全11曲ながら、トータルタイムが30分4秒しかない1970年のデビュー盤。オリジナルはインストの(7)のみだが、この人の場合、そこが逆にスゴイ。23歳にして、誰も知らないような古い曲を引っ張り出してくるところがだ。ヴァン・ダイク・パークスがプロデューサーに名を連ねているため、アレンジは結構カラフル。最後はサントラ盤「パリ・テキサス」でおなじみ、ブラインド・ウィリー・マクテルの「ダーク・イズ・ザ・ナイト」。こんなアルバムが作られたということ自体、アメリカの懐の深さを思い知る。★★★☆
2011.3.26　HMV　新品紙ジャケ　1,695円　23％引き