2017.11.26 Sunday 00:04
増尾好秋/サンシャイン・アヴェニュー
JUGEMテーマ:音楽
77年の「セイリング・ワンダー」でフュージョン・ギタリストに衣替えした増尾(g)が79年に発表した第2作。前作は有名スタジオ・ミュージシャンがバックだったが、本作はヴィクター・ブルース・ガッジー(key,vo)、T.M.スティーヴンス(b)、ロビー・ゴンザレス(ds)から成る自己のグループを率いてのもの。標題曲の(1)は本アルバムで唯一、増尾が作曲した曲だが、これが「ロックのパーツをこう組み合わせればカッコイイ曲になるかな」みたいな下心が丸見えの全く心のこもっていないロックンロール。しかし2曲目以降は快調だ。(2)(3)はkeyのガッジー作で、前者はファンキー、後者はスピーディーなゴリゴリのフュージョン。残る3曲はチャールズ・タレラント(per)の作で、(4)はジョージ・ベンソン的なメロー曲。(5)はアコギによる抒情的なバラード。(6)はサンタナのソックリさんで大層盛り上がる。★★★★
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