レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ハットフィールド&ザ・ノース/ザ・ロッターズ・クラブ

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ゴングのピップ・パイル(ds)、マッチング・モウルのフィル・ミラー(g)、キャラヴァンのリチャード・シンクレア(b,vo)、エッグのデイブ・スチュアート(key)によるバンドが75年に発表した2作目にしてラスト・アルバム。プログレの中でもカンタベリー派と呼ばれるこのバンドのサウンドはクラシック要素は無くてジャズ寄りで、キング・クリムゾンの影響も大きい。同時期のアメリカのクロスオーバー音楽と比べるとテクニック的には物足りないが、透き通ったボーカルとユニゾンの多用は特徴的。ベストは(1)「シェア・イット」で印象的なシンセ・ソロを弾いているスチュアートは後にバンド、ブルフォードに加入した名プレイヤーだ。残念ながら以降の曲はワタシにはマアマアのレベルで、「カンタベリー・ミュージックの最高峰であり、かつプログレッシブ・ロックの名盤の一つ」という評価のほどには思えなかった。★★☆
2023.8.5 浦和ユニオン 中古紙ジャケ 784円

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イエス/イエスショウズ'91

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二つのバンドに分裂していたイエスが1991年に合体して復活。メンバーはジョン・アンダーソン(vo)スティーヴ・ハウ(g)トレバー・ラビン(g)トニー・ケイ(key)リック・ウェイクマン(key)クリス・スクワイア(b)ビル・ブルフォード(ds)アランホワイト(ds)というツイン・ギター/ツイン・ドラム/ツイン・キーボードを擁する8人編成。来日もして92年2月の代々木オリンピック・プール公演を見に行ったな。このDVDは91年8月8日・カリフォルニア州マウンテンビュー公演の模様を収録したもの。ワタシの一番のお目当てはブルフォードで、彼が笑顔でプレイしている様を見られるのはうれしい。トレバー・ラビンはギターはモーレツにウマいし、歌も歌えて大変な才能の持ち主だということが分かった。その後はもっぱら映画音楽の世界で活躍しているそうな。大好きなクリスクはベースソロ曲「フィッシュ〜アメイジング・グレイス」がKISSのジーン・シモンズ以上に見得を切ってばかりのハッタリ演奏だったのでガッカリした。もともとはテレビで放映され、99年に日本でのみ映像ソフト化されたライヴとのことだが、音のバランスがとても悪い。ソロもバッキングも音量が同じで、全員がドッと入ってくる場面だとリミッターがかかったように音が小さくなり最悪。せっかくの歴史的リユニオンなのにこの音では→★★☆

ただ2011年にリマスター&高画質化されて再発されたようなので、そちらならば楽しめるのかもしれない。
2022.9.23 渋谷ユニオン 国内中古DVD 1,300円

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イエス/ロンリー・ハート

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イエスを1972年から支えてきたドラマー、アラン・ホワイトさんが5月に72歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
さてこれは解散状態だったイエスがトレバー・ラビン(g,vo)という才能を得て大復活した1983年作。元々はホワイトとクリス・スクワイア(b)がラビンと意気投合し、3人で「シネマ」というバンド名でリハーサルしていたところにkeyが必要だというのでトニー・ケイが、リード・ボーカルが必要だというのでジョン・アンダーソンが加わり、結果的にイエスの復活になったのだそうだ。
今までのイエスとは打って変わって、サウンドはソリッドに、歌詞はストレートなものになった。チャート成績は極めて良く、新生イエスサウンドを象徴する(1)「ロンリー・ハート」が全米チャート1位、ワタシがこのアルバムで最も好きな(2)「ホールド・オン」が43位、シタールが印象的な(3)「イット・キャン・ハプン」が5位、変拍子がさく裂する(4)「変革」が6位、カッコ良いインストの小品(5)「シネマ」をはさんで、アカペラで始まる(6)「リーヴ・イット」が3位、当時大流行だったデヴィッド・フォスターみたいなサウンドの(7)「アワ・ソング」が32位、とヒット曲がズラリと並ぶ。残る2曲は質が落ち、シングルカットされなかったのもむべなるかな。これだけヒット曲を生み出したのはきっとプロデューサーのトレバー・ホーンが偉いんだろうな。★★★★★
2022.5.2 御茶ノ水ユニオン 中古紙ジャケ 980円

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U.K./ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)

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ジョン・ウェットン(b,vo)エディ・ジョブソン(key,vln)テリー・ボジオ(ds)から成るプログレ・バンド、UKの最終作は、1979年の来日公演を収めたライヴ盤。彼らのデビュー時にはスーパー・バンドとして期待したのだが、どうにもツマらなかった。にもかかわらずこのCDを買ったのはブルフォードの後任として入ったテリー・ボジオのドラムを聴きたかったから。しかし各々のソロパートは少なく、ボジオの見せ場も無い。そもそもワタシはウェットンのボーカルが好きになれない。愁いを帯びたよく伸びるボーカルはプログレにはピッタリなのだが、ワタシはどうも古臭く感じられて好きになれない。このバンドにテクの応酬によるスリルを期待してはダメで、ウェットンのボーカルを聴くためのバンド。ちなみに曲順はアンコ−ル曲が1曲目に据えられており、観客がバンド名を連呼する歓声からアルバムが始まるのは違和感大だ。★
2021.2.14 新宿ユニオン 中古紙ジャケ 891円 

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ゲイリー・ボイル/ザ・ダンサー、エレクトリック・グライド

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ゲイリー・ボイルはブリティッシュ・ジャズロック・グループ、アイソトープを率いたギタリストでジョン・マクラフリンのようなゴツゴツしたギターを弾く。
『ザ・ダンサー』は77年に発表したファースト・ソロ・アルバム。プロデュースはブランドXのロビン・ラムリー。表題曲の(2)はモーリス・パートのクリスピーなパーカッションが効いたエキゾチックなイントロが絶品で、(途中のファンキーなベースソロはヘンチクリンだが)ブリティッシュ・ジャズ・ロックの名曲だ。(1)(5)(7)といったかっこいいジャズロック曲ではサイモン・フィリップスの活躍が光るが、ハンコックの(8)「処女航海」の出来はビミョー。スローの3曲はメイン・メロディーが無くて、アコースティック・ギターでダラダラとアドリブを弾くだけなのでパス。ブランドXが好きな人ならば必聴のアルバムだ。★★★★☆
78年のセカンド・ソロ『エレクトリック・グライド』は少し路線を変更し、ソフト&メロウな曲も取り上げるようになった。ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』のリズム・セクションであるフィル・チェン(b)とリチャード・ベイリー(ds)を迎えた(1)(3)がその新路線。一方(2)(5)ではゲイリー・ムーアを迎えてのハードロック的な曲ではムーアが激烈なソロを弾く。前作でダメダメだったアコースティック・ギターを弾く曲はちゃんとしたメロディーがあってまともになった。★★★
この後、ボイルは山岸潤史の2枚のソロアルバムに参加し、激しいギターバトルを繰り広げている。
「ダンサー」2020.11.23 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 2,025円
「エレクトリック〜」2020.9.27 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 880円

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RMS/Live at the Venue 1982

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音楽評論家、金澤寿和氏のブログで高く評価されていたので、全然知らないバンドだが買ってみた。RMSとは、レイ・ラッセル(g)モー・フォスター(b)サイモン・フィリップス(ds)の3人の頭文字。そのトリオにマーク・アイシャム(tp)を含む4人のホーン・セクションが加わった全編インストの1982年9月ロンドンでのライブ。レイ・ラッセルというギタリストのことは全く知らなかったが、金澤氏のブログによるとUKきっての凄腕セッション・ギタリストとのこと。しかしラッセルのギターは音色もフレージングも古臭くて、さっぱりイイと思えなかった。殆どの曲がラッセルとフォスターの共作だが、メロディーラインに魅力が無い。唯一の救いはフィリップスが矢鱈と元気に叩きまくっていること。(7)「Juna The Last」ではツーバスでのハードロックみたいな6分にわたるドラムソロが聴ける。★★
2020.4.10 アマゾンマーケットプレイス 輸入新品 1,129円

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アルティ・エ・メスティエリ/ティルト、明日へのワルツ、クイント・スタート

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アルティ・エ・メスティエリの1974年デビュー・アルバム「ティルト」はイタリア・プログレの名盤と言われる。バイオリンとサックス・プレイヤーを擁するこのバンドが意識していたのはマハヴィシュヌ・オーケストラやウェザー・リポートだが、リフを繋ぎ合わせる楽曲はジャズというよりもプログレ。このファーストアルバムでの最大の聴きものは14分近い大作の(7)「音節」で、メロトロンの響きがプログレだ。このバンドの最大の特徴はリーダーであるフリオ・キリコの手数の多いドラミングだが、75年のセカンド「明日へのワルツ」では一層ビリー・コブハムのスタイルに近づき、バンドサウンドもプログレというよりジャズ・ロックになった。このセカンドは収録曲が15曲も有って各曲が短いので、期待を抱かせるイントロなのにそのまま展開せずに終わってしまったりする曲があるのが残念。そんな中ベストは6分近い(2)「花芯」で、バイオリンとギターのエキサイティングなソロが聴けるジャズロック曲。77年のサード「クイント・スタート」は時代柄、かなりポップになっている。何を思ったかアメリカのバイク野郎みたいなルックスのボーカリストが加入し、そいつが3曲でルックス通りにガナるのが違和感有りすぎ。3枚ともジャズ・ロック〜フュージョンのマニアならばオススメだが、中ではセカンドが最も良い。

『ティルト』★★★★『明日〜』★★★★☆ 2020.1.9 HMV 新品紙ジャケBSCD2 各1,915円 17%引き

『クイント〜』★★★☆ 2020.5.31 アマゾン 新品紙ジャケBSCD2 1,732円 25%引き

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Bruford / BBC Rock Goes To College

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BBCで放映された1979年3月オックスフォード工科大学でのライブで全8曲42分。ジャズロックの大名盤『ワン・オブ・ア・カインド』をレコーディング中だった時期で、メンバーはビル・ブラッフォード(ds)アラン・ホールズワース(g)ジェフ・バーリン(b)デイヴ・スチュワート(key)に2曲でアネット・ピーコック(vo)が加わる。カメラアングルや音のバランスは決して最良とは言えないものの、映像が残っていたということだけで大感激。『ワン・オブ〜』のベストチューン「Hell's Bells」が入っていないのは残念だが、「The Sahara of Snow」が聴けるのがウレシイ。しかしフリー・ジャズ〜アバンギャルド系のアネット・ピーコックは音程も声量も???な「歌」というよりも殆ど「語り」で、正直、彼女の参加は要らなかったなあ。★★★★★
2019.5.18 渋谷レコファン 輸入中古DVD 1,912円

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アイソトープ&ゲイリー・ボイル/ライヴ・アット・ザ・BBC

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インド系イギリス人ギタリスト、ゲイリー・ボイルが率いたジャズ・ロック・バンド、アイソトープの73年と74年のライブ6曲に加えてボイルのソロ名義での77年ライヴ3曲。注目は77年のメンバーに後にバグルス〜イエスのkey、ジェフリー・タウンズが参加していることで、ちゃんとしたジャズ系のプレイを聴かせる。アイソトープはマハヴィシュヌ・オーケストラやリターン・トゥ・フォーエバーあたりを目指したイギリスの典型的なジャズロックで、徹頭徹尾の弾きまくり、叩きまくりで、メリハリもヘチマも無いが、とにかく激アツ。77年のライヴはボイルの初ソロ・アルバム「ザ・ダンサー」から。その表題曲はエキゾチックな味付けのフックもイカしたダンサブルなジャズロックで、アルバムのリリース当時からワタシのお気に入り曲。ライヴ・バージョンが聴けるのはうれしいが、スタジオ録音バージョンが絶対にオススメ。★★★★
2019.1.20 渋谷ユニオン 国内中古 1,550円

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U.K. / same

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ジョン・ウェットン(b,vo)、ビル・ブラッフォード(ds)、エディ・ジョブソン(key,vln)、アラン・ホールズワース(g)という強力なメンバーによる夢のプログレ・バンドの1978年デビュー作。ギターソロやドラミングなどにカッコイイところもあるのだが、アルバムとしてはどうも面白みに欠ける。それは曲がバラバラなパーツのツギハギなことと、ボーカルのメロディーラインが古臭いから。そもそもジョン・ウェットンのボーカルというのが70年代前半的でここでは既に前時代的に感じられる(ウェットンが1982年に結成したエイジアに至っては完全にプログレのオールディーズだった)。ボーカル無しで全編インストだったらもっと良かっただろうに、という思いは翌年にブラッフォードがホールズワースと結成したバンド『ブラッフォード』の大名盤『ワン・オブ・ア・カインド』で叶えられる。★★★☆
2018.3.25 渋谷ユニオン 中古紙ジャケ 1,404円

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