レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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リッチー・バイラーク・トリオ/ロマンティック・ラプソディ

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バイラークは名前こそ知っていたが、演奏は聴いたことがなく、このCDは完全にジャケ買い。バイラーク(p)ジョージ・ムラーツ(b)ビリー・ヒギンズ(ds)による2000年録音の叙情的な作品で全曲バラード。こういう静かなピアノトリオは聴いても正直、雰囲気に流されてしまって良いのか悪いのか分からないのだが、このCDは良盤なのではないかと思う。まず録音の良し悪しなど分からないワタシでもこのCDは音がとても良いことが分かる。演奏は随所でアレンジに工夫が有ってダラケない。ブルースフィーリングはゼロだが、スイングする場面はいくつか有って良いアクセントになっている。ショパンの曲が1曲有り、クラシックを演っているのかと心配したが、ワタシは原曲を知らないものの、すっかりジャズだった。アルバムタイトル通りの内容。スイング・ジャーナル選定ゴールド・ディスク。★★★☆
2023.8.6 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 680円

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ソニー・クラーク/ソニー・クラーク・トリオ+4

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ソニー・クラーク(p)ジョージ・デュビビエ(b)マックス・ローチ(ds)による1959年録音のTIME盤。これは名盤!オビに書かれている「ファンキーで明快な歯切れの良さ、豊かな歌心と極上のスイング感」というのはまさにその通り。曲は全てクラークのオリジナルだが、どれもスタンダード曲か?と思えるほどに印象的で親しみやすいテーマを持ち、捨て曲無し。演奏はスウィンギー、ブルースでは思いっきりブルージー、ピアノのソロ演奏曲ではエレガントでドラマチック。マックス・ローチは素っ頓狂なドラムソロを叩くのであまり好きじゃないのだが、このアルバムではそのようなことがなくてOK。デュビビエの切り込み鋭いベースの貢献度も大きい。ジャケットもナイス。クラークはこの4年後に31歳の若さで麻薬のため命を落とす。スイング・ジャーナル選定ゴールド・ディスク。★★★★★
2023.5.5 吉祥寺ユニオン 中古紙ジャケ 630円

 

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マイケル・ブレッカー/ザ・ヴェリー・ベスト・オブ

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2007年に57歳の若さで亡くなったマイケル・ブレッカー(ts, EWI)の日本編集ベスト・アルバム。ワタシはマイケルがフィーチャーされたアルバムは結構買っているのだが、彼のリーダー・アルバムはどうも好きになれない。なので全リーダー作から1曲ずつ収録したこのベスト盤は便利だ。バックは全10曲中6曲にパット・メセニーが、5曲にジャック・デジョネットが参加。その他にチャーリー・ヘイデン、ハービー・ハンコック、マッコイ・タイナー、エルヴィン・ジョーンズなどなど。まずは初リーダー・アルバムからの(1)「シズィジー」でジャック・デジョネットの煽りまくるドラムに乗った演奏が圧巻。(2)「イッツビン・リール」はバイオリンと絡んでのプレイが、これまたスゴイとしか言いようが無い。アルバム毎に色んな趣向を凝らしており、(5)はリズム&ブルース調、(6)はオルガン・ジャズ、ビッグバンドを従えた(8)など。しかしいくらワタシでもマイケルが最初から最後まで吹きまくるだけではゲップが出てしまう。その辺が彼のリーダーアルバムを遠ざけてしまう理由かな。ラスト(10)は無伴奏ソロの「ナイーマ」。★★★★
2022.4.2 高田馬場ユニオン 国内中古 780円

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ラリー・コリエル/スペイシズ

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コリエル(g)ジョン・マクラフリン(g)チック・コリア(key)ミロスラフ・ヴィトウス(ac.b)ビリー・コブハム(ds)という豪華メンツで70年頃に録音されたアルバム。このアルバムは以前聴いた時にかなりキツかった印象が有ったのだが、このジャケが気に入っていたので買ってみたら、やはりキツかった。時代的にクロスオーバー/フュージョンではなくてエレクトリック・ジャズ。しかもフリー・フォーム。コリエルの音を外したようなフレージング(きっと背景に高度な音楽理論が有るのだろうが)とガチャガチャしたピッキングが聴いていてとてもツライ。スイングジャーナル選定ゴールドディスクだが、内容はおよそ一般向けではありません。★
2021.10.30 新宿ユニオン 国内中古 780円

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ラルフ・タウナー/ソロ・コンサート

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ラルフ・タウナー(12弦ギター、クラシック・ギター)の1979年ソロ演奏によるミュンヘンとチューリヒでのライブ録音。ECMレーベルから出たアルバムだからジャズに分類されるが、これはジャズでもクラシックでもないビューティフルなギター・ミュージックだ。アコースティックだが、80年代頃に流行ったウィンダムヒルとかのイージーリスニングとは全然違う。ベストは多用されるハーモニクスが印象的で躍動的な(4)「ゾートロープ」。マイルスの(4)「ナーディス」も素晴らしい。どうやって弾いているのか見当が付かない音が出てくるので映像を見てみたいものだ。★★★★★
2021.9.12 御茶ノ水ユニオン 未開封中古UHQCD 1,250円 37%引き

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クリフォード・ブラウン/メモリアル・アルバム

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NHK朝の連ドラ『カム・カム・エヴリバディ』で注目が高まっている(はずの)ジャズ・トランペッター。これはジャズ史上最高のテクニックを持つトランペッターとして知られるブラウニーことクリフォード・ブラウンが1953年にニューヨークで録音した音源集で、初レコーディング・セッションを含む。だいたいのジャズ・ディスク・ガイドには掲載されている名盤で、オダギリジョー演じる大月錠一郎も聴いたに違いない。注目は53年6月のセッションで、初めてのレコーディングなのに自作曲を披露し、その上素晴らしいプレイを聴かせる(6)「ブラウニー・スピークス」。惜しいことにブラウニーは1956年に25歳の若さで交通事故のため夭折した。先週の『カム・カム』は「オダジョー、ヒド〜イ!」という展開だったが、今週はどうなるのか目が離せません。★★★★
2021.8.28 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 700円

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フレディ・ハバード/オープン・セサミ

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最近は紙ジャケも中古盤が安くなったので、ジャケデザインも魅力的なジャズ名盤を買ってみた。フレディ・ハバード(tp)がブルー・ノートで1960年に録音した初リーダー・アルバム。バックはティナ・ブルックス(ts)マッコイ・タイナー(p)サム・ジョーンズ(b)クリフォード・ジャービス(ds)。この時ハバードは弱冠21歳にもかかわらず、メロディアスなフレーズを高速でバリバリと吹きまくる。解説書によるとハバードはサックスの教則本を使ってサックスのように速く吹く練習をしていたのだという。60年以上も前の演奏だが、本作に限らずこの時代のジャズの演奏水準の高さは驚異的だ。表題曲の(1)といい、(4)「All Or Nothing At All」といい、これぞジャズ!という演奏が楽しい。サックスのブルックスという人を初めて知ったが、とてもイイ。★★★★★
2021.8.21 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 680円

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ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス

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言わずと知れたモダンジャズの大名盤を紙ジャケに買い替え。ソニー・ロリンズ(ts)トミー・フラナガン(p)ダグ・ワトキンス(b)マックス・ローチ(ds)による1956年6月22日、ニュージャージー録音のプレステッジ盤。このアルバムを初めて聴いたのは高校生の時で、その時は(1)「セント・トーマス」の能天気なメロディーがそれまで知っていたジャズと違うのでとまどった。さすがに今はカリプソに戸惑うことは無いが、ローチがドラム・ソロでスナッピーを外したスネアを連打するところは今聴いても何じゃコリャ?と感じる。とにかくアルバムを通してロリンズの魅力が堪能でき、フラナガンのピアノも端正で、名盤以外の何物でもない。ちなみに高校の時に買ったLPもこの紙ジャケもジャケはロリンズの真っ黒な影だが、オリジナルLP(親友のジャズマニアが見せてくれた)では濃い影で、顔がはっきり識別できる(最近のCDはこの濃い影になっている)。スイングジャーナル選定ゴールドディスク。★★★★★
2021.1.24 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 830円

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ドン・プーレン/モントルー・コンサート

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フリー系ピアニストのプーレンによる1977年7月12日モントルー・ジャズ・フェスティバルのライヴ録音。主役のプーレンは鍵盤上でゲンコツをグリグリ転がしたりするケレン味たっぷりな奏法で知られ、ワタシはサックスのジョージ・アダムスと組んだ双頭バンドが結構好き。バックメンバーが凄くて、ジェフ・バーリン(el-b)スティーヴ・ジョーダン(ds)ラファエル・クルーズ(per)サミー・フィゲロア(per)。バーリンとジョーダンによるインタープレイを期待して大コーフンしたのだが、期待外れだった。といのも殆どがプーレンのソロ・ピアノで、18分の1曲目は、まずは端正なピアノで始まるのだが4分過ぎあたりからはフリージャズ。12分過ぎにワルツになった所からベースとドラムが入ってくるが、大人しいフツーなプレイ。2曲目もプーレンが大人しくピアノを弾くのは冒頭の4分間のみで、その後は1曲目にも増してフリージャズ。我が家の息子が受験生にもかかわらず1日2時間以上勉強をし続けられないのと同様に、「プーレンが通常のピアノを弾けるのは4分まで」という法則を発見した気がする。まあ自分一人ですごいアルバムを発見したつもりで勝手に盛り上がって、大ハズシしたというアルバム。★
2020.6.26 タワーオンライン 国内新品 1,047円 定価

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エディ・コスタ/ハウス・オブ・ブルー・ライト

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先日紹介したタル・ファーロウのトリオで強烈に個性的なピアノを弾いていたコスタが、ウェンディ・マーシャル(b)ポール・モチアン(ds)とのトリオで1959年に録音したリーダー・アルバム。コスタのピアノがどんなものかは、このCDの解説書で原田和典氏が「パイル・ドライバーと形容された強靭なタッチ、鬼気迫る低音フレーズ、息もつかせぬアドリブ展開」と書いているとおり。その唯一無二の天才ぶりが堪能できる名盤だが、10分に及ぶ表題曲の(1)はコスタが本邦に弾きまくる実質的にはピアノ・ソロみたいなもので、聴くこちら側も正座しなければならないような緊張感が有り過ぎてちょいと苦手。コスタは62年、31歳の時に交通事故で亡くなった。★★★★★
2020.3.28 HMV 新品SHMCD 1,143円 31%引き

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