2012.04.05 Thursday 21:50
Elvin Bishop / Raisin' Hell
JUGEMテーマ:音楽
元ポール・バタフィールド・ブルース・バンドの看板ギタリストが、全米3位のヒット曲「Fooles Arounf And Fell In Love(邦題:愛に狂って)」を引っ提げてサザンロックの殿堂レーベル、カプリコーンから77年にリリースした2枚組ライブアルバム、といったら期待するな、という方が無理な話。「Fools〜」を含むLP「ストラッティン」はジャケからしてカッコ良かったしな。さてこのライブ盤はR&Bをベースに、コーラスを含む11人の大編成バンドに4人のホーンセクションが付く豪華な布陣だが、ライブ録音しているにもかかわらず会場は満員でないというトホホなシチュエーション。ビショップは田舎者であることをウリにしていたが、確かにこのライブ盤を聞くと、なまりがきつくしかもあまりにノリの悪いMCにはドン引きしてしまう。最後にサム・クック・メドレーと称して「Let The Good Times Roll〜A Change Is Gonna Come〜Bring It On Home To Me」を13分に渡って繰り広げるが、すっかりダンスナンバーになった「Bring〜」が楽しい。ハイトーンで産業ロック的なボーカルのドニー・ボールドウィンはとてもイイい。しかしアルバムとしては期待にかなわず。★★★
2011.12.7 HMV 輸入新品 860円
なわけないでしょう。