JUGEMテーマ:音楽
今田(p)のことは単なるパンチパーマの流行にさといオッサンだと思っていたのだが、和田直の『ブルース、ブルース、ブルース』でのプレイがとても良かったので、今田のリーダーアルバムを買ってみた。これは1975年5月に開催された「5 DAYS IN JAZZ 1975」の4日目に行われた「デューク・エリントンに捧げる夕」のライブ録音。これはスバラシイ!まずは(1)「ソフィスティケイテッド・レディ」がソロピアノで演奏され、追悼の意味を込めてか物哀しい感じなのだが、(2)「イン・ア・センチメンタル・ムード」からはトリオ演奏になり、(3)「サテン・ドール」はスインギーで、客席からの拍手も一段と大きいようだ。(4)「ワン・フォー・デューク」は今田のオリジナルで小意気なメロディーもイカすハッピーなスイング曲。続く(5)「ブルー・レイン」も今田の作によるブルージーなナンバー。最後はミディアムアップテンポの「スティーヴィー」で白熱したインタープレイを聴かせる。福井五十雄(b)と小原哲次郎(ds)はバッキングにソロに文句なしの快演だが、この録音をもってトリオは解散したそうだ。録音もクリアーで臨場感にあふれている。名盤。★★★★★
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