レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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カーラ・ボノフ/ささやく夜

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ワタシはプレミアムが付いた中古CDやレコードを買うことはまず無いのだが、この紙ジャケばかりはユニオンの15%引きセールで思い切った(発売当時の定価は1,800円+税)。この機会に買わなければどうせ今後も価格をチェックし続けるのだ。
さて、これは1979年リリースのセカンド。彼女はリンダ・ロンスタットの76年のアルバム『Hasten Down the Wind』で「Lose Again」を始めとする自作曲3曲が取り上げられてブレイクしたシンガーソングライター。オープニングの「涙に染めて(Trouble Again)」も、そのリンダから歌いたいという申し出があったが、今度はそれを断り自らレコーディングした。表題曲の(2)や(3)「手紙」(5)「ただひとり思い」などのスローも、ロッキンな(6)「ベイビー・ドント・ゴー」(8)「ラヴィング・ユー」もカーラの書く曲はどれも素晴らしい。唯一のカバー曲、ジャッキー・デ・シャノンの(4)「When You Walk in the Room」は当人もコーラス参加してとってもナイス。ラストのトラディショナル曲「悲しみの水辺(The Water Is Wide)」は、ジェイムス・テイラーとJDサウザーがコーラス参加した心に沁みるバラード。ウェストコーストロックのベスト5に入る大名盤。★★★★★
2022.12.31 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 2,543円

さて、次回は2022年度の総括です!

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ホワイト・ホース/same

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元フィフス・アヴェニュー・バンド(FAB)のジョン・リンドとケニー・アルトマンの2人がイギリス人のビリー・ニコルスと組んだホワイト・ホース唯一のアルバム(1979年作)。1968年のFABのデビューアルバムは山下達郎に与えた影響も明白なエバーグリーンな名盤で、リンドは後にEW&F「ブギー・ワンダーランド」やマドンナ「クレイジー・フォー・ユー」などの作曲家として大成功した。ニコルスは「ビーチボーイズ『ペット・サウンド』に対する英国からの回答」と謳われた『ウッド・ユー・ビリーヴ?』を1968年に制作し、その後はザ・フーの近辺で活躍した。アルトマンが書いた2曲は当人の朴訥としたボーカルのポップ・カントリー。リンドが歌う2曲は肩の力が抜けた都会的な曲。全10曲中6曲を占めるニコルスの曲のうち、(6)「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」は翌年レオ・セイヤーがカバーしてヒットした。バックはフレッド・タケット(g)ビル・ペイン(key)ボブ・グラウブ(b)ジェフ・ポーカロ(ds)ラス・カンケル(ds)など豪華な布陣。なおジャケット写真はなぜか白馬ではなくて白い牛だ。★★★★
2022.7.18 渋谷ユニオン 国内中古 880円

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サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド

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ウエストコースト・ロックの(それなりの?)大物、クリス・ヒルマン(元バーズ、フライング・ブリトウ・ブラザーズ、マナサス)とリッチー・フューレイ(元バッファロー・スプリングフィールド、ポコ)がJ.D.サウザーと組んだバンドの74年デビュー・アルバム。バックもマナサスからポール・ハリス(key)とアル・パーキンス(g)に加え、なんとドラムがジム・ゴードンという顔ぶれ。3人が持ち寄った曲はどれも質が高く典型的なウェストコースト・ロックが楽しめる。サウザーでは(5)「ボーダー・タウン」が、ヒルマンは(2)「ヘヴンリー・ファイア」、フューレイは(1)「素晴らしき恋」がベスト曲か。レコード会社が組ませたバンドらしいが、その目論見は当たってアルバムはチャート11位、50万枚のセールスを記録した。★★★★
2021.6.26 御茶ノ水ユニオン 国内中古 990円

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クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング/4ウェイ・ストリート

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1970年のライヴ・アルバム。2枚組で1枚目はアコースティックセット、2枚目がエレクトリックセットとなっている。CD化に際して追加された、ナッシュの「キング・ミダス」クロスビーの「ラフィング」スティルスの「ブラック・クイーン」ヤングの「メドレー:ザ・ローナー〜シナモン・ガール〜ダウン・バイ・ザ・リヴァー」の4曲がどれも素晴らしい。アコースティック・セットではやはりニール・ヤングの曲が際立っている印象で、ベストは追加収録された9分を越すメドレー。スティルスはソロ・アルバムに収録されていた超名曲「愛への賛歌」を歌うほか、カントリー・ブルースの「ブラック・クイーン」がカッコいい。ナッシュの「ティーチ・ユア・チルドレン」は激動の1970年と思えないほどホノボノしている。クロスビーの曲は暗くてサイケでよく分からない。エレクトリックセットでのウリであるヤングとスティルスのギターバトルをフィーチャーした「サザン・マン」と「キャリー・オン」はどちらも14分くらいあり、1971年当時ならば「ギター・バトル」と聞いただけでコーフンしたかもしれないが、今の耳にはケイレンしたようなギターソロが延々と続くのはツライ。なおこのLPが発売された1971年にはもうすでに彼らは別々の道を歩み始めていた。★★★★
2021.3.28 HMV 国内新品 2,093円 24%引き

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ダニー・コーチマー/ハニー・ドント・リーヴLA

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ダニー・コーチマー(g,vo)がザ・セクション時代からの盟友、ラス・カンケル(ds)とリーランド・スクラー(b)に加えて、ワディ・ワクテル(g)ジム・コックス(key)スティーヴ・ポステル(g)と共に作り上げた、1980年『Innuendo』以来37年ぶりとなるソロ・アルバム。ダニーが楽曲提供した曲のセルフリメイクが8曲(ドン・ヘンリー「ダーティ・ローンドリー」、ジェームス・テイラー「マシンガン・ケリー」など)と新曲が4曲。ジェイムス・テイラー、デヴィッド・クロスビー、ジャクソン・ブラウン、マイケル・マクドナルドがコーラスで参加。内容は大ベテラン達ならではのいぶし銀のウェストコーストロック。派手さは無くてもガッツというかロック・スピリッツというかがにじみ出ていて素晴らしく聴き応え十分。楽曲で特に良かったのがアコギ2本で奏でる、ジャクソン・ブラウンとの共作曲「サムバディズ・ベイビー」とドン・ヘンリーに提供した泣きのバラード「ユーアー・ノット・ドリンキング・イナフ」。こんな充実したCDが日本のVIVID SOUNDによる日本制作盤というのは日本人として誇らしいのだが、こういうCDを出さないアメリカのレコード会社のダメさにあきれる。なおワタシは音質の良し悪しはあまりわからないが、多くの曲をジャクソン・ブランのスタジオで録音したというこのCDの音はとても生々しく聴こえるように思えた。豪華36Pブックレット付き。★★★★★
2020.1.9 HMV 国内新品 2,276円 26%引き

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ウェイン・ベリー/ホーム・アット・ラスト

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テネシー州出身のウェイン・ベリーが74年に発表したデビュー作にして多分唯一のソロ・アルバム。LA、マッスル・ショールズ、ナッシュビルの3か所で録音されてバックは超豪華。ジェフ・バクスター、ジェシ・エド・デイヴィス、デヴィッド・ペイチ、ジャクソン・ブラウン、ネッド・ドヒニー、ロジャー・ホーキンス、デヴィッド・フッド、ピート・カー等が参加。曲調は、録音場所のせいが大きいと思うが、少し南部テイストがかったウェスト・コースト・ロック。シャキッとしたリズムにピート・カーのギターが踊る(4)「スノウバウンド」、スワンピーなロックンロール(6)「ディキシーズ・プライド」、沈痛な心沁みるバラード(10)「ラヴァーズ・ムーン」など佳曲が並ぶ。本人のボーカルに、一聴してすぐに「これはウェイン・ベリーだ」と分かるような特徴が無いのが欠点だが、ウェストコースト・ロックの好盤。★★★★
2019.9.20 アマゾン 国内新品 1,055円 25%引き

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ニコレット・ラーソン/愛しのニコレット

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通常CDから紙ジャケへの買い替え。テッド・テンプルマンのプロデュースによるニコレットの1978年デビュー作。バックにはリトル・フィートからポール・バレア(g)とビル・ペイン(key)、ドゥービー・ブラザーズからボビー・ラカインド(per)とマイケル・マクドナルド(cho)。ルームメイトのリンダ・ロンスタットもコーラスで参加。オープニングの(1)「溢れる愛」は当時恋仲だったニール・ヤング作で、チャート8位と彼女にとって最大のヒット曲となった。(2)「ルンバ・ガール」はモロにフィートなニュー・オーリンズ・ファンク。(3)「ユー・センド・ミー」はサム・クックの名バラード。(4)「あなたのとりこ」はドゥービーのようなロッキン・ナンバーで、「?」とクレジットされた謎のギタリストの正体はなんと、同年に同じテンプルマンのプロデュースでデビューしたばかりのエディ・ヴァン・ヘイレン!(5)はライ・クーダーのバージョンで有名な「恋するメキシカン」。(6)「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」は再びフィート・スタイルの曲。(7)はビル・ペイン提供曲。(8)はカントリー系男性シンガーとのデュエット。(11)「ラスト・イン・ラヴ」はJDサウザー&グレン・フライのペンによる畢竟のバラード。78年の「夢のカリフォルニア」を体現した大名盤。★★★★★
2019.3.23 タワーオンライン 新品紙ジャケSHMCD 1,926円 29%引き

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Linda Ronstadt / Live in Hollywood

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1980年4月24日、TV番組用に行われたスタジオ・ライヴのCD化。意外なことにこれがリンダにとって初の公式ライヴ・アルバムで、リンダ本人が選んだ全12曲。バックは、ダン・ダグモア(g,pedal steel)ケニー・エドワーズ(g)ダニー・コーチマー(g)ラス・カンケル(ds)ボブ・グラウブ(b)ビル・ペイン(key)ウェンディ・ウォルドマン(cho)ピーター・アッシャー(cho)と万全の体制。このライヴ直前にリリースされたばかりのアルバム『MAD LOVE』収録の「I Can't Let Go」でスタートし、「It's So Easy」にリトル・フィートの「Willin'」と畳みかけ、「Blue Bayou」「Poor Poor Pitiful Me」「Hurt So Bad」といったバラエティ豊かなヒット曲を経て、リンダ唯一の全米No.1シングル「You're Not Good」の6分間にも及ぶヴァージョンに至る。最後は「How Do I Make You」と「Back In The USA」のロックンロール2連発で盛り上げて、イーグルスの名バラード「Desperado」のアンコールで閉幕。★★★★
2019.3.8 HMV 輸入新品 1,231円

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Nicolette Larson / Live At The Roxy

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ニコレット・ラーソンのデビュー直後1979年ROXYでのこのライブはもとはプロモ盤としてリリースされたもので、それが「ライノ・ハンドメイド」レーベルで限定CD化され、今回、限定でない通常盤CDとして再発された。アルバート・リー、ポール・バレア(g)ビル・ペイン(key)ボブ・グロウブ(b)リック・シュロッサー(ds)ボビー・ラカインド(per)といったデビュー・アルバムのバック・メンバーがそのまま参加している。デビューアルバムに収録された11曲のうち9曲と新曲(?)1曲の計10曲。アンコールに応える際に、このメンバーでは3日間リハをしただけなので、これ以上できる曲が無い、と言っているのが微笑ましい。やはりニール・ヤングが書いたチャート8位のヒット曲「Lotta Love」が一番の聴き物だが、ライ・クーダーもカバーした「Mexican Divorce」、JDサウザーの「Last in Love」など他にも良い曲が沢山ある。しかしライヴで特段アレンジが変わるわけでもないのであくまでマニア向けのアルバム。ラーソンは若くして1997年に45歳の若さで病没した。★★★☆
2019.2.27 アマゾン 輸入新品 1,130円

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Jackson Browne / Awake Again

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最近、いろいろなミュージシャンの昔ラジオ放送されたライブ音源をCD化したものが大量にリリースされているが、内容や音質は玉石混交らしいので手を出さないようにしている。しかし1982年7月18日、スイス・モントルー・ジャズ・フェスティバル公演のFMラジオ放送音源を2枚組にしたこのCDはアマゾンのカスタマー・レビューで高く評価されていたので買ってみた。これが大正解で、ジャケット写真こそカラーコピー並みなものの、音質・バランスともに最良とは言わないまでも文句の無いレベル。80年代後半から彼は政治色を強めていくので、この頃がワタシにとって最も好きな時期で、青春コメディ映画『初体験リッジモント・ハイ』の主題歌でチャート7位のヒット「Somebody's Baby」でスタートし、以後は有名曲のオンパレード状態。バックはダニー・クーチ、ダグ・ヘイウッド、リック・ヴィトー(g)クレイグ・ダーギ(key)ボブ・グローブ(b)ラス・カンケル(ds)。ジャクソンの抒情的な楽曲が楽しめるのは当然のことながら、「Boulevard」でのキレのいいドラム、「Runnin' On Empty」での豪快なスライド・ソロなど、ロック・バンドとしての強力なアンサンブルが印象的。コンサート本編はイントロからしてドラマチックな9分を超す「Hold on, Hold Out」で締め。アンコールは「Late For The Sky」など3曲で、オーラスの「The Road And The Sky」は「これがジャクソン・ブラウン?」と思うほどのロックンロール賛歌。全19曲。オススメ盤。★★★★☆
2019.2.24 アマゾン 輸入2枚組 2,000円

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