レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Spyro Gyra / Alternating Currents

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言うまでもなく完全なジャケ買い。これはスパイロ・ジャイラの1985年作で、ジャケは日本盤独自のもので邦題は「ココナッツ・ブリ−ズ」。原題は電気の直流・交流の「交流」の意味だから全然関係無い。内容的にはピースフルなフュージョンで、特に(5)「PG」(6)「ハートビート」(7)「マルディグラ」の3連発はポップで心地良い佳曲。しかしジャケ写真から、夏の海辺でのドライブで聴きたいようなサウンドを期待したのだが、そこまでの突き抜けた爽快感は得られなかった。本作からメンバーとなったフリオ・フェルナンデスのギターがなんだか日本人のフュージョン・ギタリストが弾きそうなフレージングで親しみやすかった。全米ジャズチャート3位とあいかわらずの好成績を残したアルバムだけど、ワタシとしてはもうちょっとパンチが欲しかった。★★★☆
2023.12.29 お茶の水ユニオン 輸入中古 551円

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Steps Ahead / Ying-Yang

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マイク・マイニエリ(vib)率いるステップスは1980年のレコードデビュー時はフュージョン系ミュージシャンがアコースティックジャズを演るという路線で、スイングしないスティーヴ・ガッドのドラミングも新鮮でカッコよかった。ステップス・アヘッドと改名し、目まぐるしいメンバーチェンジを重ねるうちにエレクトリックに変容したが単なるハードフュージョンには陥らなかった。この1992年作ではベンディク(sax)レイチェルZ(key)ジェフ・アンドリュース(b)スティーヴ・スミス(ds)という元ジャーニーのds以外、ワタシは全然知らない顔ぶれだがネットで調べてみると、ベンディク・ホフセスはノルウェー出身で、(8)「Okapi」はまるでマイケル・ブレッカーのよう。レイチェルZはジャズとロックで幅広く活躍している女性で、特に(10)「Steppish」のソロは迫力満点。ワタシはステップス〜ステップス・アヘッドのアルバムは全て持っているが、このアルバムもマイニエリの書く曲はメロディーが印象的だし、アレンジはカッコいいし、演奏はスリリングということで、期待を裏切らなかった。なお ying and yangとは陰陽のこと。★★★★★
2023.4.16 中野ユニオン 輸入中古 480円

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ジョー・クール/パーティー・アニマル

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ジェフ・ミロノフ(g)ロブ・マウンジー(key)ウィル・リー(b)クリス・パーカー(ds)による1984年の日本制作盤。オビ付きでジャケの状態が良いのを見つけたので購入。このアルバムがワタシのマニア心をくすぐるのはギターがジェフ・ミロノフなこと。ミロノフにはサイド・ギタリストという印象しか無かったが、ここではバリバリとリードを弾いていて、それが聴きごたえ十分だ。ミロノフのファンならば必聴と言えよう(そんなファンがいるのか?)。マウンジーが8曲中5曲を書いており、後にグラミー賞に6度もノミネートされる人だけあって曲の出来も良く、リーとパーカーのソロ・プレイもそれぞれフィーチャーされている。日本制作盤は売れっ子スタジオ・ミュージシャンがちゃっちゃっと演ってヘイ、一丁上がり!的な安易な内容が多いので、本作も全然期待していなかったが、案外良質盤だった。彼らは来日してライブビデオも出したそうだが、残したアルバムはこれのみ。ちなみにグループ名は漫画スヌーピーが起源で「クールなヤツ」みたいな意味だそうだ。★★★★
2023.2.23 池袋ユニオン 中古LP 580円

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ブレッカー・ブラザーズ/ドント・ストップ・ザ・ミュージック

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77年リリースの通算第3弾。バックはスティーヴ・カーン(g)ドン・グロルニック(key)ウィル・リー(b)クリス・パーカー(ds)スティーヴ・ガッド(ds)などいつものメンツに加えてハイラム・ブロック(g)も4曲に参加。(1)「フィンガー・リッキン・グッド」は女性コーラスがKFCのあの売り文句を歌う軽快なディスコナンバー。(2)「ファンキー・シー、ファンキー・デュー」はマイケルのプレイが圧巻中の圧巻な名曲。(3)「愛ある限り」もコーラス入りのソウルフルなミディアムで、この曲ではランディの歌心あふれるプレイが魅力。(4)「スクイッズ」は(2)と共に次作のライブ名盤『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』で再演された曲で、ランディらしいひねくれたメロディーの曲。(5)は表題曲にもかかわらずしょーもないディスコ。(6)「ペタルス」はランディをフィーチャーしたドラマチックなバラード。そして8分を超すエキサイティングな(8)「タブラ・ラサ」はこの曲のみレニー・ホワイトがドラムで、そのプレイが凄まじい。言うまでもなくマイケルもスゴイしランディも吹きまくりで、このアルバムのクライマックス曲だ。★★★★☆
2022.12.29 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 1,120円

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ジョン・リー&ジェリー・ブラウン/マンゴ・サンライズ

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ラリー・コリエルのバンド、イレブンス・ハウスのベーシスト、ジョン・リー(フッカーではない)とスタンリー・クラーク・バンドのドラマー、ジェリー・ブラウンが組んだユニットが1975年オランダで録音して、ブルー・ノートからリリースした1作目。イーフ・アルバースとフィリップ・カテリーンという二人のギタリストが参加(1曲のみワーワー・ワトスンも)。アルバースという名前は初めて聞いたが1951年生まれのオランダ人で、42年生まれのカテリーンと共にプログレ・グループ『フォーカス』に在籍していたそうだ。この二人によるテクニカルでロッキッシュなギターと、これまたオランダ人のロブ・フランケンによるシンセ・プレイおよび主役の二人による演奏はフュージョンというよりほとんどロック。残念なのはジョン・リーがほぼ全曲を書いている曲の出来で、印象的なメロディーやアレンジの工夫は見られない。ただ、非常にハイ・エナジーなサウンドであるところはたいへん結構。★★★
2022.11.12 渋谷ユニオン 未開封中古 930円 15%引き

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クルセイダーズ/アンサング・ヒーローズ

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プレミアムも付いていたこのCDがとても安価に売っていたので即刻購入した(残念なことにオビ無しだったが)。これは73年録音のサード・アルバム。メンバーはウェイン・ヘンダーソン(tb)ウィルトン・フェルダー(sax,b)ジョー・サンプル(key)スティックス・フーパー(ds)の4人。ゲストとしてラリー・カールトン(lead g)アーサー・アダムズ(g)マックス・ベネット(b)といういつものラインアップ。前2作ではまだジャズ、しかも前衛的なジャズっぽい曲が混ざっていたのに対して、本作では以降のクルセイダーズ・サウンドが確立されており、どの曲もファンキー!トロンボーンとサックスのハーモニーが気持ちイイし。ベストはテーマがキャッチーな(3)「クロスファイアー」かな。そんな中で(4)「ハード・タイムズ」はモロにレイ・チャールズなブルージーなバラードでこれがまた良し。★★★★
2022.9.17 御茶ノ水ユニオン 国内中古 580円

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24丁目バンド/マンハッタンの夢

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2022年最後のレコダイ投稿は24丁目バンドの1980年に出た第2作。メンバーはハイラム・ブロック(g)ウィル・リー(b)クリフォード・カーター(key)スティーヴ・ジョーダン(ds)で全員がボーカルを取る。ジャンル的にはフュージョンに分類されていたが、全曲ボーカル入りなのでロック〜AOR系のアルバムと思った方が良い。ハイラム以外のボーカル(カーターか?)が弱いのが難点だが、メンツがメンツだけあってリズムはカッコイイ。特にジョーダンのドラムは最高です。連中はTVの人気トークショウ番組でハウスバンドを務めていたので知名度は高かったはずだが、バンドとしての2枚のアルバムは日本制作で本国では契約出来なかった。だから逆にこのバンドのことは日本人しか知らないんだぞ、まいったかとアメリカ人に自慢できる。★★★★
2022.9.11 新宿ユニオン 未開封中古 1,100円 27%引き

 

では皆さま、コロナとインフルにお気をつけて、良いお年をお迎えください。

還暦を迎えたノガッチ拝

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ブレッカー・ブラザーズ/same

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1975年にリリースされたブレッカーズのデビュー・アルバムを紙ジャケに買い替え。メンバーはランディ(tp,vo)マイケル(ts)デヴィッド・サンボーン(as)ボブ・マン(g)ウィル・リー(b)ドン・グロルニック(key)ハーヴェイ・メイスン(ds)等。このアルバムの作曲は全てランディ。ブレッカーズというとマイケルのサックスが注目の的だが、ランディの作曲能力あってこそのブレッカーズということを忘れては困ります。(1)「サム・スカンク・ファンク」(2)「スポンジ」共に彼らを代表する曲で、デビュー・アルバムのオープニングとしてツカミはバッチリ。(3)はランディの歌心溢れるソロが印象的。(4)は高速サンバ。(5)はコーラス入りのディスコ調。(6)「ロックス」はマイケルがサンボーンとソロを掛け合う、これまたブレッカーズの代表曲 。唯一のスロー(7)はランディのペットが都会の孤独な夜を映し出すかのよう。(8)ではランディがヘタウマのボーカルを取る、AOR的なポップソング。最後はスピード感あふれる(9)「D.B.B.」で二人のソロはこの曲がベストか。「後のフュージョン・シーンを方向付けた最重要作!」というCDのうたい文句通りの傑作。★★★★★
2022.3.26 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 975円
 

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カルデラ/スカイ・アイランド

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中南米にルーツを持つメンバーが集まったフュージョン・バンドが77年に発表したセカンドアルバム。エディ・デル・バリオ(key)カルロス・ヴェガ(ds)スティーヴ・タバローニ(sax)など、ソロになってから大活躍するメンバーが揃っている。アース・ウインド&ファイアのラリー・ダンがプロデューサーの一人なので表題曲の(1)なんかはもろにアース。(2)のボーカルは無名時代のダイアン・リーヴス。ベストはジョージ・ストランツがギターを速弾きしまくり、タバローニが豪快なブローを聴かせる(8)か。しかし全体的に決め手となる曲が無く、しかも全9曲中3曲は間奏曲的な小品。最も印象的なのはEW&Fつながりで(?)長岡秀星によるジャケのイラスト。このバンドは次作の『タイム&チャンス』の方がずっと良い。★★
2022.2.13 御茶ノ水ユニオン 国内中古 530円

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ヘッドハンターズ/リターン・オブ

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前作から21年ぶりとなる98年リリースのサード・アルバム。メンツはベニー・モウピン(sax,b-cl)ポール・ジャクソン(b)マイク・クラーク(ds)ビル・サマーズ(per)にハービー・ハンコック(key)がゲスト参加。時代を反映してドラムがリズムマシーンのように単調なリズムをキープする90年代のいわゆるR&Bサウンドで、ボーカルやラップが入る曲も有ったりと、ワタシの守備範囲外の音が多い。ただ最後の2曲のみはワタシが期待していた従来のようなバンドサウンドでのファンクでグッド。ベースはどの曲も目立っているので、ポール・ジャクソンのマニアには入手する価値が有るアルバムだろう。★★☆
2021.7.16 新宿ユニオン 国内中古 480円
 

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