2014.03.10 Monday
ザ・バンド/ステージ・フライト
70年発表のサードアルバム。前2作に比べると本作と次作「カフーツ」は評価が低いが、それは前2作が名盤中の名盤だからで、本作も決して悪くは無いどころか、すごく良い。ただ(1)のヤケにドタバタしたロックンロールにはドン引きしたが、それもそのはずレヴォン・ヘルムがギターを弾き、リチャード・マニュエルがドラムを叩いての一発録りだというから、この曲は聞き流すとして、マニュエルが歌う(2)「スリーピング」でいきなり泣ける。(3)「タイム・トゥ・キル」は本作から唯一のシングルカット曲(77位)。(4)「ジャスト・アナザー・ホイッスル・ストップ」でのヘルムの思いっきりレッドネックな歌いぶりが何ともイイ。(6)「ザ・シェイプ・アイム・イン」はワタシとしてはディランとのライヴ盤「偉大なる復活」で良く聴いた曲で、彼ららしい推進力にあふれたロックンロール。(7)「W.S.ウォルコット・メディシン・ショー」、(8)「ダニエル・アンド・ザ・セイクリッド・ハープ」、(10)「うわさ(ザ・ルーマー)」はヘルム、ダンコ、マニュエルの「3人のレイ・チャールズ」によるカラミの魅力全開。そして表題曲は彼らの代表作のひとつ。ちなみに「stage fright」とは「(ステージで、人前で)あがること、緊張すること」の意。旧規格盤なので紙ジャケだが安く入手できた。★★★★☆
2013.12.31 FlapNotes 新品紙ジャケ 1,199円 54%引き
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