JUGEMテーマ:音楽
ゴングのピップ・パイル(ds)、マッチング・モウルのフィル・ミラー(g)、キャラヴァンのリチャード・シンクレア(b,vo)、エッグのデイブ・スチュアート(key)によるバンドが75年に発表した2作目にしてラスト・アルバム。プログレの中でもカンタベリー派と呼ばれるこのバンドのサウンドはクラシック要素は無くてジャズ寄りで、キング・クリムゾンの影響も大きい。同時期のアメリカのクロスオーバー音楽と比べるとテクニック的には物足りないが、透き通ったボーカルとユニゾンの多用は特徴的。ベストは(1)「シェア・イット」で印象的なシンセ・ソロを弾いているスチュアートは後にバンド、ブルフォードに加入した名プレイヤーだ。残念ながら以降の曲はワタシにはマアマアのレベルで、「カンタベリー・ミュージックの最高峰であり、かつプログレッシブ・ロックの名盤の一つ」という評価のほどには思えなかった。★★☆
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