みなさん「鼓童」をご存知ですか?新潟県佐渡市を拠点とする和太鼓を中心とした伝統音楽集団で、1981年の結成以来、一年の1/3を佐渡、1/3を国内、1/3を海外で過ごし、国際的に活躍している。ワタシはゴールデンウィークに帰省した折に、「佐渡太鼓体験交流館(通称「たたこう館」)」で、鼓童創設メンバーの一人、藤本吉利氏による大太鼓演奏を見た。まず、叩く前に藤本氏が述べた、「これから叩き込みますは『響酔』という曲で〜」という口上が気に入った。「叩き込む」という言い方が気合を感じさせてサイコーだったからだ。その演奏は期待した通りのもので、途中「ヤーッ」「ソリャァー」と自らに気合を入れながら、樹齢600年のケヤキから作った大太鼓をブッ叩くもので、涙が止まらないほどに感動的だった。その場で買ったのがこの2006年に出たベスト盤。で、その体験談を我が同志、ミズーリに語ったのだが、「CDで聴いて良かった?」と尋ねたミズーリはさすがにスルドイ。ミズーリが懸念した通り、CDでは生で聴いたあの感動が全く得られないのだ。やはり大太鼓の腹に響く音はライブで体験しないと分からないようだ。ライブでないと分からないというのは、3月にライブに行って大カンゲキしたAC/DCと通じるものがある。★★★
ところで、鼓童は毎年夏に佐渡市の小木エリアで「アース・セレブレーション(略してEC。クラプトンとは無関係)」という野外コンサートを開いており、今年は23回目となる。このコンサートには過去ワールド・ミュージックの色々なミュージシャンが参加しているが、そういう人たちのことは分からないので、ワタシの知っている人達を挙げれば、山下洋輔、ヒノテル、エルビン・ジョーンズなど。中でも2000年に出演した渡辺香津美のグループ「ザ・ドラムスコ」はスゴイ。ベースが桜井哲夫、ドラムはポンタ、神保彰、菅沼孝三のトリプル・ドラムス+鼓童という編成。見たかった〜!ワタシはこの年だけは帰省しなかったので、こんなメンツのコンサートがあっただなんて、今回ネットで調べるまで知りませんでした。さて、今年のECは8月20日(金)から22日(月)までの3日間。ゲストはフランスはコルシカ島から男性7名の合唱グループ「ア・フィレッタ」。実はワタシ、ECに一度も行ったことがないのだが、とにかくイイらしい。というわけで今年は行くぜ、EC!興味を持った方はぜひ↓をチェックしてみてください。
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