レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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Fantastic Four / Alvine Stone & Night People

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ジェイムズ・エップスの男らしいバリトン・ボーカルが魅力のデトロイトのボーカル・グループによる75年作『Alvin Stone』と76年の『Night People』の2in1。前者の表題曲(1)はドラマ仕立てのストリート・ギャング物で、平和を愛するワタシにはキツイ世界。(3)(5)もファンク寄りでイマイチだが、語りが入る(4)「Let This Moment Last Forever」は曲名からしてベタなバラードだが捨てがたい。そしてラストのバラード「My Love Won't Stop At Nothing」が素晴らしい。『Night〜』は『USブラック・ディスク・ガイド』選出盤。何といってもラストの必殺バラード「They Took The Show On The Road」が最高でこれ一曲でお釣りがくるのだが、「Lies Divided By Jive」や「Hideaway」といったダンサーもこの時代のボーカル・グループの典型的なスタイルで楽しい名盤。★★★★☆
2022.11.30 新宿ユニオン 輸入中古 880円

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V.A./ソウル・ミュージック・ラヴァーズ・オンリー マスターピース・オブ・70's・ヴォーカル・グループ・ゲム

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久々に出たスウィート系グループのコンピ全22曲。選曲者は信頼のおけるマスクマン氏。聞いたこともないような名前のグループが沢山入っていてとてもソソられる。ベストはデヴィッド・ラフィン的な塩辛ヴォーカルのSilent Majorityの(3)「Something New」。The Courtshipの(6)はフェイザーのかかったサウンド&電気シタール&ファルセットで泣き崩れスウィートの王道曲。Holland=Dozier=Hollandの名曲(10)「Why Ca't We Be Lovers」はこのCDの中で最も有名な曲だろう。(12)のFriday Saturday & Sundayや(13)のImported Moodsはとても美味しそうな名前のグループだが実力はイマイチ。一方、The Prime Cut, Universal Love, Eonあたりはコーラスグループとして高い実力を見せる。Dramaticsの(18)「No Rebate On Love」は元メンバーが勝手にドラマティックスを名乗った、いわば裏ドラマティックスだが、ナイスなリズムナンバー。ドサクサでゴスペルが1曲入っているが違和感の無い選曲。なおこのCDのタイトルは「〜ゲム」となっているが、"Gem(逸品)"は「ジェム」と読みます。★★★★★
2021.12.8 芽瑠璃堂 国内新品 990円 10%引き

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The Independents / Just As Long: The Complete Wand Recordings 1972-74

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シカゴの4人組ヴォーカル・グループ、インディペンデンツのコンプリート・レコーディング全21曲+リミックス1曲。アルバムは2枚しかないが、R&Bチャート20位以内のヒットを(4)(5)(6)(10)(12)(14)(16)と7曲も残している。「USブラック・ディスク・ガイド」にはチャールズ・ジャクソン、モーリス・ジャクソン、ヘレン・カリーによって結成されたグループと書かれているが、本CDのライナーノーツによるとそれは誤りで、マーヴィン・ヤンシーも結成メンバーだったが、最初のシングルが出た時点でシンガーとしてフロントに立つよりもライターとしての道を選んだを選んだというのが正しい。後にライター/プロデューサーとして活躍するそのヤンシーとチャールズによる楽曲が素晴らしく、それがいぶし銀のヴォーカル&ハーモニーと合わさって優雅なウィンディ・シティ・ソウルとなっている。★★★★★
2016.10.22 HMV 輸入新品 1,400円

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Trammps / The Definitive Collection
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「サタデイ・ナイト・フィーバー」のサントラに収録された1(1)「Disco Inferno」で知られるフィリーのボーカル・グループ、トランプスの2枚組ベスト34曲。グループのリーダーはドラマーのアール・ヤングで、フィラデルフィア・インターナショナル〜サルソウルのハウス・ドラマーとして無数のレコーディングに参加した彼のドラミングはフィリーサウンドを定義するものと言える。リード・ボーカルは2012年に亡くなったジミー・エリスで、彼のキレの良いシャウトとヤングのドラムに乗る流麗なフィリーサウンドが、トランプスをただのディスコに留まらせない魅力としている。なお「trammp」という単語は無く「tramp」ならば「放浪者」の意味だが、「trump」だと「切り札」という意味で、大統領候補のトランプ氏が「切り札」という苗字だと知るとこれは本当に大統領に選ばれるかもという気がしてくる?★★★☆
2016.1.17 HMV 輸入新品2枚組 869円
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Fantastic Four / Lost Motown Album
ワタシが大好きなデトロイトのボーカル・グループ、ファンタスティック・フォーがモータウン傘下のSoulレーベルでリリースした3枚のシングルと、1970年にセカンド・アルバムを発表する予定で録音していた楽曲を集めたもので、未発表音源も14曲収録した英KENT盤。当時モータウンはリード・ボーカルのジェイムス・エップスを独立させようと目論んでいたため、このグループとしてのセカンド・アルバムのリリースを取り止めたらしい。内容的にはディスク・ユニオン発行のパンフレット「黒汁通信」でMASKMAN氏が2015年黒汁大賞1位に、鈴木啓志先生が3位に選出しただけあって素晴らしい。CDのブックレットに掲載された写真でエップスがとんでもないデブッチョだと知ったが、迫力あるバリトン・ボーカルはこの体形あってのものなのだろう。この後のWestbound時代に残した4枚のLPがまた素晴らしいのだが、2in1のショボいジャケでのCDしか出ていないので未発表曲でも追加してもっとちゃんとした形でリリースされることを望む。★★★★★
2015.11.6 HMV 輸入新品 1,808円
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バリノ・ブラザーズ/リヴィン・ハイ・オフ・ザ・グッドネス・オブ・ユア・ラヴ

「USブラック・ディスク・ガイド」に選出されたこの73年盤は70年代ボーカル・グループを語る上で決してハズせない屈指の名盤。エイス・デイと並びインヴィクタス・レーベルを代表する彼らだがアルバムをこれ一枚しか残していないのが残念。その内容は、インヴィクタスの硬質なデトロイト・サウンドに乗って、ジャケに写った屈強な男たちが、ミディアムにスローに、広島カープの黒田投手ばりの男気を聴かせるもの。ゾクゾクするようなストリングスのイントロから語りが入ってコーラスで一気に爆発する(1)「アイ・ハド・イット・オール」。7分を超すスローの(2)「イット・ダズント・ハフ・トゥ・ビー・ザット・ウェイ」は途中、語りやエレクトリック・シタール(ワタシが定義するスウィートソウルの三種の神器の一つ)のソロでジワジワと盛り上げて最後は感動的なメロディーラインで大団円。ミディアム・スローの(3)「レイン」はやるせない男心を切なく、かつ力強く歌い上げる。LPのA面だったこの3曲が圧巻で、B面はリズム・ナンバー中心。通常プラケース盤には最高傑作「トラップト・イン・ラヴ」を始めとする6曲のボートラが収録されていたが、この紙ジャケはストレートリイシューだったので買い替えて失敗した!★★★★★

2015.3.21 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 1,389円

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Mark IV / same

2010年に購入したCDはプロデューサーのRoy Cのレーベル、Three Gemsから出たチープな作りのものだったので、今回オリジナル・ジャケが再現されたFEVER DREAM盤に買い替えたのだが、ワタシの知らない言語が記載されておりどこの国のレーベルなのかは分からない。

さてこの「USブラック・ディスク・ガイド」選出盤はRoy Cが手掛けた彼ら唯一のアルバムで1973年作。2010年に紹介した時と印象は変わらず、ジミー・ポンダーのニュー・ヨーク・ディープなリードとスウィートなコーラスがベスト・マッチ。ダンサー、スローともに曲良し。オープニングの(1)「Honey I Still Love You」は南部的なゆったりとしたバラードで13位まで上がる大ヒット。スウィート・ソウル度が一番高いのは(4)「I Fell In Love」か。Roy Cならではのリズム・ボックスで始まるバラード(6)「My Everything You Are」がディープさでは一番。オリジナル・アルバムに(11)「You're Just Like A Dream」(ハツラツとしたズンドコ・ナンバーの良曲)を追加した本CDだが、Three Gems盤には本作と2曲異なっている。★★★★☆

2015.1.12 タワーオンライン 輸入新品 1,381円

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コモドアーズ/ミッドナイト・マジック

コテコテのバラード(4)「スティル」(全米1位)と(8)「セイル・オン」(同4位)を突然聴きたくなって、コモドアーズならベスト盤で十分と検索してみたが、この2曲ともが収録されたCDが見当たらなかったので、高校時代にLPを持っていた思い出のアルバムを廉価な国内盤で買い直した。それらのバラードは大ヒットしただけあって素晴らしく、特にワタシはカントリー色のある「セイル・オン」が好き。ダンス・ナンバーも充実で、オープニングの「ゲッティン・イット」、続く表題曲(2)、ともに軽快なディスコ・ナンバーながらメロディアスなところが絶頂期のコモドアーズならでは。最後の「12:01 A.M.(リプリーズ)」はなぜかアバンギャルドな1分ちょうどの小品。1979年作品。★★★★

2015.2.6 HMV 国内新品 823円 20%引き

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ハーツ・オブ・ストーン/ストップ・ザ・ワールド

モータウン傘下のVIPレーベルから1970年にリリースされたハーツ・オブ・ストーン唯一のアルバム。「ヤング・ソウル」をキーワードにしてオビや解説書で語られており、(1)「イッツ・ア・ロンサム・ロード」と(2)「イフ・アイ・クッド・ギヴ・ユー・ザ・ワールド」はその典型だが、(6)「ホワット・ダズ・イット・テイク」こそが本作のベストにしてヤング・ソウルという表現がピッタリの爽やかさあふれる至高のリズム・ナンバー。(3)はヤングというよりもデトロイト・ソウル。スライのカバー(8)「サンキュー」とスライみたいなオリジナルのファンク(5)はパス。80年代英国のバンド、シンプル・マインズによる「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」以外にスライのカバーで良いと思えた曲は聴いたことが無い。スライはスライに限る。それはさておき。スローは3曲あり、トニー・ジョー・ホワイトの名曲(4)「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」、オリジナルの(7)「イエスタデイズ・ラヴ・イズ・オーバー」、ホリーズで有名だという(9)「ヒー・エイント・ヘヴィー」と、どれも良い出来だが、(9)がイチオシ。最後をドゥーワップ的な(11)「ワン・デイ」で〆る構成もグッド。フレッシュさあふれるデトロイト・ソウルの名盤。★★★★★

2014.11.23 御茶ノ水ユニオン 国内新品 823円 24%引き

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ハニー・アンド・ザ・ビーズ/ラヴ

1970年盤。このグループは名前も聞いたことが無かったが、ネット試聴したらとても良かった。解説の鈴木啓志先生によると本作よりも60年代のシングルの方がずっと良いので、本LPを「USブラック・ディスク・ガイド」に選出しなかったという。とはいえ、このアルバムも決して悪くないどころか、かなり良く、アーリーフィリーサウンドに乗って60年代的ノーザンからスウィートへ移行する時代のソウルが聴ける。まずオープニングのスローがガツンと来る。続く(2)はモータウン・スタイルのミディアム・ジャンプだが、音程が合っているのか合っていないのかわからないような歌い方にはちょっと戸惑う。それは(3)(4)の歌い方にも感じる。後半はそのような違和感を感じることも無く、(5)(7)のミディアム・スローなどは素晴らしい。ジャケも秀逸。★★★★

2014.1.29 HMV 国内新品 1,000円 定価

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