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『Night』はジョン・アバークロンビー(g)ヤン・ハマー(key)ジャック・デジョネット(ds)マイケル・ブレッカー(ts)による84年録音。アマゾンに、ブレッカーが吹きまくっていると書いてあり高評価だったので買ってみた。ワタシの印象はアマゾンのコメントとは違って、4人のプレイヤーががっぷりと組み合うという感じではなく、あくまで主役はアバークロンビー(当然だが)で、弾きまくっている。ブレッカーは浮遊感のある曲調のためかフリーな感じで吹いていてなんだか難しくてワタシはあまり好きじゃない。ハマーは端正なプレイに終始しており、ジェフ・ベックと共演した時のような感じは無い。デジョネットは意外なほど精彩に欠けて彼らしくない。★★☆
『Getting There』は同様にブレッカーを迎えているが、バックはマーク・ジョンソン(b)ピーター・アースキン(ds)による87年録音。このアルバムでアバークロンビーは通常のギターに加えてギター・シンセをプレイしているが、ワタシはそのノッペリとした音色が好きになれない(メセニーのギター・シンセの音色よりはマシだが)。特に(3)のフリー・インプロヴィゼイションみたいなのはキツイ。ブレッカーは3曲のみのゲスト参加だが、『Night』よりもこっちのプレイの方がずっとイイ。特にバラードの(4)「Remember Hymn」は絶品だ。★★★☆
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