レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ジョージ・デューク/フィール、オーラの勝利
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ジョージ・デュークがEPICでメジャーになる前、MPSレーベルに吹き込んだ74年作と75年作。この辺はサイケなジャケが楽しいので紙ジャケCD化を期待していたのですが、ゼンゼン出そうな気配も無いのでアナログで買ってしまいました。
メンツは「フィール」にはザッパが参加、「オーラ」ではgはいなくて、bがアルフォンソ・ジョンソンに替わり、dsはどちらもレオン・ンドゥグ・チャンクラー。どちらの盤も良い。前者はまだ、「ファンキーな黒人ジャズマンがロックビートもやりました」という感じで、とっ散らかった印象を受けるが、後者ではクロスオーバー音楽になっており、世間一般に高く評価されているのもナットク。ンドゥグのdsも今の耳で聞くと、ドタバタしていてツライものがあり、前者ではただの手数が多いロックドラムだが、後者ではファンキーなフィーリングが出ている。
デュークのアナログシンセでチュイ〜〜ンと音程を変える、ポルタメントって言うんでしたっけ、はワタシにとっては水戸黄門の印籠のようなもので、これが出てくるととてもシアワセです。ま、デユークと言えば、ライブ・アンダー・ザ・スカイでクラーク・デューク・プロジェクトとして演った時のTV放送された映像のDVD化を熱望します!
フィール:★★★☆
オーラ:★★★★
2015.7.17 渋谷ユニオン 国内中古LP 各840円
| | フュージョン(キーボード) | comments(0) | - |
ケツメイシ/ケツノポリス4
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この間レコ屋で「さくら」を耳にしていいなあ〜、と思っていたらウマイ具合に会社のヒトがCDアルバムを持っていたので貸してもらいました。
CDをパソコンに入れるとジャンルがヒップホップと表示されますが、こういうのをヒップホップって言うでしょうか?ワタシはヒップホップを聴かないのでよく知りませんが、バックトラックをリズムボックスやシンセで作って、ギターとかピアノとかは入ってなくて、もちろん楽器のソロもなくて、歌のメロディーも無くて、スクラッチとかが入る、というイメージなんですが、そんなのは大昔の話なんでしょうか?このCDを聴くと「ラップ入りポップス」って感じで、メロディーもしっかりしてるし、ギターやピアノソロも入る。1曲目「ドライブ」なんか、まるでオリジナル・ラブです。しかし白眉はやはり3曲目の「さくら」。ライムの韻の踏み方といい、リフレインの「記憶舞い戻る」という部分がラストだけ「記憶」の部分に少しボコーダーが入っているように聞こえる細部のこだわり、といい完成度が高い。ワタシ的にはこういう泣きのコード進行の曲は後半からチョッパーベースを入れて最後は泣きのギーソロが大爆発、というパターンにしてバンドでやりたいっス。CDは中盤で中だるむものの、後半はバラード系で盛り返すナカナカの出来で、評価★★★☆ってったとこです(「さくら」のみなら★5つ、「ドライブ」は★4つ)。ただ、国内モノは値段が高い!これなんか3059円だよ。中古で1000円なら買います。
しかし、ヒップホップのヒトというのはみんな帽子をかぶるんだねえ。そういえば若手ブルースマン〜弾き語りスタイルのギターや特にハーピスト〜も必ず憂歌団の木村みたいなベレー帽をかぶってるよね。黒人はそんなこと無いのに。こういうお約束みたいに皆同じファッションをしてるのってカッコ悪〜い。
それから、ブックレットに載っているライブの写真を見ると、やはりヒップホップだから楽器プレイヤーの姿はステージ上に無い。しかし「ドライブ」なんかはgやpソロが入っている曲なのにステージではテープを流すだけなんやろか?それはサミシイ感じがするけどなあ。
で、その「ドライブ」でソロを弾いているgが田中義人で、初耳ですがどうもスタジオミュージシャンらしい。このソロは良い!ベンソンがベースにあるような感じだけどオリジナリティがある。まだ語彙が足りないのか、ソロの終盤に前に弾いたのと同じフレーズが出てきてしまうところがマイナスだけど、このヒトは注目株ではないでしょうか。もう1曲で弾いているソロも良い。
借りて聴いたCDなので購入店舗、価格等の情報無し
| | J-ROCK・J-POP | comments(3) | - |
ジャマイカ・ボーイズ/J-BOYS 
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再生に影響ないけどキズがある、という盤質Bなのでこの安さ。マーカス・ミラーがdsのレニー・ホワイト、voのディンキー・ビンガムと組んだブラコンのグループ。先日マーカスのソロアルバム評でもっとパーティー用の明るいCDを作ればいいのに、と書いてから思い出したのがこのグループの存在。ワタシは基本的に盤質Bの中古盤は買わないけど、聴いてみたかったところにこの安さだったので。
内容はニュージャックスイング時代のブラコン、というかそれは死語でもはやR&Bと呼ぶべき時代なんでしょうか。好きなヒトもいるだろうけど、ワタシはもういいです。2度と聴くことも無いと思います。特筆(?)すべきは準メンバーであるkeyのバーナード・ライトの「君の友達(ジェームス・テイラーの名曲カバー)」で取るvo。ヒドくて聞いてられません。いくらマーカスの親友だといってもこんなvoを商業用CDに使ってはいけません。他方、ディンキーというヒトは他に聞いたことのない名前ですが、このヒトのvoは結構イイです。
評価:★(マーカスのbがカッコいいところもあるので星1個は進呈しましょう)
2015.7.17 三軒茶屋FlapNotes  輸入中古CD 179円


 
| | フュージョン(グループ) | comments(4) | - |
ツトム・ヤマシタ/Go Live 

クラシック畑のパーカッショニストとして70年代初頭にヨーロッパでは大変な大物だったらしいツトム・ヤマシタのプロジェクト「GO」3部作の最終作にしてライブ盤の初CD化。数ヶ月前にこのアナログがネットオークションに出ているのを佐渡ジョーンズ氏が見つけてくれて2000円でビッドを入れておいてもらったのですが、最終的に8000円くらいにまで値段が上がってしまったという「探しているマニアがいるんだなあ」盤。
メンツがスゴイ。スティーブ・ウィンウッド(元ブラインド・フェイス!)vo、アル・ディメオラ(元リターン・トゥ・フォーエバー)g、クラウス・シュルツ(元タンジェリン・ドリーム)、マイク・シュリーブ(元サンタナ)ds。こんなバラバラなメンツで一体何をやろうっちゅーねん?3部作の第1作のアナログ(去年、オビ付美麗品を高田馬場ディスクファンで300円!で入手した)を聴くと「何やコレ?」というフニャチンな音楽なのでこれもゼンゼン期待していなかったのですが...もしかしてこれって名盤?クラウス・シュルツのダウナーなシンセは大袈裟でカッコいいし、ディメオラはギャラララララ〜ッと弾きまくるし、当然ウィンウッドのボーカルはいいし、マイク・シュリーブゆうたらウッドストックの映画で「ソウル・サクリファイス」でドラタタタターーーッとオカズを叩きまくってるドラマーでっせ。ヤマシタさんはsynとper担当で何をやってるのかさっぱりわかりません。
ちなみにヤマシタさん、今は日本のどこかの山の中にこもって半ば引退のような感じらしいです。
評価★★★★☆(4.5)
2015.7.13 新星堂 新品紙ジャケ 16円(ポイント不足分のみ現金払い)
| | プログレ・ジャズロック | comments(7) | - |
イングランド/ガーデン・シェッド
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今回紙ジャケ再発されるまでバンド名すら知らなかったが、77年に残した唯一の作品でプログレの大名盤と評価されているらしい。オビには「初期イエスやジェネシスに影響を受けた」と書いてあるが、実際聴いてみると、おお、まさにその通りぢゃ!スネアの音は完全にブラッフォード狙いでコンコンという高くて硬い音。ボーカルも時々ジョン・アンダーソンそっくりに聞こえる。曲もところどころ、あっジェネシスだ、とか、イエスだ、という場面が出てくる。じゃあ、物真似クンでダメかというと、そんなことはない。特に1曲目のサビでぶ厚いコーラスがワーッと出てくるところなぞは鳥肌モンです。クイーンの影響もあるのかな、というコーラスです。ただ、いくらプログレの大名盤と言っても、イエスやジェネシスのどのアルバムよりも上位に来るというわけではない。このアルバムはデビュー作と思えない纏まりがあって、そのこと自体悪いことではないのだけれど、もしあと2〜3枚アルバムを作っていたら、もっとスケールの大きい、それこそイエスの「こわれもの」と互角くらいのアルバムが作れたかも、という気がします。
昨日の飲み会で山さんからあった提案を受けて、これからは★5つが満点で評価を付けていくことにしましょう。で、本盤は★★★★

以上が新星堂で10,675円を一挙投入して全て定価で仕入れた5枚。これでポイント累計が2,000点を超えて、7月16日の期限直前にして交換できるようになったというわけ。
2015.7.5 新星堂  新品紙ジャケ 2,100円
| | プログレ・ジャズロック | comments(1) | - |
トム・スコット/インティメット・ストレンジャー 
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最近、ハヤリの期間限定廉価盤。これは3ヶ月間限定1,500円というもの。
昨日だかの新聞に書いてあったけど、このジャズの国内廉価盤というのがかなり売れてるそうな。ブルーノートなんかは100万枚とか売れてるんですって。
さて、これはスコットの代表作のひとつに挙げられる78年録音盤でメンツはエリック・ゲイル、ヒュー・マックラケン、リチャード・ティー、ゲイリー・キング、スティーブ・ガッド、ラルフ・マクドナルド。出てくる音は予想通り、と言っても悪い意味ではなくて、その逆。この時期&このメンツの「予想通り至福の音」です。1曲だけ、ジャコが参加して、スコットとデュオをしていますが、3分の小品で特段どうと言うこともない。それより1曲、スコットがボーカルを取る曲がありますが、これがナヨッとしたボーカルだけどあの時代にマッチしたメロウ感覚で良いです。他の良い曲も"Breezin' Easy"、"You're So Good To Me"、"Beautiful Music"と題名からしてイイぢゃあ〜りませんか。
名盤。廉価なのは8月17日まで。急げ!★★★★☆
2005.7.5 新星堂 国内CD新品 1,500円
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パイロット/新たなる離陸
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英ポップグループ、パイロットの77年発表の第4作にして最終作。このアルバムのCD化は日本から何度もリクエストしていたのだけれどもレコード会社の許諾が降りず、バンドメンバーでさえもCD化を諦めていたほどだったけれど、ようやく念願かなって奇跡の世界初CD化だそうです。ワタシは、このグループがビートルズ直系のポップな曲作りで評価が高いことはずっと前から知っていたのですが、なぜか今までご縁がなく、今回初めて聴きました。すんごくイイです。いいメロディー書きます。まるでポール・マッカートニーです。コーラスも綺麗です。1曲目なんかはもろビートルズです(ワタシの好みじゃないけど)。ビートルズや美メロのファンならばゼッタイに「買い!」です。1枚目や2枚目も買おうっと。ただ3枚目(モーリン・ハイツ)というのは良くないらしいぞ。
2005.7.5 新星堂 新品紙ジャケ 2,100円
 
| | ロック | comments(4) | - |
ブルース・スプリングスティーン/ザ・リバー
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アナログからの買い替え。さすがにこのジャケットはCDに買い替えるなら紙ジャケにしたいなあ、と思っていました。スプリングスティーンの紙ジャケは数年前にサンプルまで作られたものの、最終的に本人の許可が下りなくて発売されなかった、という経緯があるそうで、そのサンプル紙ジャケCDが5千円とか7千円とかで中古屋で売っているのを見たことがあります。
ブルラリの前身である伝説のバンド「湘南ドルフィンズ」はこのアルバムから"Crush On You"、"You Can Look"の2曲を演っています。今回久しぶりに原曲を聴きましたが、ドルフィンズの勝ちですね!ドルフィンズのバージョンは、ミズーリのシャウトはひび割れてディストーションをかけたみたいだわ、裕太のgは高スピードで鋼のようなリズムをガシガシとキザむわ、dsは出だしは走りまくるけど後半は疲れてモタるわ、で「アマチュアの若気の至り」感が炸裂していて、原曲の「一流プロバンドの余裕シャクシャク」感を遥かに凌駕していますね。ホントに。ウッソーって?ならば、MFCアーカイブスでドルフィンズの音源が公開された暁に確認してみたまへ。
2005.7.5 新星堂 紙ジャケ新品2枚組 2,835円
| | ディラン、スプリングスティーン | comments(1) | - |
アルマゲドン/アルマゲドン
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ポイントカードに貯まった1,009点を無駄にしないために予算前借りで根性買いをした際の5枚を紹介していきましょう。
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キース・レルフが組んだハード・ロック・バンド唯一の75年作。レルフはヤードバーズの後、ルネッサンスというアコースティックなバンドを組んだが脱退、続いて結成したのは音楽性が一変してツェッペリンを狙ったのでしょう、ハード&ヘビーなこの4人組のArmagedon(スゴイ名前!)。メンツはワタシのようなブリティッシュ・ハード・ロックの初心者には良くわかりませんが、スーパー・バンドだそうです。
内容はとにかくウルサイ!レルフは健闘しているが、ハープを吹くと一気にヤードバーズ風にフニャフニャになってしまう。ギターは迫力のあるリフを弾くものの、口ずさめるようなリフが無い。全5曲で、うち3曲が8分台、1曲は11分台と曲が長いので当然のように展開の冗長な部分あり。ベスト曲は唯一の幻想的な(ツェッペリン風でもある)スローというのも皮肉か。と、やけに否定的に書いてますが中学生の時に聞いていたら結構入れ込んだかも、という感じで捨てがたいです。というわけで愛すべきB級プリティッシュ・ハード盤。★★★☆
2005.7.5 新星堂 新品紙ジャケ 2,141円
 
| | ハードロック・ヘビーメタル | comments(1) | - |
V.A./The!!!! BEAT Vol.1&2
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thebeat.jpg(画像はVol.1のもの)
一昨年のブルース/ソウルファンの最大の話題はAmerican Folk Blues Festivalが渡欧した際に残された映像がDVD化されて、動くラッシュやらサニーボーイやらマジック・サムが見られた事ですが、今年はこれで決まりでしょう。
Vol.1の一番最初を飾るのはリトル・ミルトン。収録が66年なのでまだソウルの若大将という感じでハツラツとしていてカッコイイ。エスター・フィリップスはジャズ&ポピュラーな曲調だがメチャ上手い。このヒトはジョニー・オーティスの元で「リトル」が付く少女時代しか聞いたことが無かったのですが、その理由は大人になってからのKUDUのアルバムジャケで見るルックスの恐ろしさ。このDVDでも口のまわりはヒゲだらけです。そしてゲイトマウスの"Okie Dokie Stomp"!これが映像で見られるとは卒倒モノ!(もちろんオリジナル録音のようなブ厚いホーンは付いていませんが。)ジョー・テックスが椅子に腰掛けて"Hold What You've Got"を歌うさまにソウルおやぢは涙、また涙。
そしてVol.2ではまずフレディ・キング。その"I Love The Woman"という曲ですが、オブリからソロから全てクラプトンそのものぢゃないですか!クラプトンがフレディ・キングの影響を受けていることは言うまでもないことですが、ここまでとは思わなかった。早く岡野にこれを見てもらいたいです。フレディ・キングは他にも沢山曲をやっていますが、1曲目から鼻水か汗か区別がつかないほど汗ダラダラの熱演です。女だてらに使い古したテレキャスを抱えるギッチョのブルース歌姫バーバラ・リン。リードgでの音数の少なさはキース・リチャーズどころじゃありませんが、イナセです。そしておやぢにとって最大の失神モンはケリー・ブラザーズ!口パクですが、動いてる!ゴスペル系の人達なのに髪型がそれじゃあヤンキーだ!凄すぎッス!この値段で入手出来たことを神に感謝します。エイメン。Vol.1、2ともに★★★★★
2005.7.4 musicField 輸入DVD 各1,125円
| | R&B・アーリーソウル | comments(4) | - |
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