レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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フィフス・アベニュー・バンド/same

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グリニッジ・ヴィレッジで活動していた、ピーター・ゴールウェイ(g,vo)ケニー・アルトマン(g,b)ジョン・リンド(vo)マレイ・ウェストロック(key)ジャリー・バーナム(b)ピート・ヘイウッド(ds)の6人組による唯一のアルバム。リプリーズというLAのレコード会社と契約したため、彼らが初めてLAを訪れてレコーディングした1969年作。山下達郎はこのアルバムとゴールウェイが次に結成したオハイオ・ノックス(71年)、ゴールウェイのソロ(72年)、の3枚を『三種の神器』と呼び、曲作りの参考としたそうだが、アルトマン作の(2)「ワン・ウェイ・オア・ジ・アザー」と(7)「ナイス・フォークス」がシュガー・ベイブ(75年)の原型であることは明らか。1998年のCD化の際にメンバー達が寄せたコメントには、ニューヨーカーの彼らが3カ月に及ぶ初めてのLA滞在にどれほそ興奮したかが述べられており、このNYとLAの融合が素晴らしい結果を産んだ。発売当時は全くヒットしなかったそうだが、確かに69年では時代の先を行きすぎていたのだろう。なおアルトマンとプロデューサーのジェリー・イエスターは達郎の『サーカス・タウン』(76年)にコーラスで参加している。傑作!★★★★★
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| ノガッチ | シンガーソングライター | comments(1) | - |
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箱男 (2019/09/16 10:01 PM)
私がこのレコードを最初に入手したのは、1976年頃にワーナーが「名盤復活シリーズ」と称して発売した中の1枚。復活といっても国内盤が出るのはその時が初めてだったはず。
今のライナーは知らないけど、当時のものは中川五郎さんによる、バンドの誕生を物語風に記した実に味わい深いものでした。
当時も今も思うのだけど、これだけの傑作(作った本人達も自信満々だったはず)なのに全く売れない、という現実を知った時のメンバーの喪失感はいかほどのものか。全曲素晴らしいけど、ノガッチの書いている2曲は、私今でもしゅっちゅう聴きます。何回聞いても飽きないし、古くならない。
ただ、ずいぶん経ってから日本制作で発表された2ndアルバムは、同じバンドとは思えないイマイチな内容でした。
久々に聴こうかと思いCD棚を探したけど見つからないので、売ってしまった模様。

ちなみに、そのシリーズで他に再発されたのはJohn SimonやBobby Charlesの1stなど。いずれも素晴らしい作品です。でも、素晴らしいけど売れなかった理由もなんとなくわかる、という作品ばかりなんだよね。世の中複雑ですね。