レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ボーダーライン/スウィート・ドリームス&クワイエット・デザイアーズ

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昔、音楽評論家の萩原健太氏が絶賛していたので知ったグループの中古盤がとても安かったので買ってみた。彼らは70年代に米ウッドストックで活躍したカントリー・ロック・バンドで、この72年盤が唯一のアルバム。無名の連中だが、ウッドストック繋がりのお陰か、ザ・バンドのメンバーやデイヴィッド・サンボーンが参加している。生ギターやペダルスティールが中心楽器で、(10)以外にエレキギターが出てくるのははごく限定的なので、カントリーロックと言うよりも単にカントリーという印象が強い。最初聴いた時は、何の変哲もないカントリーにしか思えなかったが、繰り返し聴いていたらナカナカ味わいが出てきた。ベストはワルツの(5)「プリーズ・ヘルプ・ミー・フォゲット」。とはいえ大ヒットしそうな曲も無いことを物語るのがこの中古価格か。★★★☆
2023.3.5 渋谷ユニオン 国内中古 380円

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バーズ/エッセンシャル

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バースは「ミスター・タンバリン・マン」くらいしか知らなかったが、映画『ローレル・キャニオン』で誰だったかがバーズは最高にかっこよかったと言っていたので、へえそうなのか、と思い買ってみた2枚組ベスト。バーズと言えば美しいハーモニーと12弦ギターによるアルペジオの響きで、う〜ん、それは結構なのだが何だかどの曲も似ているなあ、と感じるのもフォーク・ロック時代のセカンド・アルバムまで。それ以降はソフト・ロック〜サイケデリック〜カントリー・ロックと変貌を遂げていく。『Rolling Stone Record Guide』や『All Music Guide to ROCK』では、バーズがアメリカのロックシーンを作ったみたいなとても高い評価を受けており、アメリカ人には特別の存在のようだが、正直そこまでスゴイのかどうかはわからなかった。★★★★
2023.2.5 渋谷ユニオン BSCD中古2枚組 1,935円

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Nick Lowe / The Best Of

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ニック・ロウは全然聴いたことが無かったが、彼が75年まで在籍したバンド、ブリンズリー・シュウォルツが気に入ったので買ってみた、1976年から1987年までのソロ時代のベスト盤25曲入り。曲調はロックンロールにロカビリー、マージー・ビート、ブギ、レゲエ、カントリーなど様々で、全てキャッチーなメロディーラインで聴きやすい曲なのだが、チャート上の成功とはほぼ無縁。そんな中、飛びぬけてポップな1979年の(12)「Cruel to Be Kind(邦題:恋するふたり)」は英米ともにチャート12位のヒット。(24)「I Knew the Bride (When She Used to Rock'n'Roll)」はハープソロや効果音などがヒューイ・ルイスのヒット曲「Heart of Rock'n'Roll」にそっくりだと思ったら、プロデューサーがヒューイ・ルイスその人だった。★★★★
2022.3.13 新宿ユニオン 輸入中古 530円

 

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ブリンズリー・シュウォーツ/フェイバリット・ブリンズリー・シュウォーツ+6

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71年のデビュー盤(名盤!)はザ・バンドとCS&Nを足したような音楽性だったが、デイヴ・エドモンズをプロデューサーに迎えた74年の6作目では、ロックンロール、ソウル、R&B、カントリーなど様々なタイプの曲を演奏する筋金入りのバー・バンドの演奏を聴かせる。パワー・ポップの「Peace, Love & Understanding」を筆頭に、ニック・ロウをメイン作曲家としてイアン・ゴムらの書いた曲など質の高いキャッチーな曲が並び飽きさせない。オーティス・クレイの「Trying to Live My Life Without You」をカバーしており、これを聴いたら自分もバンド活動を再開したくなった。ボートラは変名でリリースしたビートルズのカバー3曲など。内容は良いのだがセールスにはつながらなかったそうで、バンドは本作をもって解散した。★★★★☆
2022.2.9 HMV 国内新品 937円 25%引き

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ホット・ツナ/ニューオリンズハウスのホットツナ+5

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ジェファーソン・エアプレーンのヨーマ・コウコネン(ac-g,vo)とジャック・キャサディ(el-b)が、課外活動の場として発足させたプロジェクト、ホット・ツナ。これは彼らのデビュー作で、69年9月、バークレーにあるクラブ「ニューオーリンズ・カフェ」でのライヴ録音(70年発表)。全編アコースティックで、いくつかの曲にウィル・スカーレット(harp)が加わる。曲はレヴァレンド・ゲイリー・デイヴィス、リロイ・カー、ジェリー・ロール・モートンなど戦前ブルース/ラグタイムのカヴァーを中心に、ヨーマのオリジナル曲を含む。まずは冒頭(1)「ヘジテイション・ブルース」(2)「ハウ・ロング・ブルース」(3)「アンクル・サム・ブルース」のブルース3連発。ヨーマのギター・テクニックが素晴らしく、特に(1)の途中でテンポが倍速になった所が圧巻だ。(5)「デス・ドント・ハヴ・ノー・マーシー」ではキャサディのベースがリード・ベースと言えるほどに活躍する。(6)「ノウ・ユー・ライダー」と(9)「ニュー・ソング」はカッコ良いロック。(10)「マンズ・フェイト」は他の曲と少し違って、スパニッシュみたいな(?)インスト。こんなブルース/ラグタイム中心のアルバムが全米30位まで上昇したとはオドロキだ。★★★★★
2019.6.8 アマゾン 国内新品 641円 41%引き

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Wilko Jonson / Blow Your Mind

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2014年にすい臓癌で余命10ヶ月と宣告されたものの、それは誤診で3kgの腫瘍摘出手術を経て奇蹟の復活を果たした御歳70歳の“Mr.マシンガン・ギター”ウィルコ・ジョンソンの2018年リリース作。まずロックな顔つきのオヤヂ達にチェス・レコードのロゴが光るこのジャケットが最高だ。左のおどけた表情は元イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのノーマン・ワット・ロイ(b)、右はスティーヴ・ハウの息子ディラン・ハウ(ds)。曲によってkeyとharpがサポートで加わる。ウィルコはギター、ヴォーカルともに生死の境をさまよった人とは思えないロック爺ぶり。曲名を見て笑ってしまったのが(7)「Take It Easy」(竹田和夫の発音では「テキリイージ」)で、予想通りギターはいつも通りにガシガシで全然「take it easy」な感じが無い。ベストはシャッフルの(8)「I Love The Way You Do」かな。ラストを強烈なストンプ「Slamming」で締めるのもイカス。録音のボリュームレベルが異常に高いので注意。★★★★
2018.6.12 HMV 輸入新品 1,490円

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トム・プリンシパト/ア・パート・オブ・ミー

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タワーオンラインの【<ビヨンド>空前絶後!衝撃の原価割れセール】で購入。
全然知らない人だがバックのメンバーが、サニー・ランドレス(g)、チャック・リーヴェル(key)、ブライアン・オーガー(key)、ウィリー・ウィークス(b)、メンフィス・ホーンズなど豪華で、ジャケの感じも良いので買ってみた。プリンシパトは1970年から40年間にわたり、ワシントンDCを拠点に活躍し続けるブルース系ギタリスト&シンガーで10枚以上のアルバムをリリースしているそうだ。聴いてみると、ギターもボーカルもクラプトン直系で、ギターは上手だしアルバムも丁寧に作られているが個性を見出すのが難しい。バーで生演奏を見たら大層盛り上がるだろうけど、CDで白人ブルースギタリストが自分の立ち位置をアピールするのはなかなか難しい。決して悪くないアルバムなのだが。★★★
2017.11.24 タワーオンライン 国内新品 514円 80%引き

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ケイト・ブラザーズ/same

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米南部アーカンソー州出身のアール(g、harmony vocal)とアーニー(vo)の双子のケイト兄弟がスティーヴ・クロッパーをプロデューザーに迎えてLA録音した1975年アサイラムからのデビュー・アルバム。バックはデヴィッド・フォスター(key)、クラウス・フォアマン(b)、リーランド・スクラー(b)、マイク・ベアード(ds)などのスタジオ・ミュージシャン。基本はブルー・アイド・ソウルだが、どうも押しつけがましい歌い方が好きになれないし、兄弟が作る楽曲も魅力に乏しい。特にディスコ受けしてチャート24位まで上がった彼ら最大のヒット(2)「ユニオン・マン」やそれに近い路線の(6)「歌いたいだけ」なぞは下世話でワタシ的には全くアウト。もろにアトランティック・ソウルな(7)「変わらぬ恋」、ソウル・バラードの(4)「オールウェイズ・ウェイティング」は悪くないので、LAでなく南部で録音したほうが良かったのでは。★☆
2017.8.11 渋谷ユニオン 国内新品SHMCD 1,000円 29%引き

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レヴォン・ヘルム/アメリカン・サン

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タワーオンラインの【<怒涛のサプライズ>空前絶後!衝撃の原価割れセール】で購入。
ザ・バンドのドラム&ボーカル、レヴォン・ヘルムが1980年に発表したサード・ソロアルバム。ホークス時代の旧友、フレッド・カーター・ジュニアをプロデューサーに迎えてナッシュヴィルで録音された本作は期待通りのカントリー、ブルース、R&Bテイストが融合した南部サウンド。楽曲は統一感がありながらもバラエティがあって飽きさせないし、歌良し、演奏良しで文句のつけようが無い。半生をイラストで表したジャケもナイスな良盤。★★★★★
2017.7.2 タワーオンライン 新品紙ジャケSHMCD 1,246円 57%引き

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ボビー・キーズ/same

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ストーンズと長年行動を共にしたサックス奏者ボビー・キーズは2014年に70歳で亡くなった。その彼が72年にリリースした唯一のリーダー・アルバムで国内初CD化。参加ミュージシャンが矢鱈と豪華でジョージ・ハリスン(g)リンゴ・スター(ds)クラウス・ヴアマン(b)デイヴ・メイソン(g)ジム・ゴードン(ds)カール・レイドル(b)ジャック・ブルース(b)フェリックス・パパラルディ(b)レスリー・ウェスト(g)コーキー・レイング(ds)ニッキー・ホプキンス(key)など。そんなキラ星のミュージシャンに混ざってクレジットされている謎のジョン・ウリベ(g)の実体はエリック・クラプトンという説もある。内容は全曲インストのアーシーでソウルフルなブラスロックで最高。オススメ!★★★★★

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