JUGEMテーマ:音楽
フロリダのTKレーベルの音源をCD2枚に46曲トータル165分を詰め込んで1,210円という値段の付け方がおかしい超お買い得盤。
まずは1(6)Reid,Incの「What Am I Gonna Do」がフリーソウルを絵に描いたような曲だなあと思ったら監修の橋下徹氏(=フリーソウルの創始者)が、とりわけ思い入れの深い名曲中の名曲とライナーノーツで絶賛していた。Willie & Anthonyの2(3)「I Can't Leave Your Love Alone」は本CD唯一のサザンソウルで最高なのだが、ディープソウルの教典『楽ソウル』で調べてみるとこれは彼らがレコーディングした4曲のうちの1曲で、ベスト曲はほかに有るそうだ。2(21)「Inside Your Love」はやけにメロウな良い曲だなと思ったら、さすがメロウ大王レオン・ウェアだった。名前も全く初めて聞いてインパクト大だったのはフレディ・ヘンリーの2(22)「The Love We Had」で、振り絞るようなボーカルが素晴らしく、どんな黒人シンガーかと思いきや、なんとブルー・アイド・ソウルのバンドだそうだ。TKレーベルの女性シンガーといえば女王ベティ・ライト、大姉御グウェン・マクレエあたりだで、それぞれ3曲、2曲収録されているが、ワタシがソウル女性ボーカルで3本の指に入るほど好きなジャッキー・ムーアが1曲も選ばれてていないのは意外。レア・グルーヴ的なワタシにとって守備範囲外の曲も含まれるが、ほとんど捨て曲は無く、なにせこのコスパなので文句なしの2枚組。★★★★★
2023.5.22 タワーオンライン 国内新品2枚組 1,210円