JUGEMテーマ:音楽
紙ジャケが安かったので購入。オールマンズがいったん解散した後の76年にリリースされたアルバムでLPでは2枚組だったもの。デュアン・オールマン(g)、ベリー・オークリー(b)亡き後、ラマー・ウィリアムズ(b)、チャック・リーヴェル(key)が新加入した1972年の大晦日から75年10月までの5公演分のライヴテイクから10曲を収録。ギターはディッキー・ベッツ一人体制だが、ベッツってこんなに良かったっけ?というほどフレーズもスライド・プレイも音色も素晴らしい。特に自作曲の(4)「ランブリング・マン」では4分に及ぶ長尺のソロを取るが、メロディアスで豊かなフレージングで飽きさせない。解説書で、このアルバムの真のスターとまで絶賛されているチャック・リーヴェルは貢献度が非常に大きく、さすが後にストーンズのサポート・メンバーとして重用されるだけのことはある。(2)「サウンスバウンド」を含む選曲も良いが、(5)「エリザベス・リードの追憶」の17分は長すぎる。ダブルジャケの内側には写真満載で、普通のプラケースCDでは味わえない楽しさがある。★★★★
2023.4.22 下北沢ユニオン 中古紙ジャケ 1,080円