2013.03.17 Sunday
ジェフ・ベック・グループ/ベック・オラ

第一期ジェフ・ベック・グループによる「トゥルース」に続く69年発表の2作目。ロッド・スチュアートのヴォーカルは素晴らしい!オープニングの「オール・シュック・アップ」で前作からかなりパワーアップしたと感じる。そして(2)「スパニッシュ・ブーツ」がベストトラック。これぞヘビーロックだ。ニッキー・ホプキンスが彼女に捧げたアコースティック・ピアノの(3)は美しいインストでベックはほとんど関与していないが、これはこれで良し。BBAでも演奏する(5)「プリンス」もイイ。どひゃあというほどハードな(7)「ライス・プディング」はリフの一部をジミヘンがパクったそうだ。ボートラでは8分に及ぶスローの(8)「スウィート・リトル・エンジェル」が絶品。
前作とともにヘヴィ・ロックの幕開けを告げるとともに代表作であるのだが、音が整理できていない印象を受ける。そのことは同時期に録音されたツェッペリンのファーストやセカンドと比べると差が歴然だ。この整理されていない音こそが「ヘヴィ・ロック」らしさか。★★★★
2012.12.31 FlapNotes 中古紙ジャケ 880円
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