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CDを持っていたがオビ付き美麗品の2枚組アナログを見つけたので入手した。これはランディ・ブレッカー(tp)マイケル・ブレッカー(ts)デヴィッド・サンボーン(as)マイク・マイニエリ(vib)スティーヴ・カーン(g)リチャード・ティー(key)アンソニー・ジャクソン(b)スティーヴ・ガッド(ds)という超豪華メンバーから成るニューヨーク・オールスターズに深町純(syn)が加わって1978年9月東京で行なわれたライヴ。プレイも選曲も最高級だが、とりわけ(1)「ロックス」でのガッドのアグレッシブさは尋常でなく、全てのガッドのレコーディングの中でスリリングさにおいてベストではないだろうか。(2)「サラ・スマイル」はサンボーンの独壇場だがさすがに12分超は長すぎた。対するマイケルのプレイは(5)「アイム・・ソーリー」で満喫できる。(6)「ダンス・オブ・パラノイア」は深町のペンによるケレン味タップリの曲で、圧巻のランディのソロに続いて深町がシンセソロで躍動する。リチャード・ティーは自作の(3)「ヴァージニア・サンデー」と(7)「ジプシー・ジェロー」でいつも通りのハッピーなプレイが聴ける。ラストはマイニエリの(9)「ラブ・プレイ」で、出番の少なかったカーンのソロに続くガッドのソロはフェイザーがかかっている音色が残念だがプレイ自体は絶品。フュージョンのライブ盤としてはベストの1枚。★★★★★
2023.5.14 下北沢ユニオン 中古LP2枚組 1,300円