバラードはミュージカルとかラスヴェガス的だ。ところでズンドコリズムの(9)「Time Waits For No One」はまるでローリング・ストーンズの曲のようで、これはこれでとてもイイ。カーンのボーカルは声を裏返らせたり、ノドを絞ったり、と感情表現過多でワタシの嫌いなタイプ。フィリス・ハイマンを思い起こさせる。★★★
2010.9.10 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,397円 30%引き
| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(0) | - |
ピーター・フリーステット/ジ・LA・プロジェクト(エクスパンデッド・エディション)
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Los Angeles Music Academyで腕を磨くとともに人脈を広げ、LAの超一流スタジオミュージシャンを従えてアルバムを制作したスウェーデンのギタリスト、ピーター・フリーステットをワタシは2008年の「LAプロジェクト2」で初めて聴いたのだが、2002年の「1」が4曲のボートラを加えたエクスパンデッド・エディションとなって今年リリースされた。本作でもビル・チャンプリン、イエロージャケッツ、エイブ・ラボリエルなど豪華なメンツが揃っている。(5)「Time To Play」は「2」での傑作曲「Cheyenne」の原曲的なシャッフルナンバー。当人のイチオシは(2)オリジナル、(9)フュージョンアレンジ(カッコイイがフェードイン〜フェードアウトで1分くらいしかないのが残念)、(12)ライブ、と3バージョン収録された「Peace Of Mind」だろう。全体的なレベルは高く、イマドキの録音でこんな良質なAORが聴けるとは安心感大だ。そんな中、(8)「Storyteller」がもろにパット・メセニーなのはご愛嬌。★★★★
2010.8.15 渋谷ユニオン 国内新品 1,800円 25%引き
| ノガッチ | AOR | comments(0) | - |
カーペンターズ/カーペンターズ
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普通、紙ジャケの場合プラケース盤よりも薄いものだが、このCDは違う。当時の日本盤ジャケと米国オリジナルジャケと、なんとジャケが二つ付いているのでプラケース盤よりも厚い。再現された当時の日本盤ジャケというのが6面仕様でポスター付き、4ページの解説・歌詞・対訳貼り付けで、コーティングされた厚みのあるジャケはまるで写真アルバムのようで豪華。米オリジナルジャケは切り込みが入っていて、折り返すとカーペンターズのポートレート・スタンドになる仕組みだ。この二つのジャケ付きならば定価2,800円も高く無い。もちろん内容についても「雨の日と月曜日は」「ふたりの誓い」「スーパースター」と、それぞれ全米最高2位、3位、2位という大ヒット曲を含み、「バカラック・メドレー」も楽しい71年盤。★★★★★
2010.7.31 新宿ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,960円 30%引き
| ノガッチ | ポップ・オールディーズ | comments(4) | - |
アンソニー・ホワイト/クッド・イット・ビー・マジック
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傑作と言われるシングル・オンリーの「Hey Baby」がボートラとして世界初CD化されているというので、通常プラケースCDから買い替え。その注目の(11)「Hey Baby」だが、ボーカルは迫力があるというより、矢鱈吼えまくってラフ過ぎる感じで、メロディーもイマイチで、傑作というほどのものではないと思う。それはさておき、このアルバム自体は「R&B、ソウルの世界」「USブラック・ディスク・ガイド」ともに選出された76年作で、フィリーソウルのファンは決して聴き逃せない大名盤。テディ・ペンダーグラスがリードボーカルのブルーノーツにそっくりながら、テディよりも2割軽量級なボーカル。軽量級と言っても悪い意味ではなく、それだけしなやかということ。黄金のフィリー・サウンドに乗ったリズムナンバーは言わずもがな、(7)のように7分を超すスローもダレることなく、名盤と呼ぶにふさわしい良い曲・歌・演奏ばかり。表題曲の(3)が一番ツマラナイというのが変。★★★★★
2010.9.10 新宿ユニオン 新品紙ジャケ 1,397円 30%引き
| ノガッチ | ソウル70年代ソロシンガー | comments(1) | - |
ハンブル・パイ/パフォーマンス ロッキン・ザ・フィルモア
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パイの代表作とされ、渋谷陽一の「ロック ベスト・アルバム・セレクション」(新潮文庫)にも選出されているLP2枚組ライブ盤だが、B面全てを占める23分の(4)、C面全てを占める16分の(5)、の2曲を同じようなスローテンポでダラダラと演っていてとても聴けたもんじゃない。オールマンみたいなジャジーな技巧派バンドだったり、クリームみたいにスリリングなソロが有れば長い曲でも聴けるが、このバンドはスティーヴ・マリオットの鋼鉄のノドだけ、みたいなもんだから、退屈する。A面1曲目こそ3分半だが、続く2曲は8分半と6分、D面2曲も5分と9分、と、とにかく曲が長い。1971年当時はこういう長尺曲もウケたのだろうが、今の耳ではキツイ。マリオットのガッツあふれるボーカルがスゴイことは認めます。なおピーター・フランプトンは本作を最後に脱退した。★★
2010.8.7 新宿ユニオン 新品紙ジャケSHMCD 1,960円 30%引き
| ノガッチ | ロック | comments(1) | - |
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