2013.11.19 Tuesday
山本剛/スピーク・ロウ

山本剛さんが同郷人だと知ったのはつい1,2年前。いやあオラがGMTからこんな大物アーティストが出ているとは知らなかった。昨年末には初の(?)凱旋公演も実現し、来年3月にはレギュラートリオでの再公演が決まったが、これはジャズマニアにして今やプロモーターの顔も持つ工務店社長イノマンの驚異的な行動力のたまものだ。ワタシは幼馴染として誇らしい。
さてヴィーナスレコードのアルバムを買うのは今回が初めて。このレーベルのCDはどれも美女ジャケで、内容的にはどうせBGMジャズだろう、というイメージがあったので手を出さなかったが、夏に帰省した際にイノマンにこのアルバムを聴かされとても気に入った。キラびやかなフレージングや派手な速弾きなぞは一切無く、ひたすらブルージーによく歌うピアノ。山本の代名詞(4)「ミスティ」を始めとして(1)「クール・ストラッティン」(7)「イエスタデイズ」などスタンダード中心ながら、ジョン・レノンの(6)「ジェラス・ガイ」、バカラックの(11)「クロース・トゥ・ユー」といったポップ曲も秀逸。長尺曲が多く11曲でトータル70分もあるが山本の歌心ゆえに飽きることなく聴き通せる。「ハイパー・マグナム・サウンド」録音だそうで、それが何だかワカラナイがとにかく音は良い。名盤。★★★★★
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