レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
PROFILE
SEARCH
オールマン・ブラザーズ・バンド/熱風

JUGEMテーマ:音楽

紙ジャケが安かったので購入。オールマンズがいったん解散した後の76年にリリースされたアルバムでLPでは2枚組だったもの。デュアン・オールマン(g)、ベリー・オークリー(b)亡き後、ラマー・ウィリアムズ(b)、チャック・リーヴェル(key)が新加入した1972年の大晦日から75年10月までの5公演分のライヴテイクから10曲を収録。ギターはディッキー・ベッツ一人体制だが、ベッツってこんなに良かったっけ?というほどフレーズもスライド・プレイも音色も素晴らしい。特に自作曲の(4)「ランブリング・マン」では4分に及ぶ長尺のソロを取るが、メロディアスで豊かなフレージングで飽きさせない。解説書で、このアルバムの真のスターとまで絶賛されているチャック・リーヴェルは貢献度が非常に大きく、さすが後にストーンズのサポート・メンバーとして重用されるだけのことはある。(2)「サウンスバウンド」を含む選曲も良いが、(5)「エリザベス・リードの追憶」の17分は長すぎる。ダブルジャケの内側には写真満載で、普通のプラケースCDでは味わえない楽しさがある。★★★★
2023.4.22 下北沢ユニオン 中古紙ジャケ 1,080円

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
オールマン・ブラザーズ・バンド/ビギニングス

JUGEMテーマ:音楽

1969年のデビュー盤『ジ・オールマン・ブラザーズ・バンド』と70年のセカンド『アイドルワイルド・サウス』をカップリングしたオトク盤の紙ジャケ。この2枚にオールマンズの全てが詰まっている、と言ってしまいたいほどに彼らを代表する曲が並んでいる。つまりファースト・アルバムからは「ブラック・ハーテッド・ウーマン」「トラブル・ノー・モア」「ドリーム」「ウィッピング・ポスト」など、セカンドから「ミッドナイト・ライダー」「エリザベス・リードの追憶」「フーチー・クーチー・マン」など、ブルース・ロック好きのアマチュア・バンドならコピーしたくなる曲ばかりだ。デビュー・アルバムの時点でグレッグは21歳なのにトンデモなく老成したボーカル。バラードの「プリーズ・コール・ホーム」での泣きの歌いっぷりも心にしみる。そしてデュエインは若干22歳なのに見事なスライド・プレイ。24歳でのオートバイ事故死は早すぎるよ。★★★★
2022.11.5 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 1,100円

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
Lynyrd Skynyrd / Live at Knebworth '76

JUGEMテーマ:音楽

皆様、あけましておめでとうございます。新年のレココレは素晴らしい五つ星作品の紹介から始めましょう。


1977年にロニー・ヴァン・ザント(vo)スティーヴ・ゲインズ(g)とスティーヴの姉でコーラスのキャシー・ゲインズが飛行機事故でこの世を去るが、これはその前年の1976年8月21日、イギリスのネブワースで開催された大型野外ロックフェス(ヘッドライナーはローリング・ストーンズ)で12万人と言われる観客の前に出演した際のレーナード・スキナードのライヴ映像+音源。これがなぜ今まで未公開だったのかと思うほど、文句なしに素晴らしい内容。彼らがライブ盤『One More From The Road』を発表したのと同年のライブだから演奏曲目・内容ともに彼らの絶頂期を捉えている。先日紹介したプリンスの屋内ライブは画質が暗くてイマイチだったが、これは野外ライブなので画質の問題も無い。いつものクライマックス「Free Bird」は13分半のバージョンで、アレン・コリンズが同年にエリック・クラプトンから購入した1958年製ギブソン・コリーナ・エクスプローラを弾きまくり、ゲイリー・ロッシントンとスティーヴ・ゲインズを加えたトリプル・リード・ギターでロックの原初的至福の時を満喫できる。映像版はDVDとブルーレイの2形態が有るが、2008年に作成された100分に及ぶドキュメンタリー『If I Leave Here Tomorrow』はブルーレイにしか収められていないので要注意。★★★★★
2022.9.4 吉祥寺ユニオン 輸入中古CD+BluRay 2,650円

 

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(1) | - |
グレッグ・オールマン/レイド・バック

JUGEMテーマ:音楽

73年発表のグレッグ初のソロ・アルバム。「レイド・バック」という言葉を世に知らしめたのはこのアルバムで、クラプトンの『461』以降のアルバムがよく「レイド・バック」と形容されていた記憶がある。さてこのアルバムはロック、ジャズ、フォーク、ソウル、カントリー、ゴスペル、R&Bなどの曲を取り上げ、オールマン・ブラザーズ・バンドのような長尺のギターソロもキーボードソロも無い。ダンスナンバーの(4)「ドント・メス・アップ・ア・グッド・シング」を除く7曲は全てミディアム〜スロー。しかしそれらの曲が名曲ばかりで、ホーンズ、ストリングス、コーラスを多用したアレンジも極めて効果的。オールマンズのレパートリーでもあるオープニングの(1)「ミッドナイト・ライダー」はこのアルバムが録音されたジョージア州メイコンの湿気を感じさせる(行ったことないから知らないけど)、まさに「レイド・バック」を体現したような曲だ。ジャジーな(2)「ハートのクイーン」はワタシのイチオシ曲で、ホーンズが入るサビは感動的だが、グレッグのちょっとフニャっとしたボーカルはラリっているのでは?と勘ぐりたくなる。(3)「プリーズ・コール・ホーム」はディープ・ソウル仕立て。ジャクソン・ブラウンの(5)「青春の日々」はカントリータッチ。(6)「マルチ・カラード・レイディ」はアコギのアルペジオにストリングスも入ってメロウ。(7)「オール・マイ・フレンズ」は次作のライブ盤で共演するサザン・ロック・バンド「カウボーイ」の曲。ラスト(8)「永遠の絆」は直球ゴスペルで大団円。捨て曲無しの大名盤。★★★★★
2019.12.1 HMV 新品紙ジャケSHMCD 2,406円 18%引き

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
ポイント・ブランク/エアプレイ

JUGEMテーマ:音楽

ZZトップのマネージメントに見出されたテキサス出身の6人組が1979年にリリースした通算3作目。このバンドのお手本は明白で、レーナード・スキナードとディープ・パープルだ。(1)(2)(3)(5)(9)がレーナード路線で、特に冒頭3曲はレーナードそのものなサザンロックで大変よろしい。(4)(6)はパープル路線だが、本家には遠く及ばない出来。(7)(8)はどちらの路線でも無いが楽曲の魅力が無い。レーナード路線を追求して欲しかったのだが、アルバムチャートで175位どまりだったためか、その後メンバーチェンジを繰り返して迷走し、84年にいったん解散した。このアルバムはジャケもカッコイイので、(4)以降の楽曲がもうちょっと魅力的だったら良かったのだが惜しい。★★★
2019.12.6 タワーオンライン 国内新品 714円 35%引き

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
Allman Brothers Band / Live at Beacon Theatre

JUGEMテーマ:音楽

オールマン・ブラザーズ・バンドの03年、ニューヨークはBeacon Theatreでの2枚組ライブDVD。レココレでこの時のライヴCD「One Way Out」が絶賛されていたので検索してみたら、DVDも発売されていることを発見し、CDよりも安いのでDVDを買ってみた。DVD2枚組にはギッチリと22曲+αを収録。ギターはデレク・トラックスとウォーレン・ヘイズの時期。残念ながらウォーレンがバンドを仕切っていて、あくまでデレクはセカンド・ギターの位置付け。最悪なのは(3)「Statesboro Blues」でデレクでなくてウォーレンがスライド・ソロを弾くこと。ウォーレンもグレートなギタリストだけど、スーパー・グレート・ギタリストのデレクをもっと聴きたかった。いわばディッキー・ベッツがソロを弾きまくるのに、サイドに控えたデュアンがあまりソロを弾かないオールマンズみたいな。しかもウォーレンってデブなうえに般若みたいな悪相なんたよな。と酷く書きましたが、それでもギターソロの3〜4割くらいはデレクなので、十分楽しめます。★★★☆
2018.1.25 アマゾン 輸入DVD2枚組 1,562円

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(1) | - |
ボビー・ウィットロック/ロック・ユア・ソックス・オフ

GEMテーマ:音楽

デレク&ドミノスの暑苦しいkey奏者、ウィットロックがキャプリコーンレーベルから1976年に発表したソロアルバム第2弾。本作のウリはデレドミの(1)恋は悲しきもの」のセルフ・カヴァーだが、力が入り過ぎてハズしてしまっている。なので(1)をスルーして2曲目から聴けば、サザンソウル、トロピカル、カントリーなど色々な風味の曲が並ぶサザンロックの好盤だ。バックシー・レベルを結成するジミー・ノールスg以外はケニー・ティベッツb、ジェローム・トーマスdsと聞き覚えの無い人たちばかりだが、デレドミをホーフツさせるリズム・セクションでナイス。(8)のタイトルは「Make It Through The Night」で前年に出たクラプトンのアルバム『安息の地を求めて』収録の「Better Make It Through Today」を意識しているのだろうか?★★★☆

2017.4.16 渋谷タワー 新品SHMCD 1,178円 39%引き

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(1) | - |
レーナード・スキナード/セカンド・ヘルピング+3

JUGEMテーマ:音楽

前作に続きアル・クーパーがプロデュースした74年のセカンド。デビュー作に比べてバンドの演奏はタイトになったし何といってもロニー・ヴァン・ザントの歌がとても上達した。(1)「スウィート・ホーム・アラバマ」、(4)「ワーキン・フォー・MCA」という2曲の代表曲に加え、ポップなロックンロール(3)「何も聞かないで」、心に沁みるカントリー・バラード(5)「カーティス・ロウのバラード」、いかにもなサザン・ロック(7)「針とスプーン」、ブギの(8)「コール・ミー・ザ・ブリーズ」などの佳曲が収録されている。★★★★
2017.1.24 HMV 紙ジャケSHMCD 2,880円 定価

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
レーナード・スキナード/same+5

JUGEMテーマ:音楽

アル・クーパーが「南部が生んだ最もタフで優れたバンド」と惚れ込んで自身のプロデュースで送り出した、3人のリード・ギタリストを擁するレーナードの73年デビュー作。同じサザン・ロック・バンドと言ってもオールマンがブルース・ベースのジャジーなのに比べ、レーナードはブリティッシュ・ハード・ロックの影響を受けたハードなサウンド。バンドの代表曲(8)「フリー・バード」を始め、ハードな(1)「アイ・エイント・ザ・ワン」(7)「ポイズン・ウイスキー」、クーパーが弾くメロトロンも効果的な大作バラード(2)「チューズデイズ・ゴーン」、ストーンズ的なブギ(3)「ギミー・スリー・ステップス」など、全編を通して武骨な男臭いロックを展開する。ボートラでは(3)のシングルB面だったスロー・ブルース(9)「ミスター・バンカー」のスライド・ギターが絶品。最も期待した「フリー・バード」のデモ(13)は機材の接続不良のためか最後の怒涛のトリプル・ギターソロが出だしと終わり部分しか録音されていなくてガッカリ!★★★★★
2017.1.24 HMV 紙ジャケSHMCD 2,880円 定価

 

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(0) | - |
ボビー・ウィットロック/ワン・オブ・ア・カインド

JUGEMテーマ:音楽

デレドミのキーボード・プレイヤー、ボビー・ウィットロックがキャプリコーンに移籍し75年にリリースしたソロ3作目。レーベルが同じオールマンズからチャック・リーヴェルkey、ディッキー・ベッツg、ジェイモーper、グライダー・スウィッチからドロウ・ロンバーgが参加している。アルバム「いとしのレイラ」でも「テル・ザ・トゥルース」「恋悲」などの名曲を5曲も提供しているウィットロックだけあって、全曲を彼が書いたこのアルバムは曲が良い。そしてウィットロックといえばモーレツに暑苦しいボーカル!さらにLPのA面B面の冒頭をそれぞれ飾る(1)「ムーヴィン・オン」と(6)「フリー・アンド・イージー」ではバックがフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドのようで暑苦しさが倍増だ。世界初CD化。★★★★☆
2016.9.24 タワーオンライン 国内新品SHMCD 1,491円 23%引き

 

| ノガッチ | サザン・ロック | comments(2) | - |
<new | top | old>