レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ラウル・ジ・スーザ/スイート・ルーシー

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ジョージ・デュークがプロデュースした、ブラジルのトロンボーン奏者によるファンキーでハッピーな1977年作品。メンバーはスーザ(tb,vo)パトリース・ラッシェン(key)アル・マッケイ(g)ハイロン・ミラー(b)レオン・チャンクラー(ds)アイアート(per)にフレディ・ハバード(tp)が2曲でソロを吹く。まずオープニングがモロにジョージ・デューク・サウンドのアッパーなダンス・ナンバー。ブチブチなミラーのベース、クリスピーなマッケイのリズムギター、パーカッシブなラッシェンのピアノ、ニョロニョロしたデュークのシンセがサイコーに気持ちいいベスト曲。同じくデュークが書いた(2)はリフ一発のファンクで、なんとスーザの出番は無い。(3)のメランコリックなスローではトロンボーンの音色が魅力的。(7)はスーザがボーカルのバラードでご愛敬。最後はサンバでハバードが流石のソロを吹く。★★★☆
2022.3.26 渋谷ユニオン 未開封中古 720円 35%引き

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スティーヴ・タバローニ/ブルー・タブ

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以前レコダイで紹介したフュージョン・バンド「カルデラ」のサックス奏者だったタバローニが1990年に発表した日本制作盤。解説によるとマイケル・ブレッカーにEWIというシンセサックスを教えたのがタバローニだという。このCDでもタバローニはEWIを多用するが、普通のサックス演奏もメロディアスで、流石ジョージ・ベンソンやダイアナ・ロスなど幅広い大物に重用されるだけのことはある。バックのメンバーも強力でヴィニー・カリウタ(ds)マイケル・ランドゥ(g)ジョン・ペーニャ(b)ジミー・ジョンソン(b)等。特にペーニャはマーカス・ミラーそっくりのキレの良いチョッパーベースで気に入った。最大のウリは(10)「Tsunami」にアラン・ホールズワースが参加していること。ホールズワースはギターに加えてシンタックスというギターシンセを弾き、迎え撃つタバローニはEWIを吹くので誰が何をやっているのか分からないほどの音の応酬で大コーフン物だが、惜しいことにテーマがカッコ悪い。★★★☆
2022.3.26 新宿ユニオン 国内中古 730円

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フレディ・ハバード/ウィンドジャマー

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コロンビア移籍第3弾となった76年の本作は、CDの紹介文でボブ・ジェームスのオーバープロデュースで主役のフレディは影が薄いと書かれていたが、ワタシはこの頃のジェームスのアレンジが好きなので入手した。実際、ハバード自身もインタビューで「これは完全にボブのセションだ。私の作品ではない」と語っている。評論家からも酷評されたこのアルバムはジェームス目当ての私でもイマイチと言うしかない。強いて聴きどころをあげれば、表題曲でのスティーヴ・ガッドのドラミングか。ジェームスは翌年に自らのレーベル、タッパン・ジーを設立してその第一弾としてリリースした自身のアルバム「Heads」に限る。★★★
2022.2.9 HMV 国内新品 819円 26%引き

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Herb Alpert/Rise

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表題曲がインストにもかかわらず1979年に全米チャート1位に輝いたハーブ・アルパート(tp)による大ヒットアルバム。アルバムチャートでも第6位を記録。フュージョンのディスクガイドにも載っているアルバムだが、フュージョンというよりもディスコ寄りのインストという感じで、(4)「Aranjuez(アランフェス協奏曲)」は赤面もののディスコだ。クルセイダーズの大ヒット曲(8)「Street Life」も原曲の良さは全く無い。さすがに大ヒットした(2)「Rise」はカッコ良く、そのカッコ良さに最大の貢献をしているのがエイブ・ラボリエルのベースだ。★★
2022.1.10 新宿ユニオン 輸入中古 1,000円    

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ブレッカー・ブラザーズ/ヘヴィー・メタル・ビバップ、デタント

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1978年録音の4枚目のアルバム『ヘヴィー・メタル〜』はフュージョンの大名盤。(1)「イースト・リヴァー」はベースのニール・ジェイソン作&ヴォーカルのヘヴィー・メタルでドギモを抜かれる。以降はライブ録音。「インサイド・アウト」はランディの作曲家としての才能が遺憾なく発揮された曲。スピーディーな(3)「サム・スカンク・ファンク」はこのアルバムのハイライトでブレッカー兄弟がブチ切れまくる。バラードの(5)「ファンキー・シー、ファンキー・デュー」ではマイケルの堂々たるプレイを堪能できる。魔人テリー・ボジオのドラムが聴けることもこのアルバムの魅力。
『デタント』はジョージ・デュークをプロデューサーに迎えた1980年の5作目。冒頭3曲がボーカル入りで、DJロジャーズがボーカルの(1)はマーカス・ミラーのベースがバシバシ入るブラコン、(2)はAOR、(3)はランディのヴォーカルをフィーチャーしたファンク。マイケルが書いた(4)(7)のミディアム〜スローの出来は良いが、ランディの曲はテーマ部分とソロ部分がリンクしておらずイマイチだ。バックはハイラム・ブロック(g)マーカス、ニール・ジェイソン(b)スティーヴ・ガッド、スティーヴ・ジョーダン(ds)など。
ヘヴィー 2021.9.23 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 930円 ★★★★★
デタント 2021.10.9 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 1,000円★★★☆
 

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UMO・ジャズ・オーケストラ・ウィズ・マイケル・ブレッカー/ライブ・イン・ヘルシンキ 1995

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明けましておめでとうございます。昨年末はパッとしないアルバムの紹介が相次いだので、新年は素晴らしいアルバムから参りましょう!
これはスゴイぞ!マイケル・ブレッカー(ts)が95年にフィンランドの有名ビッグバンド、UMOと共演した際のライヴ盤。兄のランディが「このマイケルの演奏は爆発的で極限まで振り絞っている!!思わず二度叫んだ Wow! Wow!」とコメントしている通りの内容で、マイケルのファンならば絶対に聴き逃がせない圧巻のプレイ。共演はフィンランドのミュージシャンなので誰一人知らないが、素晴らしいアレンジと演奏。ベストはマイケル作で10分を超す「ア・ソング・フォー・バリー」。
ただし国内盤は廃盤。輸入盤はアマゾンで売っているが、それはジャケが右に掲げたものでマイケルがただのハゲおやじにしか見えずカッコ悪いから左側ジャケの国内盤を探すべし。★★★★★
2021.8.15 新宿ユニオン 国内中古 1,800円

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ジョン・ファディス・ウィズ・マイケル・ブレッカー/展覧会の絵

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これは思わぬ掘り出し物!ジョン・ファディス(tp,flh)が78年に録音したフュージョン・アルバムでアレンジはレオン・ペンダーヴィス。バックはジョン・トロペイ、デヴィッド・スピノザ(g)、アンソニー・ジャクソン、ウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド、クリス・パーカー(ds)など。ホーンズとストリングスをふんだんに使ったボブ・ジェームスみたいな豪華なサウンドで、自己主張の激しいアンソニー・ジャクソンのベースがアルバムを通して一本筋を通している。しかしいただけないのが国内盤の宣伝方法。アルバムの名義はジョン・ファディス単独で「ウィズ・マイケル・ブレッカー」とは謳っておらず、そのブレッカーのソロが有るのは1曲のみ。アルバムの原題はガッドのアグレッシヴなプレイも印象的な(2)「Good And Plenty」なのに、(4)「展覧会の絵」を邦題にしたのでクラシックのジャズ化がメインのアルバムかと勘違いしてしまった。そしてオビには「超巨大スケールのオーケストラ・フュージョン! 」と書かれているが、確かにバックは大編成だが、これくらいのサウンドはボブ・ジェームスのアルバムなどではよく聴かれたもので、大袈裟すぎ。内容は十分に良いからそんな姑息な宣伝をする必要は無いのに。★★★★☆
2021.7.3 アマゾン 国内新品 1,658円 16%引き

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ロニー・キューバー・ウィズ・デビッド・サンボーン/ピン・ポイント

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熊谷美広氏のフュージョン・ディスクガイドで絶賛されていたので買ってみたバリトン・サックス奏者の86年のアルバムで、制作は日本のエレクトリック・バード。サンボーンの名前が大々的にフィーチャーされているが、参加しているのは7曲中2曲のみ。エレクトリック・バードと言えばアレンジャーはいつものデビッド・マシューズで、これがツマラナイ。サンボーンが熱演しているのに、なんだか古臭い。ウィル・リー(b)とスティーヴ・ガッド(ds)のプレイも没個性的。★
2020.10.4 新宿ユニオン 国内中古 850円

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Rndy Brecker with Michael Brecker / Some Skunk Funk

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ブレッカー兄弟率いるバンドがドイツのWDRビッグバンド・ケルンと共演した2003年11月レバークーゼン・ジャズ・フェスでのライヴCD+DVD。バンドはジム・ベアード(key)ウィル・リー(b)ピーター・アースキン(ds)。ギターはビッグ・バンド側の人でポール・シギハラという日系人。フュージョン音楽のパイオニアであるブレッカーの曲をビッグ・バンドで演って面白いのか?と疑問が有ったが全くの杞憂で結構イケる、どころか大正解。5サックス、5トランペット、4トロンボーンによる分厚いブラスサウンドがド迫力。迎え撃つウィル・リーのベースはゴリゴリなサウンドで縦横無尽に動き回り(サイコー!)、ウディ・ハーマン・オーケストラ出身のアースキンのドラムもベストマッチ。ランディのペットは絶好調。マイケルは(1)「Some Skunk Funk」のソロの出だしで一気に高音まで駆け上がるフレーズの最高音が出ずに、DVDで見ると「しまった〜」と表情をゆがめるのだが、1年半後にガン罹患を公表することになるその兆しなのだろうか。ラストは10分に及ぶ「Song For Barry」でシギハラ氏がテクニカルではないが熱演のギターソロで盛大に盛り上がって大団円。★★★★★
2020.2.12 アマゾンマーケットプレイス 輸入新品CD+DVD 1,190円

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ハロルド・ヴィック/アフター・ザ・ダンス

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ブルーノートにリーダー・アルバム『Steppin' Out』を残している1943年生まれのベテラン・サックス奏者、ハロルド・ヴィックがリチャード・ティー(key)スティーヴ・ガッド(ds)エリック・ゲイル(g)らスタッフの面々とアンソニー・ジャクソン(b)ラルフ・マクドナルド(per)らを迎えた1976年作品。ジャズ・チャートのみならずR&Bチャートでもアルバムが1位を獲得していたグローヴァー・ワシントンJr.の二匹目のどじょうを狙って制作されたそうで、曲調もサックスの音色もバックのサウンドもグローヴァーにソックリ。これがグローヴァーのアルバムと言われても分からないが、逆に言えばそれだけ良質だということ。本人のプレイと関係なくて恐縮だが、(4)「I Go To Rio」の間奏でモロにスタッフになるところが最高だ。しかしこのクリンク盤は盤起こしで音が悪すぎるので星一つマイナスで→★★★
2019.2.2 芽瑠璃堂 新品紙ジャケ 868円 15%引き

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